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学科の問題を解いていると、『30メートルだっけ、3秒だっけ…』と数字で迷うことがありますよね。積載の数字も、長さ・幅・高さが混ざって覚えにくいところです。
結論から言うと、学科の数字は「距離」「速度」「時間・年数」のグループに分け、何の数字かとセットで覚えると混ざりにくくなります。積載量の覚え方も、まず仮免で出る範囲かどうかを知ってから取り組むのが近道なんです。
この記事を読めば、仮免学科で覚えたい数字の一覧と、似た数字を取り違えないコツが分かります。
仮免の学科で覚える数字は、どこまで?
警察庁の出題基準では、仮免の学科から「乗車と積載」「駐車と停車」「高速道路」などの節が外れています。積載の数字や駐車禁止の距離は、仮免では後回しにして、本免に向けて覚えれば大丈夫です。
数字を覚える前に、まず範囲を確かめておきましょう。仮免の学科は、教則の第1章・第4章・第5章・第6章から50問が出ます。
ただし、その中でも次の節は仮免の出題区分から除かれています。
| 仮免で出ない節 | 含まれる主な数字 | 覚える時期 |
|---|---|---|
| 第4章第4節 乗車と積載 | 積載物の長さ・幅・高さ、はみ出しの長さ | 本免の前 |
| 第4章第5節 安全運転に必要な知識など | 速度と制動距離の関係など | 本免の前 |
| 第5章第8節 駐車と停車 | 駐停車禁止・駐車禁止の距離 | 本免の前 |
| 第7章 高速道路での走行 | 高速道路の最高速度・最低速度など | 本免の前 |
『積載量を覚えなきゃと思ってたのに…』と拍子抜けした方もいるかもしれません。仮免の前は、ここまで手を広げなくて大丈夫なんです。
ただ、本免の学科では出る範囲なので、仮免に合格したら覚えていきましょう。この記事では、仮免で出る数字と本免で出る数字を分けて紹介します。
観点を変えて:数字を「距離」「速度」「時間・年数」に分ける
数字は、単位でグループに分けると取り違えが減ります。「メートル」「キロメートル毎時」「秒・か月・年」のどれかを先に決めてから覚えましょう。
数字を1つずつ覚えると、似た数字どうしが頭の中で混ざってしまいます。そこで、単位ごとに3つのグループに分けてみましょう。
| グループ | 数字 | 何の数字か | 仮免の出題範囲 |
|---|---|---|---|
| 距離 | 30メートル | 右左折・転回の合図を出す地点(その地点の手前) | 範囲内 |
| 距離 | 地上0.4メートル以上1.2メートル以下 | 仮免許練習中の標識を付ける高さ | 法令の数字 |
| 速度 | 時速60キロメートル | 中央線や車両通行帯がある一般道路などの法定速度 | 範囲内 |
| 速度 | 時速30キロメートル | それ以外の一般道路(生活道路)の法定速度、原付の法定速度 | 範囲内 |
| 時間 | 3秒前 | 進路変更の合図を出す時期 | 範囲内 |
| 時間・年数 | 6か月 | 仮免許の有効期間(適性試験を受けた日から) | 法令の数字 |
| 時間・年数 | 3年以上 | 仮免の練習で隣に乗る人の第一種免許の期間(通算) | 範囲内 |
| 時間・年数 | 1年 | 初心者マークを付ける期間(免許を受けて通算1年に達するまで) | 範囲内 |

表の「法令の数字」は、仮免許を持つ人が知っておきたい道路交通法などの数字です。学科で問われるかどうかとは別に、覚えておくと安心ですよ。
距離のグループ:合図の「30メートル」
教則と道路交通法施行令では、右左折や転回の合図は、その行為をする地点の30メートル手前に来た時に出すと決められています。交差点なら、交差点の手前の端から30メートル手前です。
例えば、「曲がる交差点が近づいたら、30メートル手前で合図」と、場面ごと覚えると思い出しやすくなります。
速度のグループ:法定速度は改正に注意
道路交通法施行令では、令和8年9月1日から、生活道路の法定速度が時速60キロメートルから時速30キロメートルに引き下げられました。中央線や車両通行帯がある一般道路などは、これまでどおり時速60キロメートルです。
教則の全文には、改正前の「時速60キロメートルを超えて運転してはいけません」という書き方のままのものがあります。古い問題集を使う時は、今の決まりと合っているか教習所の教材で確かめてください。
徐行を「時速何キロ以下」と覚えている人がいますが、道路交通法の定義は「直ちに停止することができるような速度」です。教則や技能試験の採点基準にも、徐行の速さの数字は書かれていません。
時間のグループ:合図の「3秒前」
同じ方向に進んだまま進路を変える時の合図は、進路を変えようとする時の3秒前に出します。右左折は「距離」、進路変更は「時間」と、単位の違いで覚えるのがコツです。
似た数字を混ぜないための覚え方
似た数字は、「単位」「何をする時か」「誰の数字か」の3つをそろえて覚えると混ざりません。声に出して説明できるかで、覚えたかどうかを確かめましょう。
『30って、メートルだっけ、キロだっけ…』と迷うこと、ありますよね。30という数字は、合図の距離にも、生活道路の法定速度にも出てくるからです。
- その数字の単位は何か(メートル・キロメートル毎時・秒・か月・年)
- 何をする時の数字か(合図・速度・練習・標識)
- 誰が守る数字か(運転する人・隣に乗る人)
- 「以上」「以下」「手前」「前」のどれが付くか
例えば、友達と問題を出し合う時は、こんなふうに説明までしてみてください。
「右折の合図はいつ出す?」
「交差点の手前の端から30メートル手前。進路変更の3秒前と混ぜないように、こっちは距離だよ」
ここまで言えれば、その数字はもう取り違えにくくなっています。ひっかけの形で出された時の見抜き方は仮免のひっかけ問題で紹介しています。
数字カードを作ってみる
紙の表に「30メートル」とだけ書き、裏に「右左折・転回の合図を出す地点。交差点の手前の端から」と書くカードを作るのも一つの方法です。
表を見て、裏の中身を言えるかを試します。
『カードを作るのは面倒…』という方は、スマホのメモに「数字」と「何の数字か」を2列で並べるだけでも十分です。寝る前に数字の列だけ見て、意味を言ってみてください。
本免に向けた積載量の覚え方
普通自動車の積載物は、長さと幅が「自動車の1.2倍」、はみ出しが「10分の1まで」、高さは「地上3.8メートル」が基本です。重さは自動車検査証などに書かれた最大積載量までです。
仮免では出ない範囲ですが、本免では出るので、積載量の覚え方もまとめておきます。教則と道路交通法施行令では、普通自動車の積載物について次のように決められています。
| 項目 | 普通自動車の決まり | 覚え方のヒント |
|---|---|---|
| 長さ | 自動車の長さ×1.2まで | 長さと幅は「2割増し」 |
| 幅 | 自動車の幅×1.2まで | 長さと同じ「2割増し」 |
| はみ出し | 前後は長さの10分の1、左右は幅の10分の1まで | 2割増しの半分ずつが前後・左右 |
| 高さ | 地上3.8メートルまで(三輪と総排気量660cc以下は2.5メートル) | 高さだけは「車の何倍」でなく「地面から」 |
| 重さ | 自動車検査証などに書かれた最大積載量まで | 車ごとに決まっている |
| 乗車定員 | 12歳未満の子供は3人を2人として計算 | 「子ども3人で大人2人」 |

「2割増し」と「10分の1」をつなげて覚える
長さが1.2倍までということは、2割分だけ積載物が長くてもよいということです。その2割を前と後ろに分けると、10分の1ずつになりますよね。
こうして「2割増し」と「10分の1」をつなげて覚えると、2つの数字を別々に覚えるより忘れにくくなります。
高さは「地面から」で覚える
高さだけは、車の大きさの何倍ではなく、地上からの高さで決まっています。「長さと幅は車が基準、高さは地面が基準」と覚えておきましょう。
原付の積載は、重さ30キログラム、高さは地上2メートルまでなどの別の決まりがあります。普通自動車の数字と混ぜないように、表を分けて覚えるのがおすすめです。
本免に向けて:駐車と停車の距離も「5と10」で分ける
積載と同じく仮免では出ない範囲ですが、駐停車の距離も本免でよく問われる数字です。道路交通法では、停車も駐車もしてはいけない場所が距離で決められています。
| 距離 | 停車も駐車も禁止される場所 |
|---|---|
| 5メートル以内 | 交差点の端や道路の曲がり角から、横断歩道・自転車横断帯の前後 |
| 10メートル以内 | 踏切の前後、安全地帯の左側とその前後、バス停の標示板から(運行時間中) |
「歩く人や自転車が渡る所は5、電車やバスが関わる所は10」とまとめると覚えやすくなります。
駐車だけが禁止される場所には、火災報知機から1メートル以内、駐車場や車庫の出入口から3メートル以内、道路工事の区域の端から5メートル以内などがあります。こちらは「1・3・5」と小さい順に並べて覚えるのがおすすめです。
よくある相談:数字の覚え方で迷っている人へ
「車の種類ごとの数字が覚えられない」「どこに気をつければいいか分からない」という相談が多く見られます。範囲を絞って、単位ごとに覚えることで解決に近づけます。
Q&Aサイトでよく見かける相談を要約して、答えていきます。
大型・中型・準中型・普通の重さの違いが覚えられない
試験の前日に、車の種類ごとの重さや積載量が覚えられないという相談があります。焦りますよね。
まず、積載の節は仮免の出題範囲から外れているので、仮免の前日に無理に詰め込まなくて大丈夫です。車の種類ごとの区分の数字は、本免に向けて教本の表で確かめながら、普通自動車の数字から先に覚えていきましょう。
学科で気をつけたほうがいい問題は?
数字の問題では、「以上」と「以下」、「手前」と「前」の取り違えがよく起きます。単位と一緒に、こうした言葉まで声に出して覚えるのがおすすめです。
標識の覚え方は仮免学科の標識・標示の覚え方で紹介しています。
アプリで勉強するのが効率的?
スマホで問題を解くと、すき間時間に数字を確かめられて便利です。ただ、数字の問題は間違えた時に教本の表で見直すと、ほかの数字との違いまで目に入ります。
勉強の進め方全体は仮免学科の勉強方法でくわしく紹介しています。
覚えた数字は、教習の中でも確かめてみよう
合図を出す地点や練習の条件は、実際の教習や路上練習で使う数字です。体で覚えると、学科の問題でも迷いにくくなります。
技能教習で交差点を曲がる時、30メートル手前で合図を出す感覚を意識してみてください。学科の数字が、目の前の景色とつながりますよ。
数字の覚え方が分かってきたら、次は教習の進め方そのものを考える段階です。教習を詰めて進めたい人や、これから教習所を選ぶ人は、通学と合宿免許の違いや教習所の探し方も知っておくと、選択肢が広がります。
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仮免からの進め方を見直すなら、教習所・合宿免許の探し方も
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仮免許全体の流れは仮免とは?で確かめておきましょう。
よくある質問
仮免の学科に積載量の問題は出ますか?
警察庁の出題基準では、「乗車と積載」の節は仮免の出題区分から除かれています。本免の学科では出る範囲なので、仮免に合格してから覚えれば大丈夫です。
右左折の合図と進路変更の合図、どう覚えればいいですか?
右左折や転回は「30メートル手前」の距離、進路変更は「3秒前」の時間です。距離と時間という単位の違いで覚えると取り違えにくくなります。
徐行は時速何キロメートル以下と覚えればいいですか?
道路交通法では、徐行は「直ちに停止することができるような速度」と決められていて、速さの数字はありません。数字で覚えるより、すぐ止まれる速さで進むことと覚えておきましょう。
一般道の法定速度は時速60キロメートルですか?
令和8年9月1日からは、中央線や車両通行帯がある一般道路などは時速60キロメートル、それ以外の一般道路(生活道路)は時速30キロメートルです。古い問題集は改正前の書き方のことがあるので注意してください。
まとめ
- 仮免の学科から「乗車と積載」「駐車と停車」「高速道路」は外れている
- 数字は「距離」「速度」「時間・年数」のグループに分けて覚える
- 右左折の合図は30メートル手前、進路変更の合図は3秒前
- 法定速度は令和8年9月1日から生活道路が時速30キロメートル
- 積載は長さ・幅が1.2倍、はみ出し10分の1、高さは地上3.8メートルが基本





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