仮免学科の標識・標示の覚え方|形と色で覚えるコツ

仮免の標識・標示の覚え方を紹介する記事のアイキャッチ。教習所のコースに立つ標識と路面の停止線

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教本の標識のページを開いて、『こんなにたくさん、仮免までに全部覚えられるの?』と手が止まっていませんか。似たような丸や三角が並んでいて、どれがどれか分からなくなりますよね。

結論から言うと、仮免の標識は1枚ずつ丸暗記するより、まず「種類」で分けてから覚える方がずっと楽です。種類が分かれば、初めて見る標識でも意味の見当がつくようになります。

この記事では、標識と標示の違い、形・色・置かれる場所の3つの手がかりを使った覚え方、そして自分で作る確認表の作り方をお伝えします。

目次

仮免の標識は全部覚えないとだめ?まず範囲を知ろう

先に結論

仮免の学科試験はイラスト問題のない文章問題50問です。標識だけを集中的に問う試験ではありません。ただ、信号・標識・標示に従うことは出題範囲に入っているので、種類と意味の基本は押さえておく必要があります。

『標識って、全部覚えないと合格できないの?』という相談はとても多いです。焦る気持ち、よく分かります。

まずは、本番の学科試験がどんな形かを確かめておきましょう。

仮免の学科試験の形

警察庁の通達では、仮免の学科試験は「文章問題50問とし、イラスト問題は出題しない」とされています。〇×で答える正誤式で、時間は30分です。

同じ通達には、問題を作る時の留意事項として、標識などはできる限り多色で印刷・表示することも書かれています。つまり、問題に標識が出てくる時は、色も手がかりになるということなんです。

項目仮免の学科試験
問題の種類文章問題だけ(イラスト問題はなし)
問題数・時間50問・30分
答え方〇×の正誤式
合格の目安9割以上(45問以上の正解)
標識の表示できる限り多色で印刷・表示する(問題作成上の留意事項)

出典は警察庁の学科試験の出題基準等の通達と、道路交通法施行規則です。学科試験の全体像は仮免の学科試験とは?で紹介しています。

標識はどの範囲から出る?

仮免の出題範囲は、交通の方法に関する教則の章ごとに数が決まっています。標識・標示に従うことは、第1章「歩行者と運転者に共通の心得」に入っています。

教則の章主な中身仮免の出題数
第1章信号、標識・標示に従うこと、警察官などの指示に従うことなど12問
第4章運転する前の心得4問
第5章自動車の運転の方法33問
第6章危険な場所などでの運転1問

第1章の12問がすべて標識の問題というわけではありません。標識の問題が何問出るかは、公的には決まっていないんです。

ただ、第5章の運転の方法の問題にも、一時停止や追い越しのように標識と関係する話題がたくさん出てきます。標識の種類と意味を押さえておくと、第1章だけでなく第5章の問題も解きやすくなりますよ。

標識と標示の違いと、それぞれの種類

先に結論

標識は標示板、標示は路面に書かれた線や文字です。標識は本標識と補助標識に分かれ、本標識は規制・指示・警戒・案内の4種類です。標示は規制標示と指示標示の2種類です。

『標識と標示って、何が違うの?』と迷う方は多いはずです。字も似ていて紛らわしいですよね。

教則では、この2つをはっきり分けて説明しています。ここを最初に押さえておくと、あとがぐっと楽になります。

標識は「板」、標示は「路面」

教則では、標識を「交通規制などを示す標示板」、標示を「ペイントや道路びようなどによって路面に示された線、記号や文字」と説明しています。

つまり、柱などに付いている板が標識で、道路の上に書かれているのが標示です。置かれている場所で見分けられるんです。

標識は標示板、標示は路面と置かれる場所で分け、それぞれの種類を並べた図解

本標識の4種類

教則では、本標識には規制標識、指示標識、警戒標識、案内標識の4種類があるとしています。それぞれの役割を表にまとめました。

種類教則での説明(要約)教則にある例
規制標識特定の交通方法を禁止したり、特定の方法で通るよう指定したりする自動車の通行を禁止する標識、最高速度を指定する標識
指示標識特定の交通方法ができることや、決められた場所などを示す駐車可、横断歩道や安全地帯の場所を示す標識
警戒標識道路上の危険や注意すべき状況を前もって知らせる踏切あり、道路工事中
案内標識地点の名前、方面、距離などを示して通行の便宜を図る地名や方面、距離を示す標識

覚え方のコツは、それぞれを一言に縮めることです。規制は「だめ・こうしなさい」、指示は「していいよ・ここだよ」、警戒は「気をつけて」、案内は「こっちだよ」と考えると覚えやすくなります。

補助標識は本標識の下にある

補助標識は、本標識の意味を補うものです。教則では、普通は本標識の下に取り付けられていて、規制の理由や、規制がかかる時間・曜日・車の種類などを示すと説明されています。

例えば、本標識だけを見て「この道は通れない」と思っても、下の補助標識で時間や車の種類が限られていることがあります。問題文に補助標識の話が出てきたら、条件をよく読みましょう。

標示は規制標示と指示標示の2種類

標示にも種類があります。教則では、規制標示と指示標示の2種類としています。

種類教則での説明(要約)教則にある例
規制標示特定の交通方法を禁止または指定する駐車禁止の標示、バスの専用通行帯
指示標示特定の交通方法ができることや、決められた場所などを示す斜め横断可、停止位置

標識の規制・指示と、標示の規制・指示は、役割の考え方が同じです。「規制は禁止や指定、指示はできることや場所」とセットで覚えておくと混ざりにくいですよ。

区画線と標示の関係

道路標識、区画線及び道路標示に関する命令では、区画線のうち車道中央線は標示の「中央線」、実線の車道外側線(歩道のない道路など)は標示の「路側帯」とみなすとされています。白い線が何を意味するかで迷った時のヒントになります。

形・色・置かれる場所の3つの手がかりで覚える

ここが一番大事

標識を1枚ずつ覚える代わりに、「形」「色」「置かれる場所」の3つの手がかりで種類を見分けます。種類が分かれば、意味の見当がつきます。形と色は、教則の付表を自分の目で見て確かめるのが一番確実です。

ここからが、この記事でおすすめしたい覚え方です。標識の意味を覚える前に、「これは何の種類か」を見分ける練習をします。

『意味を覚える方が先じゃないの?』と思いますよね。でも、種類が分かると、規制なら禁止か指定、警戒なら注意と、意味の方向が自然に決まるんです。

手がかり1と2:形と色は教則の付表で確かめる

教則の付表3「標識・標示の種類と意味」には、標識が規制標識から順に番号付きで並んでいます。まずはこのページを開いて、種類ごとに形と色の共通点を探してみてください。

同じ種類の標識は、形や色に共通点があることが多いです。自分の目で見つけた共通点は、人から聞いた覚え方より忘れにくくなります。

形と色の共通点の探し方
  1. 教則や教本の標識一覧のページを開く
  2. 規制・指示・警戒・案内の境目に付箋を貼る
  3. 種類ごとに「形」と「色」の共通点を探してメモする
  4. 共通点に当てはまらない標識に印をつける
  5. 印をつけた標識だけを、意味と一緒に別に覚える

共通点に当てはまらない標識は、それだけで目立つので覚えやすいんです。全部を同じ力で覚えるより、ずっと楽になりますよ。

手がかり3:置かれる場所で見分ける

置かれる場所も、立派な手がかりです。ここは教則と法令に書かれていることで確かめられます。

置かれる場所何か見分けのポイント
柱などに付いた板本標識4種類のどれかを見分ける
本標識の下補助標識時間・曜日・車の種類などの条件
道路の上(路面)標示規制標示か指示標示かを見分ける

道路標識、区画線及び道路標示に関する命令では、標識を設置する所も決められています。案内標識・警戒標識は道路管理者、規制標識の多く(一時停止、最高速度、追越し禁止、駐車禁止など)は都道府県公安委員会が設置します。

この違いを覚える必要は試験ではあまりありません。ただ、「規制の多くは交通ルールを決める公安委員会が付けている」と知っておくと、規制標識が「守らないといけないルール」だと実感しやすくなります。

自分で作る標識の確認表

先に結論

3つの手がかりで見つけたことを、1枚の表にまとめます。教本の一覧を見ながら自分で埋めることで、標識の種類と意味が頭の中でまとまっていきます。

確認表は、自分の手で埋めるのがポイントです。完成した表を眺めるより、作る途中の方がずっと覚えられます。

確認表のひな形

次のような表を、ノートかスマホのメモに作ってみてください。形と色の欄は、教本や教則の付表を見ながら自分で書き込みます。

種類一言で形(自分で記入)色(自分で記入)覚えた標識の例
規制標識だめ・こうしなさい最高速度、一時停止
指示標識していいよ・ここだよ横断歩道、安全地帯
警戒標識気をつけて踏切あり、道路工事中
案内標識こっちだよ地名・方面・距離
補助標識条件を足す時間・曜日・車の種類
規制標示路面で禁止・指定駐車禁止の標示
指示標示路面でできること・場所停止位置、斜め横断可

例の欄は、教則の説明に出てくるものを入れています。教本で新しく覚えた標識は、どんどん書き足していきましょう。

自分で作る標識の確認表のひな形を、種類・一言・形・色・例の列で示した図解

確認表の使い方

確認表で覚える時のチェック
  • 例の標識を見て、種類を3秒で言えるか
  • 種類から「一言で」の意味を言えるか
  • 共通点に当てはまらない標識に印がついているか
  • 補助標識がある時の条件を読めているか
  • 標識と標示を取り違えていないか

毎日少しずつ、例の欄を隠して種類を言う練習をしてみてください。慣れてきたら、反対に種類を見て例を挙げる練習もおすすめです。

数字が出てくる標識(最高速度など)の覚え方は、仮免学科の数字の覚え方もあわせて読んでみてください。

仮免で気をつけたい標識・標示の話題

先に結論

安全地帯、路面電車、優先道路、一時停止、そして仮免許練習標識は、標識と運転のルールがセットになっている話題です。標識の意味だけでなく、その場所でどう走るかまで一緒に確かめておきましょう。

ここでは、仮免の学科で迷いやすい話題を取り上げます。どれも、標識の種類と運転のルールを結びつけて覚えるのがコツです。

仮免の安全地帯は「指示標識」と検定の両方で出てくる

安全地帯は、教則で指示標識の例として挙げられています。安全地帯の場所を示す標識がある、ということですね。

技能の方でも、安全地帯は大事な言葉です。警察庁の技能試験の基準では、「安全地帯等進入」は試験中止になる危険行為の一つに挙げられています。

『学科だけの話だと思ってた』という方もいるかもしれません。安全地帯は、学科と技能の両方で出てくる言葉なんです。

本免で出てくる安全地帯の数字

道路交通法では、安全地帯の左側とその前後10メートル以内は駐停車禁止の場所とされています。ただ、駐車と停車の節は仮免の出題区分から外れているので、仮免の前は後回しにして大丈夫です。本免の前に覚えましょう。

仮免の路面電車の問題は言い切りの言葉に注意

路面電車が出てくる問題は、知恵袋でも「答えに納得できない」という相談が見られます。例えば「交差点では、すべての場面で路面電車を優先させる」という問題で、答えが×だったという相談です。

こうした問題では、「すべての場面で」のような言い切りの言葉で答えが変わることがあります。路面電車が出てくる問題を間違えたら、教則の交差点の通り方の所を読み、どんな時にどちらが先かを確かめてみてください。

路面電車の停留場から10メートル以内が駐停車禁止になる決まりもありますが、これも駐車と停車の節なので、仮免では後回しで構いません。

仮免の優先道路は標識と通り方をセットで

優先道路も、標識や標示と交差点の通り方がセットになっている話題です。『優先道路の標識の意味は分かるのに、問題になると迷う』という方は、通り方の方があいまいになっていることが多いです。

覚える時は、優先道路を示す標識や標示の意味と、その交差点でどう通るかを、確認表の同じ行に書いておきましょう。交差点の通り方は、技能の検定でも大事なところです。

一時停止の標識は「どこで止まるか」まで

一時停止の標識は、規制標識の一つです。問題では「どこで止まるか」がよく問われます。

警察庁の技能試験の採点基準では、一時停止の指定場所で「停止線(停止線が設けられていない場合は交差点)の直前」で止まらないと、一時不停止になるとされています。標識の真下で止まればよい、というわけではないんです。

よくある失敗

「一時停止の標識があったら、標識の所で止まる」と覚えてしまうことです。止まる位置は停止線の直前、停止線がない時は交差点の直前です。標識の意味と止まる位置をセットで覚えましょう。

仮免許練習標識も「標識」の問題で出る

仮免の学科では、車に付ける仮免許練習標識についての問題も見られます。これは道路にある標識とは別のもので、教則の第4章(運転する前の心得)に出てきます。

道路交通法では、仮免許で練習する時は、自動車の前面と後面に標識を付けると決められています。施行規則では、表示する高さは地上0.4メートル以上1.2メートル以下とされています。

問われやすい所法令の決まり
付ける場所自動車の前面と後面の両方(道路交通法 第87条)
付ける高さ地上0.4メートル以上1.2メートル以下(道路交通法施行規則 第15条の3)

プレートの付け方や大きさの詳しい話は、仮免許練習中の標識とは?で紹介しています。

仮免の標識の問題でよくある相談

先に結論

よく読まれている相談は「全部覚えないとだめか」「何問くらい出るか」「一時停止の問題の答えに納得できない」の3つです。種類で分けて覚えることと、問題文の条件をよく読むことで、多くの悩みは解決できます。

Yahoo!知恵袋に寄せられた仮免の標識の相談から、よく読まれているものを3つ選んで要約しました。

相談1:仮免って、標識を全部覚えないと合格しないの?

標識をすべて覚えないと仮免に合格できないのか、アドバイスがほしいという相談です。

全部を同じ力で丸暗記しようとすると、確かに大変です。まずは種類(規制・指示・警戒・案内と、補助標識、標示)を見分けられるようにしましょう。

そのうえで、教本の一覧で共通点に当てはまらない標識だけを重点的に覚えます。合格には50問中45問以上の正解が必要なので、標識だけに時間をかけすぎず、第5章の運転の方法とバランスよく進めてくださいね。

相談2:仮免の学科で、標識の問題は何問くらい出ますか?

標識の問題がどのくらい出るのか、よく出る標識はどれかを知りたいという相談です。

標識の問題が何問出るかは、公的には決まっていません。警察庁の通達で決まっているのは、教則の章ごとの出題数です。信号・標識・標示に従うことを含む第1章は12問です。

よく出る標識の見分け方は、仮免でよく出る標識一覧で、間違えやすい組み合わせごとにまとめています。

相談3:「標識の直前で一時停止する」が×なのはなぜ?

「この標識のある所では、標識の直前で一時停止して安全を確かめなければならない」という問題の答えが×で、納得できないという相談です。とても多く読まれていました。

これは、止まる位置が「標識の直前」ではなく、「停止線の直前(停止線がない時は交差点の直前)」だからです。問題文の「標識の直前」という言葉が答えを決めています。

こうした細かい言葉で答えが変わる問題は、仮免のひっかけ問題でパターンごとに紹介しています。

学科と技能の予定を立て直したい時は

標識の勉強に時間がかかって、技能の予約が後ろにずれてしまうこともありますよね。『学科も技能も、どう予定を組めばいいか分からない』という方もいるかもしれません。

仮免までの進み方を見直したい人や、まとめて取りたい人は、合宿免許や教習所の探し方も知っておくと選択肢が広がります。通学で自分のペースで進めるのも、もちろんよい方法です。

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よくある質問

仮免の標識はどのくらい覚えればいいですか?

数の決まりはありません。まず規制・指示・警戒・案内の4種類と補助標識、標示の2種類を見分けられるようにし、そのうえで教本の一覧にある標識の意味を覚えていくのがおすすめです。

仮免許の学科試験に標識のイラスト問題は出ますか?

警察庁の通達では、仮免の学科試験はイラスト問題を出題しないとされています。文章問題50問です。ただ、問題に標識が出てくる場合は、できる限り多色で印刷・表示するという留意事項があります。

標識と標示はどう見分ければいいですか?

教則では、標識は交通規制などを示す標示板、標示は路面に示された線や記号、文字と説明されています。板なら標識、路面なら標示と、置かれている場所で見分けられます。

仮免の安全地帯の問題は何を覚えればいいですか?

安全地帯の場所を示す標識が指示標識の例として教則に出てくること、そして技能の検定では安全地帯等進入が試験中止の行為であることを押さえておきましょう。駐停車禁止の距離は仮免の出題区分から外れているので、本免の前に覚えれば大丈夫です。

まとめ

この記事の要点
  • 仮免の学科試験は文章問題50問。標識は多色で表示されるので色も手がかり
  • 標識は標示板、標示は路面。本標識は規制・指示・警戒・案内の4種類
  • 形と色は教則の付表を見て、種類ごとの共通点を自分で探す
  • 自分で作る確認表で、種類と一言の意味と例をまとめる
  • 一時停止は停止線の直前、仮免許練習標識は前と後ろの両方

仮免とは何か、取るまでの全体の流れは仮免とは?でまとめています。勉強全体の進め方は仮免学科の勉強法も参考にしてみてください。

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仮免ドットコム 編集部

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