仮免の合格率と落ちる確率|一発合格するための考え方

仮免の合格率と落ちる確率の考え方を紹介する記事のアイキャッチ。教習車の運転席から見た教習所のコース

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仮免の試験が近づくと、『みんなどのくらい受かっているの?自分は落ちる側じゃないかな』と気になりますよね。合格率の数字を見て、少しでも安心したい方も多いはずです。

結論から言うと、警察庁の運転免許統計(令和7年版)では、普通仮免許の合格率は78.3%です。ただし、この数字は延べ人数で数えたもので、学科と技能がまざった数字なんです。

この記事では、公表されている数字がどこまで分かるのかを確かめたうえで、学科と技能それぞれで合否を分けるポイントをお伝えします。

目次

仮免の合格率は何%?公表されている数字

先に結論

警察庁の運転免許統計(令和7年版)では、令和7年の普通仮免許の合格率は78.3%、AT限定は78.8%です。仮免許全体では79.2%でした。

仮免許の合格率は、警察庁が毎年まとめている「運転免許統計」に載っています。最新の令和7年版は、2026年6月24日に掲載されました。

仮免許の数字が載っているのは、「(2) 令和7年中の運転免許試験実施状況」などの表です。そこから、普通仮免許の数字を抜き出してみます。

区分(令和7年)受験者数合格者数合格率
普通仮免許1,270,945994,59278.3%
うちAT限定1,018,498802,94078.8%
仮免許の合計(大型・中型・準中型・普通)1,430,6151,133,64579.2%

出典:警察庁「運転免許統計 令和7年版」(2) 令和7年中の運転免許試験実施状況、ア 運転免許試験受験者数、合格者数の前年比較

『思ったより低いかも』と感じた方もいますよね。ただ、この数字をそのまま「受けた人の2割が落ちる」と読むのは少し早いんです。理由は次の見出しでお伝えします。

前の年と比べるとどう?

同じ統計で、令和6年の普通仮免許の合格率は79.5%、AT限定は78.8%でした。

区分令和6年令和7年
普通仮免許79.5%78.3%
うちAT限定78.8%78.8%

仮免許全体の合格率も、年ごとの推移が出ています。

年仮免許の合計の合格率
令和元年80.4%
令和2年80.5%
令和3年79.8%
令和4年80.3%
令和5年80.5%
令和6年80.3%
令和7年79.2%

出典:警察庁「運転免許統計 令和7年版」(1) 受験者数、合格者数の年別推移

ここ数年は、ほぼ8割前後で大きく動いていないのが分かりますよね。年によって試験が急に難しくなる、ということは数字からは見えません。

統計の元を見てみたい方へ

運転免許統計は、警察庁のサイトで誰でも見られます。

合格率78.3%を読む時の注意

先に結論

運転免許統計の受験者数は「延べ人員」です。何度も受けた人は何回分も数えられ、学科だけ受けた人と、試験場で技能まで受けた人もまざっています。

この数字を正しく読むには、何を数えているかを知っておく必要があります。統計の注記には、受験者数は各調査期間中の「延べ人員」だと書かれています。

延べ人数なので「人」の割合ではない

延べ人数というのは、同じ人が2回受けたら2人分として数えるということです。例えば、1回落ちて2回目で受かった人は、受験2回・合格1回として数えられます。

つまり78.3%は「受験1回あたり、どのくらい合格したか」に近い数字です。最終的に仮免許を取れた人の割合とは違うんです。

教習所の人と試験場の人がまざっている

もう一つ大事なのは、受ける試験の中身が人によって違うことです。教習所で修了検定に合格した人は、仮免許の技能試験が免除されます。

そのため、教習所に通う人は、試験場や教習所で学科試験と適性試験だけを受けます。一方、試験場で直接受ける人は、学科と技能の両方を受けます。

統計で分からないこと

警察庁の統計では、仮免許について「試験場で受けた人」と「教習所の人」を分けた表は見当たりません。教習所の中の修了検定だけの合格率も、この統計には載っていません。

『じゃあ、自分にとっての合格率は分からないの?』と思いますよね。正直に言うと、教習所に通う人の学科だけ、技能だけの合格率は、公表された数字からは分かりません。

数字を見て不安になった時は

『8割しか受からないなら、自分は残りの2割かも』と不安になる方もいるはずです。でも、合格率はたくさんの人の結果をまとめた数字で、あなた一人の結果を決めるものではありません。

合格率の数字は変えられませんが、自分の苦手は練習で変えられます。不安な気持ちは、苦手な場面を一つ書き出すことに使ってみてください。

合格率の数字が出てくる時の確かめ方

ネットで「仮免の合格率は〇割」という数字を見かけたら、どの年の、どの統計の数字かを確かめてみてください。出典と年が書かれていない数字は、教習所の中の話や、古い数字のこともあります。

実技・学科・卒検の合格率は分かる?数字の範囲を確かめる

先に結論

公表されているのは仮免許試験全体の合格率です。仮免の実技の合格率、学科試験だけの合格率、卒検の合格率は、確認した統計には出ていません。

「仮免の合格率」と一言でいっても、知りたい数字は人によって違いますよね。何が分かって何が分からないかを、表にまとめました。

知りたい数字公表されているか分かること
仮免許の合格率(全体)運転免許統計に載っている普通仮免許78.3%(令和7年・延べ)
AT限定の仮免の合格率運転免許統計に載っている78.8%(令和7年・延べ)
仮免許の学科試験の合格率単独の数字は見当たらない全体の数字に学科がふくまれる
仮免の実技(修了検定)の合格率統計には載っていない教習所の中の検定のため
仮免の卒検の合格率統計には載っていない卒業検定も教習所の中の検定
仮免の一発合格率統計には載っていない延べ人数のため1回目だけを分けられない
仮免の合格率で、公表されている数字と公表されていない数字を分けて示した図解

知恵袋などでは、教習所ごとの合格率の話も見かけます。ただ、それは教習所の中の話で、公的に比べられる数字ではありません。

数字にふり回されるより、自分が落としやすい所を知るほうが、ずっと合格に近づけますよ。

AT限定とMTの違いは?

AT限定の合格率は78.8%で、普通仮免許全体の78.3%より少しだけ高くなっています。普通仮免許全体にはAT限定もふくまれているので、AT限定以外の人の合格率は、これより少し低めになる計算です。

とはいえ差は大きくありません。MTだから極端に落ちやすい、とまでは数字からは言えないんです。

MTの検定は、AT車の項目で70点以上、MT車の項目で60点以上が合格です。くわしくは仮免は何点で合格?で紹介しています。

仮免に落ちる確率・落ちる割合はどれくらい?

先に結論

令和7年の普通仮免許では、延べで2割ほどの受験が合格に届いていません。ただし、これは1回の受験あたりの目安で、あなたが落ちる確率を表した数字ではありません。

仮免に受かる確率の目安として、合格率は78.3%でした。裏返すと仮免許試験の受験のうち、2割ほどは不合格だった計算になります。仮免に落ちる割合を知りたい方は、まずこの数字を目安にしてみてください。

二回落ちる確率は計算できる?

『仮免に二回落ちる確率って、どれくらい?』と心配になる方もいます。合格率を2回かけ算すれば出そうに見えますよね。

でも、それはおすすめできません。1回落ちた人は補習を受けてから再検定に進むので、2回目は1回目と同じ条件ではないからです。

道路交通法施行規則では、修了検定に合格しなかった人の扱いが決まっています。さらに1時限以上の技能教習を受けた後でなければ、次の修了検定を受けられないんです。

落ちる確率を考える時のポイント
  • 公表値は延べ人数で、1回目だけの合格率ではない
  • 学科だけの人と技能まで受ける人がまざっている
  • 2回目は補習を受けたあとなので、1回目と条件が違う
  • 自分の落ちる確率は、苦手な所を減らすほど下がる

仮免に落ちた時の流れは仮免に落ちたらどうなる?でくわしく紹介しています。

学科で合否を分けるポイント

先に結論

仮免の学科は50問中45問以上の正解で合格です。間違えられるのは5問までなので、読み違えを減らせるかどうかで合否が分かれます。

仮免許の学科試験は、文章問題50問の正誤式で、制限時間は30分です。合格基準は90%以上、つまり45問以上の正解です。

学科で落ちやすい人、受かりやすい人

学科で落ちる人の多くは、知識が足りないというより、問題文を最後まで読まずに答えてしまうことが多いんです。

受かりやすい準備
  • 間違えた問題を、なぜ間違えたかで分けて見直す
  • 文末の「〜してはいけない」まで読んでから答える
  • 30分の中で見直しの時間を残す
落ちやすい準備
  • 正解の問題を何度も解いて安心する
  • 問題文を途中まで読んで答える
  • 時間ぎりぎりまで1問目から順に解く

出題の範囲と問題の形は、仮免の学科試験とは?にまとめています。

学科試験の前に、間違えた問題を教本で見直している手元の写真

出題の範囲は決まっている

警察庁の出題基準では、仮免の50問は教則の第1章から12問、第4章から4問、第5章から33問、第6章から1問です。第5章「運転の方法」と第1章で45問になります。

勉強の時間が限られている方は、この2つの章から見直すのが効率的ですよ。

効果測定の結果は合格の目安になる?

仮免の前に、教習所で効果測定を受ける方も多いですよね。効果測定は、教習所が独自に行う模擬テストです。

問題数や合格ラインは教習所ごとに違うので、点数の見方は通っている教習所の案内で確かめてみてください。ただ、効果測定で間違えた問題は、本番で落としやすい問題のリストそのものなんです。

効果測定で間違えた問題本番までにやること
文末の「〜してはいけない」を読み落とした文末に印をつけて読む練習をする
似た標識・標示を取り違えた形と色で並べて見比べる
交差点の手前か中かを読み飛ばした場面の条件に線を引いてから答える
うろ覚えの決まりで答えた教本の該当ページを読み直す

『効果測定でなかなか受からない』という方も、間違いの種類が分かれば、やることははっきりします。

実技(技能)で合否を分けるポイント

先に結論

技能は100点からの減点で、AT限定なら70点以上が合格です。ただ、一時停止をしないなどの行為をすると、点数に関係なくその場で検定中止になります。

仮免の実技の合格率は公表されていません。だからこそ、どこで点を失うかを知っておくことが大切なんです。

減点が大きいのは「確認」と「止まる所」

警察庁の採点基準では、場内の検定で安全確認をしないと10点、合図をしないと5点の減点です。一時停止の場所で止まらない、赤信号で進むなどは試験中止になります。

合否を分けやすい場面起きやすいミス採点の目安(場内)
発進・進路変更目視の確認を忘れる安全不確認10点
右左折合図が遅い、戻し忘れ合図不履行等5点
一時停止の標識停止線の直前で止まらない試験中止
信号のある交差点止まれるのに黄信号で進む試験中止
クランク・S字脱輪して止まらずに走る大きいと試験中止
坂道発進で後ろに下がる約0.3m以上で減点
仮免の技能で合否を分けやすい場面を、発進・右左折・一時停止・信号・クランク・坂道の6つに分けた図解

「遅い」は落ちる確率が高い?

速度が遅いと落ちやすいのか、という相談もよく見かけます。採点基準には、速度指定区間で指示速度より約5km/h以上遅いと10点の減点、という項目があります。

ただ、慎重なのは悪いことではありません。指示された所でだけ速度を出せば大丈夫なので、それ以外の場所では安全を優先してみてください。

検定の前に教官に聞いておくこと

技能の合格率は数字では分からないぶん、いちばん頼りになるのは、あなたの運転を見てきた教官の言葉です。みきわめのあとに、こんなふうに聞いてみるのも一つの手です。

「検定で気をつけたほうがいい所はありますか?」
「右折の前の確認が少し遅いので、そこだけ早めにしましょう」

教官に聞いておきたいこと
  • 自分がよく注意されている場面はどこか
  • 検定コースで止まる場所はどこか
  • 速度を出す区間はどこか
  • 落ちた時は、どのくらいで次の検定を受けられるか

技能のコツは仮免の技能検定で気をつけることでくわしく紹介しています。

仮免の合格率でよくある相談

先に結論

「卒検と仮免どちらが落ちやすいか」「技能で落ちる人はどのくらいか」「MTの一発合格率は」という相談が多く見られます。どれも公表された数字では答えられない部分があります。

「卒検で落ちるのは、仮免で落ちるより確率が低い?」

安全運転を心がけていれば卒検はそうそう落ちない、と聞いたけれど本当か、という相談です。とても多くの人が気にしている話題なんです。

卒業検定も修了検定も教習所の中の検定なので、どちらの合格率も公的な統計には出ていません。どちらが落ちやすいかは、数字では比べられないんです。

ただ、卒業検定は第二段階まで練習を重ねたあとに受けます。仮免で身につけた確認の順番が、そのまま卒検の土台になると考えておきましょう。

「明日が仮免。技能で落ちる人はどのくらい?」

検定の前日に、技能で落ちる人の割合が気になって眠れない、という相談もあります。気持ちはとてもよく分かります。

実技だけの合格率は公表されていません。前日にできるのは、数字を調べることより、教官によく注意された所を一つ思い出しておくことです。

検定が近づいて緊張している方は、仮免で緊張する時の落ち着き方も読んでみてください。

「MTの仮免の一発合格率は高い?」

MTの仮免の一発合格率が知りたい、という相談も多く見かけます。統計には延べの合格率しかないので、一発合格率はどの免許でも分かりません。

『MTだから落ちやすいのかな』と不安になる必要はありません。AT限定とそれ以外の差は、全体で見るとわずかです。

一発合格するための考え方

先に結論

合格率の数字は変えられませんが、自分が落とす所は減らせます。学科は見直し、技能は確認の順番を、検定の前から少しずつ固めていきましょう。

仮免の一発合格を目指すなら、合格率を気にするより、残りの日数で何をするかを決めるほうが近道です。時期ごとにやることを表にしました。

時期学科でやること技能でやること
検定の2週間ほど前第5章と第1章の苦手な所を見直す教官によく言われる注意を書き出す
検定の1週間前間違えた問題を理由ごとに分ける確認と合図の順番を声に出して練習する
前日新しい問題に手を広げず、間違えた問題だけ見る一時停止と信号で止まる場所を思い出す
当日文末まで読んで答える乗る前から確認を始める
当日にやること
  1. 早めに着いて、受付や持ち物を落ち着いて確かめる
  2. 学科は1問ずつ文末まで読み、最後に見直す
  3. 技能は乗る前に車の前後を確かめてから乗る
  4. 小さなミスをしても、次の課題に気持ちを切り替える

仮免が難しいと感じている方は、仮免は難しい?もあわせて読んでみてください。

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よくある質問

仮免の合格率はどれくらいですか?

警察庁の運転免許統計(令和7年版)では、令和7年の普通仮免許の合格率は78.3%、AT限定は78.8%です。受験者数は延べ人数で数えた数字です。

仮免に落ちる確率はどのくらいですか?

令和7年の普通仮免許では、延べで2割ほどの受験が合格に届いていません。ただし1回の受験あたりの目安で、あなた自身が落ちる確率を表した数字ではありません。

仮免の学科試験だけの合格率は分かりますか?

確認した統計では、仮免許の学科試験だけの合格率は見当たりません。公表されているのは、学科と技能をふくめた仮免許試験全体の数字です。

仮免の実技や卒検の合格率は公表されていますか?

修了検定や卒業検定は教習所の中で行う検定のため、警察庁の運転免許統計には合格率が載っていません。

仮免に2回落ちたら、もう受からないのでしょうか?

そんなことはありません。修了検定に落ちた人は、1時限以上の補習を受けてから次の検定に進みます。落ちた理由を教官に聞いて、その場面を練習してから受け直してみてください。

まとめ

この記事の要点
  • 普通仮免許の合格率は78.3%、AT限定は78.8%(警察庁「運転免許統計 令和7年版」)
  • 受験者数は延べ人数で、学科だけの人と技能まで受ける人がまざっている
  • 実技・学科だけ・卒検・一発合格の合格率は、公表された数字からは分からない
  • 学科は45問以上の正解、技能はAT限定で70点以上が合格
  • 合格率より、自分が落とす所を減らすことが一発合格への近道
仮免ドットコム

仮免ドットコム 編集部

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