仮免から本免までの期間|最短日数と卒業までの流れ

仮免から本免までの期間と流れを紹介する記事のアイキャッチ。教習車の運転席から見た路上

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仮免に受かってほっとしたのもつかの間、『ここから本免まで、あとどのくらいかかるの?』と気になりますよね。仮免の期限もあるので、のんびりしていて大丈夫なのか不安な方も多いはずです。

結論から言うと、仮免から本免までは「第二段階」「卒業検定」「本免学科」「交付」の4段階で進みます。公的に示された目安の期間はなく、通える回数と検定・試験の日程で決まるんです。

この記事を読めば、仮免取得後にやることの順番と、気をつけたい期限、最短日数の考え方が分かります。

目次

仮免から本免までの期間は、どう決まる?

先に結論

仮免から本免までの期間について、警察や業界団体が示した公的な目安は見当たりません。決まっているのは、第二段階の時限数、1日に受けられる時限数の上限、そしていくつかの期限です。

『仮免から本免期間って、だいたい1か月くらい?』と聞かれることもありますよね。ただ、それは通い方次第なんです。

まずは、仮免から本免までに規則で決まっていることを表にしました。

決まっていること中身出典
第二段階の技能教習AT19時限・MT23時限(1時限50分)道路交通法施行規則 別表第四
第二段階の学科教習学科(二)16時限(応急救護処置の教習3時限を含む)道路交通法施行規則 別表第四
1日の技能教習の上限第二段階は1日3時限まで。3時限を続けては受けない道路交通法施行規則 第33条
教習を終える期限普通免許の教習は9か月以内に修了道路交通法施行規則 第33条
仮免許の有効期間適性試験を受けた日から6か月道路交通法 第87条

技能の時限数は、上達の様子に応じて延長されることがあります。MTの時限数は、令和7年4月1日から始まった新しい教習のやり方に合わせた今の規則の数字です。

最短日数は「割り算の最低ライン」として考える

第二段階の技能は1日3時限までなので、ATの19時限は割り算すると7日分、MTの23時限は8日分になります。これが技能だけで見た最低ラインです。

ただ、ここに学科(二)の16時限、卒業検定の日、試験場で本免学科を受ける日が加わります。公的に決まった最短日数はないので、「仮免から本免まで最短○日」と言い切れるものではありません。

補足

仮免から本免まで最短でどのくらいかは、教習所の検定日や学科の時間割で変わります。急ぐ事情がある時は、仮免に受かった時点で教習所に「卒業まで最短だとどんな日程になりますか」と相談してみてください。

仮免取得後から免許証までの4段階を時系列で見る

ここが大事

仮免許から本免許までは「第二段階」「卒業検定」「本免学科」「交付」の4段階です。前の3つは教習所と試験場で受けるもの、最後は免許証を受け取る手続です。

『仮免許取得後、何から始めればいいの?』と迷う方もいますよね。4段階を、どこで何をするかと期限で並べてみました。

段階どこで何をする期限・条件期間が延びやすい理由
1. 第二段階教習所と道路路上の技能教習と学科(二)を受ける仮免許が有効な間に路上教習を受ける。教習は9か月以内に修了予約の取りやすさ、延長
2. 卒業検定教習所(道路とコース)技能の検定を受け、合格すると卒業証明書が出る教習を修了した日から3か月以内に受ける検定日の数、不合格の時の補習
3. 本免学科運転免許試験場など適性試験と学科試験を受ける卒業検定の日から1年以内なら技能試験が免除試験場に行ける日、試験の結果
4. 交付運転免許試験場など免許証を受け取る。仮免許は効力を失う18歳未満で合格した人は18歳になってから交付年齢、手続の日
仮免取得後から免許証の交付までを、第二段階・卒業検定・本免学科・交付の4段階で示した図解

この順番を頭に入れておくと、今どこにいて、あと何が残っているかがすぐ分かります。それぞれの段階を順に見ていきましょう。

1. 仮免後の第二段階でやること

先に結論

仮免後の第二段階では、路上での技能教習と学科(二)を受けます。路上教習は、仮免許が有効な間に受ける必要があります。

仮免許を受けると、いよいよ道路に出る教習が始まります。施行規則では、普通免許の第二段階の技能は、一部を除いて「道路において行うこと」とされています。

『いきなり路上なんて怖い…』と思うのは自然なことです。最初は教習指導員が隣で指導してくれるので、一つずつ慣れていけば大丈夫ですよ。

仮免後の第二段階で走る、住宅街の道路と交差点の写真

学科(二)も並行して受ける

第二段階の学科は16時限です。この中には、応急救護処置の教習が3時限含まれています。

技能の予約ばかり気にしていると、学科が残って卒業検定に進めない、ということも起こります。技能の前後に学科を入れて、両方を同じペースで進めておきましょう。

第二段階の1日の受け方

第二段階の技能は1日3時限までで、3時限を受ける日は3時限を続けて受けない決まりです(複数教習やシミュレーター教習を2時限行う場合などは別)。例えば「2時限受けて、間を空けてもう1時限」という組み方になります。

第二段階の最後には、第一段階と同じように教習の効果の確認があります。施行規則では、この確認で成績が良好な人だけが教習を修了できるとされています。

第二段階のタイミング決まっていること
始まる日第一段階の最後の確認をした日の翌日以後
1日の技能3時限まで(3時限を続けては受けない)
最後教習の効果の確認で良好な人だけ修了
修了のあと3か月以内に卒業検定を受ける

第二段階の中身をもっと知りたい方へ

路上で習うことや、怖さに慣れるコツは仮免後の路上教習(第二段階)で習うことで詳しく紹介しています。

よくある失敗

仮免を取ってほっとして、しばらく教習を休んでしまうパターンです。仮免許の有効期間は適性試験の日から6か月なので、休んでいる間も期限は進んでいます。

仮免許取得後に、家の車で練習してもいい?

仮免許があれば、教習とは別に、道路で運転の練習をすることもできます。ただし、条件があります。

仮免で路上練習する時の条件
  • 練習のための運転だけ(買い物や送り迎えはできない)
  • 運転者席の横に、その車を運転できる第一種免許を通算3年以上受けている人などを乗せ、その指導の下で運転する
  • 車の前と後ろに「仮免許練習中」の標識を付ける
  • 運転中は仮免許証を持っておく

一人での運転は違反になるので、してはいけません。詳しくは仮免許で運転する条件で紹介しています。

2. 卒業検定と卒業証明書

先に結論

卒業検定は、第二段階の技能と学科を修了した日から3か月以内に受けます。合格すると卒業証明書が出て、試験場での技能試験が免除されます。

第二段階を終えると、教習所での最後の検定、卒業検定です。施行規則では、卒業検定は教習期間内に技能と学科の教習を修了し、修了した日から3か月を過ぎていない人に行うと決められています。

卒業検定のやり方と合格の基準は、本免の技能試験の例に準じます。普通免許の技能試験では、AT車の項目とMT車の項目がそれぞれ70点以上で合格です。

卒業検定ではどんなことを見られる?

施行規則では、普通免許の技能試験の項目は、道路での走行(発進と停止を含む)、交差点の通行、横断歩道の通過、方向変換または縦列駐車です。卒業検定もこの例に準じて行われます。

つまり、第二段階の路上教習で習ったことと、コースでの方向変換や縦列駐車がそのまま見られるんです。苦手な項目がある人は、第二段階のうちに「ここをもう一度見てほしいです」と指導員に伝えておくと、練習の時間を作りやすくなります。

卒業検定に落ちたら

卒業検定に受からなかった時は、1時限以上の技能教習を受けてから、次の卒業検定に進む決まりです。

『また落ちたらどうしよう…』と不安になりますよね。補習では、減点されたところを指導員と確かめながら練習できるので、次に向けて準備ができます。

卒業証明書の有効期間は1年

道路交通法では、卒業証明書を持っていて、卒業検定の日から1年を過ぎていない人は、本免の技能試験が免除されます。

つまり、卒業してから1年以内に試験場で本免学科に合格すれば、技能試験を受けなくて済むんです。とはいえ、時間が空くと学科の内容を忘れやすいので、早めに受けておくのがおすすめです。

3. 本免学科と適性試験

先に結論

卒業後は、住んでいる都道府県の運転免許試験場などで、適性試験と本免の学科試験を受けます。学科は文章問題90問とイラスト問題5問で、時間は50分、90点以上で合格です。

本免の学科は、仮免の学科よりも問題数が多くなります。警察庁の出題基準をもとに、仮免と本免を比べてみました。

項目仮免の学科本免の学科(普通)
問題数文章問題50問文章問題90問とイラスト問題5問
配点1問1点の50点満点文章1問1点、イラスト1問2点の100点満点
時間30分50分
合格の目安9割以上90点以上
受ける場所教習所内か運転免許センターなど(地域による)運転免許試験場など

イラスト問題は、3つの選択肢すべてに正解した時だけ点が入ります。難しさの違いは仮免と本免の違いで詳しく比べています。

本免学科で新しく覚える範囲がある

警察庁の出題基準では、仮免の学科は教則の一部が出題区分から除かれていました。例えば「駐車と停車」「夜間の灯火」「悪天候など」「緊急時の措置」は、仮免では出ない範囲です。

本免に向けては、こうした仮免の時に出なかった範囲も覚えることになります。学科(二)の授業で習った内容を、卒業前から少しずつ問題で確かめておくと安心です。

『仮免の時と同じ勉強で大丈夫かな…』と思ったら、まず間違えた問題の分野を見直してみてください。苦手な分野が分かると、短い時間でも効率よく復習できますよ。

試験場に行く日を決めておく

試験場の受付日や受付時間は、都道府県によって違います。卒業が見えてきたら、お住まいの都道府県の警察の案内で、受けられる曜日と持ち物を先に確かめておきましょう。

例えば、平日しか受け付けていない試験場もあります。学校や仕事を休む日を早めに決めておくと、卒業から本免までの間が空きにくくなりますよ。

4. 免許証の交付と、仮免許証のその後

先に結論

本免に合格すると、免許証が交付されます。普通免許を受けると、普通仮免許は効力を失います。

道路交通法では、普通仮免許を受けた人が普通免許を受けた時は、仮免許は効力を失うとされています。仮免許証の扱いは、例えば熊本県警察では、免許証の交付を受ける際に返納すると案内しています。

返納の流れは仮免許証の返納とは?で紹介しています。

18歳になる前に合格した場合

令和8年4月1日から、普通免許の試験は17歳6か月から受けられるようになりました。ただし、免許証が交付されるのは18歳からです。

警視庁の案内では、18歳未満で合格した人には成績証明書が交付され、18歳になってから免許証の交付を申請します。成績証明書は、試験を受けた日から6か月が有効期限とされています。

仮免から本免までが延びる時の見直し方

先に結論

延びやすいのは「予約が取れない」「仮免の期限が近い」「卒業後に試験場へ行けない」の3つです。期限から逆算して、残りの時限と予定を書き出すところから始めてみてください。

『このままで仮免の期限に間に合う?』と焦る時は、まず数字を確かめるのが一番です。

期限から逆算する手順
  1. 仮免許証で、適性試験の日から6か月の期限を確かめる
  2. 第二段階の技能と学科の残りの時限を教習所で確かめる
  3. 教習期限(9か月)の日を教習所の案内で確かめる
  4. 通える日をカレンダーに書き、予約を先にまとめて入れる
  5. 卒業検定の日と、試験場に行く日の候補を決めておく
仮免許の期限から逆算して、本免までの予定を立てる5つの手順を示した図解

例えば仮免の期限まで残り3か月で、技能が12時限残っている場合、週に1時限ずつだと12週かかる計算です。週2回にすれば半分ほどになるので、予定の組み方で見通しがかなり変わります。

予約が取れない時の相談の仕方

予約が取りにくい時は、キャンセル待ちの方法や空きやすい時間帯を、教習所のスタッフに聞いてみてください。仮免の期限が近いことを伝えるのが大事なところです。

例えばこんな聞き方があります。

「仮免許の期限が○月○日なのですが、それまでに第二段階を終えられそうですか?」
「平日の朝なら通えるのですが、空いている時間帯はありますか?」

これから教習所を選ぶ人へ

これから入校する人は、仮免から本免までの日程まで見通して教習所を選ぶと安心です。まとまった休みに一気に進めたい人は合宿免許、自分のペースで通いたい人は通学と、向き不向きがあります。

国民生活センターも、免許を取るまでの期間や予約の取りやすさ、追加料金の有無、解約の条件をよく確かめるよう呼びかけています。就職などで取りたい時期が決まっている人は、契約の前にその事情を教習所に相談しておきましょう。

日程の組み方の違いは通学と合宿免許の違いで比べています。教習所の探し方も知っておくと、自分に合う通い方が選びやすくなりますよ。

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仮免から本免までのよくある相談

先に結論

「仮免から卒検までどのくらいか」「本免までの取り方」「予約が取れず仮免の期限が切れないか」という相談がよく見られます。期限を確かめて、早めに教習所に相談するのが共通の答えです。

仮免から本免までについて、よく見かける相談を3つ取り上げます。

相談1:仮免から卒検まで、どのくらいの期間でいける?

仮免を取った後、卒業検定までどのくらいかかるか、という相談です。

第二段階の技能はAT19時限・MT23時限で、1日3時限までです。割り算するとATは7日分、MTは8日分が最低ラインですが、学科(二)の16時限と卒業検定の日程が加わります。

通える日数で大きく変わるので、自分の予定を書き出して、教習所に見通しを聞いてみてください。

相談2:仮免から本免って、どうやって取るの?

仮免を取った後、本免までどんな順番で進むのかが分からない、という相談です。

順番は、第二段階の教習、卒業検定、試験場での適性試験と本免学科、免許証の交付です。卒業検定に合格すると卒業証明書が出て、試験場での技能試験は免除されます。

東京指定自動車教習所協会の説明では、指定教習所の卒業生が試験場に行くのは最低で1回です。受付の曜日や時間は、都道府県の警察の案内で確かめておきましょう。

相談3:第二段階の予約が取れず、仮免の期限が切れそう

仮免の期限が残り5か月、技能が10回残っているのに、3週間に1回くらいしか予約が取れない、という相談です。

3週間に1回のペースだと、10回終えるまでに30週ほどかかる計算になり、6か月の有効期間を超えてしまいます。早めに教習所へ仮免の期限を伝えて、キャンセル待ちや空いている時間帯を相談してみてください。

期限が切れそうな時の考え方は仮免の有効期限は何か月?で紹介しています。

よくある質問

仮免から本免までの期間は、だいたいどのくらいですか?

公的に示された目安はありません。第二段階の技能は1日3時限までなので、ATは7日分、MTは8日分が技能だけの最低ラインです。学科や検定の日程が加わるので、教習所に見通しを聞いてみてください。

仮免後、本免学科はいつまでに受ければいいですか?

道路交通法では、卒業検定の日から1年以内なら本免の技能試験が免除されます。時間が空くと学科を忘れやすいので、卒業後は早めに受けるのがおすすめです。

仮免許の期限が切れたら、本免は受けられませんか?

第二段階の路上教習は、仮免許が有効な間に受ける必要があります。期限が切れた後の扱いは、通っている教習所や試験場の案内で確かめてください。

本免に合格したら、仮免許証はどうなりますか?

普通免許を受けると、普通仮免許は効力を失います。例えば熊本県警察では、免許証の交付を受ける際に仮免許証を返納すると案内しています。

仮免後に家の車で練習してもいいですか?

練習のためなら、条件を満たせば運転できます。運転者席の横に、その車を運転できる免許を通算3年以上受けている人などを乗せ、前後に仮免許練習中の標識を付けて運転します。

まとめ

この記事の要点
  • 仮免から本免までは「第二段階」「卒業検定」「本免学科」「交付」の4段階
  • 公的な目安期間はなく、技能だけの最低ラインはAT7日分・MT8日分
  • 路上教習は仮免許が有効な間(適性試験の日から6か月)に受ける
  • 卒業検定は教習を修了した日から3か月以内、卒業証明書は1年以内に使う
  • 本免学科は文章問題90問とイラスト問題5問、50分、90点以上で合格

仮免から本免までは、期限を見ながら一歩ずつ進めれば大丈夫です。仮免までの期間は仮免までの期間はどのくらい?、仮免許そのものは仮免とは?もあわせて読んでみてください。

仮免ドットコム

仮免ドットコム 編集部

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