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教習所に通い始めると、『仮免と本免って何が違うの?』『卒検のほうが難しいのかな』と気になりますよね。名前は似ていても、試験の中身もできることもけっこう違います。
結論から言うと、仮免と本免の違いは「できること」「学科試験」「技能試験」「有効期限」の4つで比べると分かりやすいです。仮免は練習のための免許で、本免は一人で運転できる免許なんです。
ここでは、4つの違いを表で並べてから、仮免と卒検はどっちが難しいかの考え方もお伝えしますね。
仮免と本免の違いをひと目で比べる
仮免(仮運転免許)は、条件を守って練習や試験のために運転する免許です。本免(第一種運転免許)は、一人で運転できる免許です。学科試験は本免のほうが問題数も時間も多く、技能試験は仮免が教習所のコース、本免が道路での走行になります。
道路交通法では、免許は第一種運転免許・第二種運転免許・仮運転免許に分かれています。普通車の場合で、仮免許と本免許の違いを4つの観点で並べました。

| 比べる観点 | 仮免(普通仮免許) | 本免(普通免許) |
|---|---|---|
| できること | 練習のためか、試験・検定の時だけ運転できる。条件を満たす同乗者と前後の標識が要る | 一人で運転できる。免許を受けて1年に達するまでは初心者マークを付ける |
| 学科試験 | 文章問題50問、30分、9割以上で合格 | 文章問題90問とイラスト問題5問、50分、90点以上で合格 |
| 技能試験 | 教習所のコースなどの場内で行う。教習所では修了検定 | 道路で行う。教習所では卒業検定 |
| 有効期限 | 適性試験を受けた日から6か月 | 更新して使い続ける免許 |
| 受けられる年齢 | 17歳6か月から | 試験は17歳6か月から。免許を受けられるのは18歳から |
数字はいずれも道路交通法や施行規則、警察庁の通達によるものです。合格点の数え方は仮免は何点で合格?でも紹介しています。
できることの違い:仮免許と本免許
仮免許で運転できるのは、練習のためと試験・検定の時だけです。本免許を取ると、一人で好きな目的のために運転できるようになります。
仮免許と本免許のいちばん大きな違いは、運転できる場面です。『仮免があれば、少しは一人で乗れるの?』と思う方もいますよね。
- 条件を満たす人を助手席に乗せて路上練習する
- 教習所の路上教習を受ける
- 卒業検定など、試験・検定で運転する
- 一人で運転する
- 買い物や送り迎えなど用事のための運転
- 高速道路や自動車専用道路での練習
仮免許で練習する時の同乗者は、その車を運転できる第一種免許を通算3年以上受けている人などと決められています。車の前と後ろには、仮免許練習中の標識を付けます。
本免許は、こうした条件なしに運転できます。ただ、道路交通法で、免許を受けて1年に達するまでは初心者マークを付けることになっています。
有効期限の違い
仮免許の有効期間は、適性試験を受けた日から6か月です。期間の途中で本免許を受けると、仮免許はその時点で効力を失います。
法令では、免許証の更新の決まりは仮免許を除くとされています。仮免許は、6か月の間に本免許まで進むための免許、と考えると分かりやすいですよ。
学科試験の違い:問題数・時間・合格点
仮免の学科試験は文章問題50問を30分で解き、9割以上で合格です。本免の学科試験は文章問題90問とイラスト問題5問を50分で解き、100点満点の90点以上で合格です。
警察庁の通達では、仮免と本免の学科試験の形式が次のように決められています。
| 項目 | 仮免の学科試験 | 本免の学科試験(本試験) |
|---|---|---|
| 問題 | 文章問題50問(イラスト問題なし) | 文章問題90問とイラスト問題5問 |
| 答え方 | 正誤式(〇×) | 文章は正誤式、イラストは三肢の正誤式 |
| 配点 | 1問1点の50点満点 | 文章1問1点、イラスト1問2点の100点満点 |
| 時間 | 30分 | 50分 |
| 合格 | 9割以上(50問中45問以上の正解) | 90点以上 |
本免のイラスト問題は、3つの答えがすべて合っている時だけ点がもらえます。1つでも間違えると、その問題は0点になるんです。
時間は20分増えますが、問題数は倍近くになります。仮免の時と同じペースで解くと最後が慌ただしくなるので、本番前に時間を計って通しで解いてみるのがおすすめです。
迷った問題に印を付けて先に進み、最後に見直す。この流れを練習のうちから決めておくと、本番でも落ち着いて解けますよ。
仮免許の本試験はどこで受ける?
教習所に通っている人は、本免の学科試験を運転免許試験場などで受けます。卒業証明書を持っていて、卒業検定の日から1年以内なら、本免の技能試験は免除されます。
仮免の学科試験は、教習所の中で受ける運用がある地域もあれば、運転免許センターで受ける地域もあります。どちらになるかは、通っている教習所の案内で確かめてみてください。
仮免の学科試験は、教則の第1章・第4章・第5章・第6章から出題され、高速道路の章などは出題区分に入っていません。仮免の学科試験のくわしい中身は仮免の学科試験とは?で紹介しています。
技能試験の違い:仮免と卒検はどっちが難しい?
仮免の技能試験(修了検定)は教習所のコースで、本免の技能試験にあたる卒業検定は道路で行います。どちらも100点からの減点式で、AT車は70点以上が合格です。どっちが難しいかは、得意な場面によって人それぞれです。
修了検定は仮免許の技能試験の例に準じて、卒業検定は本免許の技能試験の例に準じて行うと、道路交通法施行規則で決められています。中身を比べてみましょう。
| 項目 | 仮免(修了検定) | 卒検(卒業検定) |
|---|---|---|
| 走る場所 | 教習所のコース(場内) | 道路が中心 |
| 主な項目 | 幹線コース・周回コース、交差点、横断歩道と踏切、曲線・屈折・坂道コース | 道路での走行、交差点、横断歩道、方向変換または縦列駐車 |
| 走る距離(AT車) | 2,000m以上 | 4,500m以上 |
| 合格の基準 | AT車の項目70点以上(MTはMT車の項目60点以上も) | AT車の項目、MT車の項目それぞれ70点以上 |
| 不合格の時 | 1時限以上の技能教習を受けてから再検定 | 1時限以上の技能教習を受けてから再検定 |
採点の考え方は仮免も卒検も同じ
警察庁の通達では、技能試験は100点満点からの減点式で、採点は回数ごとに減点するのが原則とされています。採点は、車に乗る時から降りる時までです。
例えば、発進の前に目で右後ろを確かめない安全不確認は、場内でも路上でも10点の減点です。一時停止の場所で止まらない、信号を無視するといった危険な行為は、その場で検定が中止になります。
『乗る前の動きも見られているの?』と驚く方もいますよね。乗車の時から採点が始まるのは、仮免でも卒検でも同じなんです。
仮免と卒検、どっちが難しいと感じやすい?
『仮免と卒検、どっちが難しいの?』は、知恵袋でもとても多い相談です。結論から言うと、公的にどちらが難しいと決まっているわけではありません。
仮免の修了検定では、クランクやS字、坂道発進のように、狭い場所での細かい操作が出てきます。卒検では、ほかの車や歩行者がいる道路で、その場その場の判断が求められます。
- 狭い道での操作が苦手なら、仮免の修了検定で苦労しやすい
- 周りの車に合わせるのが苦手なら、卒検で苦労しやすい
- 方向変換や縦列駐車が苦手なら、卒検の前に練習を増やす
- 緊張しやすいなら、どちらも検定と同じ流れで練習しておく
修了検定のくわしい中身は仮免の修了検定とは?で紹介しています。
知恵袋でよくある相談:仮免と本免
Yahoo!知恵袋にも、仮免と本免の違いについての相談がたくさん寄せられています。閲覧の多いものから3つ選び、要点をまとめて答えますね。
教習所に通っていた時、仮免と卒業検定のどちらが難しかったかを、免許を持っている人に聞きたい、という相談です。
答えは人によって分かれていて、どちらか一方とは言い切れません。コースの細かい操作が苦手だった人は仮免を、道路での判断が苦手だった人は卒検を難しく感じやすいようです。
卒検の前は、第二段階の最後の教習効果の確認(みきわめ)があります。ここで指導員から言われたことを、検定までに一つずつ直しておくのが近道です。
仮免の学科試験と本免の学科試験では、どちらが難しいのか知りたい、という相談です。
合格の基準はどちらも9割で同じです。ただ、本免は問題数が90問とイラスト問題5問に増え、時間も50分になります。
イラスト問題は3つの答えが全部合わないと点にならないので、ここで落とさない練習が大事なところです。教習所の学習システムや問題集で、イラスト問題にもしっかり慣れておきましょう。
仮免の学科試験と本免の学科試験は、出る内容が似ているのか、という相談です。
学科試験は、どちらも国家公安委員会が作る「交通の方法に関する教則」の範囲から出ます。仮免で覚えた信号や標識、交差点の決まりは、本免でもそのまま土台になりますよ。
一方で、仮免の出題区分から外れていた高速道路などの章は、本免に向けて新しく覚えていきます。
仮免から本免までの流れ
仮免に受かったら、第二段階の教習、みきわめ、卒業検定を経て、運転免許試験場などで本免の学科試験を受けます。本免の学科に合格すると、免許証が交付されます。
仮免、卒検、本免の順番を、教習所に通う場合で並べました。

- 修了検定に合格し、仮免の学科試験に合格して仮免許が交付される
- 第二段階の教習(路上教習と学科(二))を受ける
- 第二段階の最後のみきわめで良好をもらう
- 卒業検定に合格し、卒業証明書を受け取る
- 卒業検定の日から1年以内に、本免の学科試験に合格する
- 免許証が交付される(18歳未満で合格した場合は18歳以降)
仮免から本免までの日数の考え方は仮免から本免までの期間で紹介しています。
『仮免の期限の6か月に間に合うかな』と心配な方もいますよね。教習の予約が取りにくい時は、通い方を見直すのも一つの方法です。合宿免許や教習所の探し方を知っておくと、選択肢が広がりますよ。
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よくある質問
仮免と本免の学科試験の違いは何ですか?
仮免は文章問題50問を30分、9割以上で合格です。本免は文章問題90問とイラスト問題5問を50分で解き、100点満点の90点以上で合格です。
仮免と卒検はどっちが難しいですか?
公的にどちらが難しいと決まっているわけではありません。狭い場所での操作が苦手なら仮免、道路での判断が苦手なら卒検を難しく感じやすいです。
仮免許があれば一人で運転できますか?
できません。仮免許は練習と試験・検定のための免許で、条件を満たす同乗者を助手席に乗せ、車の前後に標識を付けて運転します。
仮免許の本試験とは何のことですか?
一般に、本免許を受けるための運転免許試験を指します。教習所を卒業した人は、卒業検定の日から1年以内に運転免許試験場などで本免の学科試験を受けます。
仮免に受かれば本免にも受かりますか?
試験の形式が違うので、仮免の結果だけでは言えません。本免の学科はイラスト問題があるので、仮免の時より範囲を広げて準備しておきましょう。
まとめ
- 仮免は練習と試験のための免許、本免は一人で運転できる免許
- 仮免の学科は文章問題50問・30分、本免はイラスト問題を含む95問・50分。合格はどちらも9割
- 仮免の修了検定は教習所のコース、卒業検定は道路で行う
- 仮免と卒検のどっちが難しいかは、得意な場面によって人それぞれ
- 仮免許の有効期間は適性試験の日から6か月。期限から逆算して卒業まで進める





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