仮免許の一発試験|運転免許試験場で受ける流れと手数料

仮免許の一発試験を運転免許試験場で受ける流れと手数料を紹介する記事のアイキャッチ。試験場の技能試験コース

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『教習所に通わずに、仮免を試験場で取れないかな』と考えている方もいますよね。仕事の都合や、以前に運転していた経験から、一発試験を選ぶ人もいます。

結論から言うと、仮免許は教習所以外でも、運転免許試験場(免許センター)で直接受けられます。その場合は、適性・学科・技能の3つの試験をすべて試験場で受けることになります。

この記事では、仮免許の一発試験の流れと手数料、教習所に通う道との違いを、警察の案内をもとにお伝えしますね。

目次

仮免許の一発試験とは?仮免はどこで受ける?

先に結論

仮免許の一発試験とは、教習所に通わずに、都道府県の運転免許試験場で仮免の試験を受けることです。「直接受験」や「飛び込み」とも呼ばれます。教習所に通う人は、技能の試験を教習所の修了検定で済ませます。

道路交通法では、運転免許試験は「適性」「技能」「知識」の3つについて行うと決まっています。仮免許も同じです。

教習所に通う人は、指定自動車教習所の修了証明書があれば、修了検定を受けた日から3か月以内は仮免の技能試験が免除されます。一方、一発試験の人は、この技能試験も試験場で受けるんです。

仮免はどこで受ける?受ける人ごとに場所が違う

『仮免ってどこで受けるの?警察署?免許センター?』と迷う方も多いはずです。受ける人ごとに、場所を整理してみました。

受ける人技能の試験学科の試験
指定教習所に通う人教習所の修了検定都道府県によって、運転免許センターや教習所内など
指定を受けていない教習所に通う人試験場で受ける試験場で受ける
教習所に通わない人(一発試験)試験場で受ける試験場で受ける

例えば香川県警察の案内では、仮免の学科試験は運転免許センターで行うとされています。宮城県警察の通達からは、教習所内で仮免の学科試験を行う運用があることが分かります。

通っている教習所がどちらなのかは、教習所の案内で確かめてみてください。

仮免は警察署で受けられる?

仮免許の試験の会場として警察が案内しているのは、運転免許試験場です。例えば警視庁の「普通仮免許試験」では、府中運転免許試験場と鮫洲運転免許試験場が会場です。

警察署は、熊本県警察の案内で、失効した仮免許証の返納先として出てくる例があります。試験そのものを受ける場所とは別なので、受ける前にお住まいの都道府県の案内で確かめておきましょう。

教習所以外で受ける人の2つのパターン

仮免を教習所以外で受ける人には、2つのパターンがあります。

警視庁は、指定を受けていない教習所について「試験場での技能試験が免除されませんので、試験場で学科試験と技能試験を受けることになります」と説明しています。

つまり、教習所に通っていても、その教習所が指定を受けていなければ、試験場で受けることになるんです。

受けられる年齢

普通仮免許は、道路交通法で17歳6か月から受けられます。令和8年4月1日の改正で、18歳から引き下げられました。警視庁の普通仮免許試験の案内でも、対象は「17歳6か月以上の方」とされています。

年齢の数え方は仮免は何歳から取れる?で詳しく紹介しています。

仮免許の一発試験の流れ:予約から交付まで

ここでの結論

一発試験は「予約」「受付」「適性試験」「学科試験」「技能試験」「交付」の順に進みます。適性と学科は技能の前に行い、どちらかに落ちると技能の試験は受けられません。

『当日はどんな順番で進むの?』と気になりますよね。警察の案内をもとに、流れを順番に並べました。

仮免許の一発試験の流れを、予約から仮免許証の交付まで順番に並べた図解
一発試験の流れ
  1. 試験場の予約をする(例:埼玉県警察は学科がオンラインの事前予約制)
  2. 必要な書類と手数料を用意して、指定の時間に受付する
  3. 適性試験(視力など)を受ける
  4. 学科試験を受ける
  5. 学科の合格者に、技能試験の日が指定される(例:大阪府警察)
  6. 技能試験を受ける
  7. 合格したら、仮免許証が交付される

道路交通法施行規則では、適性試験と学科試験を技能試験の前に行い、どちらかに落ちた時は他の試験を行わないと決まっています。まずは学科を確実に通すことが、最初の関門なんです。

警視庁の例:会場・日程・集合時間

警視庁の「普通仮免許試験」の案内を例に、当日の決まりを表にしました。

項目警視庁の案内
会場府中運転免許試験場・鮫洲運転免許試験場
受けられる日平日のみ(土日祝と12月29日から1月3日は休み)
集合時間(学科を受ける人)午前の受験は午前8時、午後の受験は午前11時
対象17歳6か月以上で都内に住所がある人

平日しか受けられないので、働いている方は休みの取り方を先に考えておきましょう。都道府県によって受付の日や時間は違うので、お住まいの都道府県の案内で確かめてくださいね。

用意するもの

警視庁の案内では、日本国籍で初めて免許を取る人は、次の物を用意します。

一発試験の持ち物(警視庁の例)
  • 本籍が書かれた住民票(6か月以内の物)
  • 本人確認書類
  • 申請用写真(縦3センチ×横2.4センチ)2枚
  • 予約のQRコードまたは受付番号
  • 手数料

『写真って何枚いるんだっけ』と、当日に慌てる人もいます。前の日の夜に、持ち物をかばんに入れておくと安心ですよ。

一発試験の当日、受付の前に書類と写真をそろえて待つ試験場の待合スペースの写真

学科試験と適性試験の中身

仮免の学科試験は、警察庁の通達で文章問題50問の正誤式(〇×)と決まっています。制限時間は30分で、90%以上、つまり45問以上の正解で合格です。

適性試験では、普通仮免許の場合、視力が両眼で0.7以上かつ片眼でそれぞれ0.3以上などの基準があります。眼鏡やコンタクトで矯正した視力でも大丈夫です。

ほかの免許を持っている人

警視庁・大阪府警察・香川県警察の案内では、二輪や大型特殊などほかの免許を持っている人は、仮免の学科試験が免除されるとされています。当てはまる人は、受付の時に伝えましょう。

学科試験の中身は仮免の学科試験とは?で詳しく紹介しています。

免許センターで受ける仮免の料金:都道府県の手数料の例

ここでの結論

一発試験の手数料は、東京都(警視庁)・大阪府・埼玉県の例で、受験料2,950円・試験車使用料1,750円・交付料1,100円の合計5,800円です。落ちると、受け直すたびに受験料と試験車使用料がかかります。

『免許センターで仮免を受けると、料金はいくら?』というのが一番気になるところですよね。警察の案内に載っている例をまとめました。

都道府県受験の手数料試験車の使用料交付の手数料合計
東京都(警視庁)2,950円1,750円1,100円5,800円
大阪府2,950円1,750円1,100円5,800円
埼玉県2,950円1,750円1,100円5,800円
香川県試験4,700円(受験と試験車の分の合計)同左1,100円5,800円

香川県は書き方が違うだけで、受験の分と試験車の分を合わせて4,700円と表示しています。

落ちた時の手数料

一発試験は、落ちた時のお金も考えておきたいところです。愛知県警察の案内では、技能試験の不合格者は再試験で、再受験のたびに受験手数料と試験車使用料がかかります。

ただ、学科に合格した後の初回の技能受験は、受験手数料がいらないとされています。2回目以降の技能試験から、受験のたびにお金がかかる形です。

教習所に通う人の手数料との違い

教習所の修了証明書がある人は、技能試験が免除されるので、試験車の使用料はかかりません。香川県と長野県の例では、受験手数料1,800円と交付手数料1,100円です。

受け方手数料の例出典
一発試験(技能も試験場)合計5,800円(東京都・大阪府・埼玉県・香川県)各都道府県警察
教習所の修了者(技能は免除)受験1,800円・交付1,100円(香川県・長野県)香川県警察・長野県警察

ただし、教習所に通う人は、ここに教習所の料金が加わります。教習所のお金の仕組みは仮免の料金はいくら?で、3つの箱に分けて紹介しています。

手数料は都道府県で違う

ここで紹介した額は、各都道府県の警察の案内に載っていた例です。改定されることもあるので、受ける前にお住まいの都道府県の案内で最新の額を確かめてください。

一発試験の技能試験では何をする?採点の決まり

ここでの結論

仮免の技能試験は、試験場のコースを走る試験です。100点からの減点で、AT限定は70点以上、MTはAT車の項目70点以上とMT車の項目60点以上で合格です。

技能試験の中身は、道路交通法施行規則で決まっています。普通仮免許の場合、試験の項目は次の4つです。

項目中身
1幹線コースと周回コースの走行
2交差点の通行
3横断歩道と踏切の通過
4曲線コース・屈折コース・坂道コースの走行(坂道での停止と発進を含む)

走る距離は、AT車で2,000メートル以上、AT以外の車の項目で1,200メートル以上です。合格の基準に届かないことが明らかになった時は、全部を走らずに終わることもあります。

試験中の決まり

警察庁の技能試験実施基準には、試験中の決まりがいくつか書かれています。一発試験の人は特に、次の点を頭に入れておきましょう。

試験中の決まり(警察庁の基準より)
  • コースはすべて車道とみなして走る
  • 脱輪したら、すぐに止まって、乗り上げる前の地点まで戻ってから走り直す
  • 速度が指定された区間は、指示された速度に従う
  • 安全確認は、原則として目で直接見ることとミラーの両方で行う
  • 採点は、乗る時から降りる時までが対象

『乗る前から見られているの?』と驚く方もいますよね。乗る時は、ドアの閉め方やシートベルトなど、乗車に関わる項目が採点されます。

試験場の技能試験では、走る順路が違うコースを3種類以上用意することなどが基準に定められています。どのコースを走るかは、当日の案内に従いましょう。

試験が途中で中止になる場合

警察庁の基準では、次のような時は試験が途中で中止になります。

中止になる場合例
危険な行為信号無視、一時停止の場所で止まらない、脱輪大、接触大など
試験官の補助危険を避けるため試験官がブレーキやハンドルを操作した
減点の超過減点の合計で合格の点に届かないことが明らかになった
指示違反試験のための指示に従わない
よくある失敗

一時停止の場所で、停止線を少し越えて止まってしまうケースです。車体の一部が停止線を越えた時も「指定場所不停止」として扱われ、試験が中止になります。停止線の手前でしっかり止まることを意識してみてください。

中止になる行為は仮免の一発アウト(検定中止)になる行為と防ぎ方で詳しく紹介しています。

教習所に通う道と一発試験の道を比べてみよう

ここでの結論

一発試験は、教習所の料金がかからない代わりに、技能を自分で仕上げ、試験場に何度か足を運ぶ必要があります。教習所の道は、教習と検定がセットで進みます。どちらが合うかは、運転の経験と使える時間で変わります。

『結局、一発試験と教習所、どっちがいいの?』と迷っている方のために、2つの道を手続き・練習・費用の考え方で並べてみました。

指定教習所に通う道と仮免許の一発試験の道を、手続き・練習・費用の考え方で比べた図解
比べる所指定教習所に通う道一発試験の道
仮免の技能教習所の修了検定(試験場の技能試験は免除)試験場で技能試験を受ける
仮免までの練習規定の時限の技能教習(第一段階12時限)自分で練習の場を用意する
試験場に行く回数東京指定自動車教習所協会によると最低1回未指定の場合、検定ごとに最低3回(同協会)
費用の考え方教習所の料金+試験場の手数料試験場の手数料(落ちるたびに追加)
仮免の後教習所で第二段階(路上教習)へ自分で路上練習をして本免を受ける

東京指定自動車教習所協会は「『指定教習所』の卒業生が試験場に行くのは最低で1回ですが、『未指定教習所』は検定(試験)ごとに最低3回通わなければなりません」と説明しています。

一発試験も同じように、仮免・本免のそれぞれで試験場に足を運ぶことになります。警視庁のように平日しか受けられない試験場もあるので、休みの取りやすさも大事な判断材料なんです。

一発試験が合いやすい人
  • 運転の経験があり、技能に自信がある人
  • 平日に試験場へ通う時間を作れる人
  • 落ちた時の再受験も含めて計画できる人
一発試験で苦労しやすい人
  • 運転の経験がほとんどない人
  • 平日に休みを取りにくい人
  • 練習できる場所や車を用意しにくい人

仮免を一発で取った後、本免までにすること

仮免を一発試験で取った後、本免も試験場で受けるには、条件があります。道路交通法では、本免の試験を受ける人は、過去3か月以内に5日以上、道路で運転の練習をしていなければなりません。

警視庁の案内では、この練習の結果を「路上練習申告書」に書いて、受験の時に出します。熊本県警察の案内では、練習時間は1日おおむね2時間とされています。

仮免を取った後に本免を一発で受ける流れ
  1. 同乗者の条件を満たす人を隣に乗せて、路上練習をする
  2. 車の前と後ろに「仮免許練習中」の標識を付ける
  3. 過去3か月以内に5日以上の練習をして、路上練習申告書に書く
  4. 本免の試験を受ける
  5. 合格したら、取得時講習などを受けて免許証の交付を受ける

隣に乗れるのは、その車を運転できる第一種免許を通算3年以上持っている人などです。練習は高速道路と自動車専用道路以外の道路で行うと、規則で決まっています。

取得時講習は、本免を受ける人に必要な講習です。警視庁の案内では、普通免許の取得時講習は17,750円で、一部または全部が免除される人もいます。

路上練習の条件は仮免で路上練習するには、仮免の有効期間(適性試験を受けた日から6か月)は仮免の有効期限は何か月?で詳しく紹介しています。

一人で運転するのは違反です

仮免許で運転できるのは、練習のためか試験の時だけです。同乗者の条件を満たす人を乗せずに運転すると、道路交通法の違反になり、仮免許が取り消される基準にも当たります。練習の時も、隣に乗る人の条件を毎回確かめましょう。

仮免だけ一発で取って、教習所に入る道もある

道路交通法施行規則では、普通仮免許を持って指定教習所に入る人には、第一段階の教習(基本操作及び基本走行と学科(一))を行わないことができるとされています。いわゆる「仮免入所」です。

扱いは教習所によって違うので、入りたい教習所に確かめてみてください。仕組みは仮免入所とは?で紹介しています。

仮免許の一発試験、よくある相談

ここでの結論

知恵袋では「仮免だけ一発で取って、本免は教習所で取れるか」「何回も落ちるのは異常か」「合格率はどのくらいか」という相談がよく読まれています。どれも、制度と自分の練習量を分けて考えると整理できます。

知恵袋で多く読まれている相談を、要約して答えてみますね。

相談1:仮免だけ一発試験で受けて、本免は教習所で取れる?

「仮免許だけを一発試験で取って、仮免から本免までを教習所で受けることはできるのか」という相談です。

制度の上では、仮免を持って指定教習所に入ると、第一段階の教習を行わないことができると決まっています。ただ、受け入れるかどうかや料金は教習所によって違います。

入りたい教習所に「仮免許を持っているのですが、仮免入所はできますか?」と聞いてみるのが早いですよ。

相談2:仮免の一発試験に何回も落ちている。異常?

「仮免の一発試験に4回、5回と落ちている。少しずつ良くなっているが、先が見えない」という相談です。

『自分だけこんなに落ちているのでは』と不安になりますよね。今回調べた公的な資料では、仮免の再受験の回数についての決まりは見当たりませんでした。少しずつ良くなっているなら、練習の方向は合っているはずです。

ただ、受け直すたびに手数料がかかり、平日の休みも必要です。減点された場面を毎回書き出して、同じ所で落ちていないかを見てみてください。

同じ所で落ちているなら、そこを練習で直せば合格に近づきます。練習の場を作るのが難しい時は、教習所で技能教習を受ける道も考えてみましょう。

相談3:一発試験の合格率はどのくらい?

「オートマの仮免を一発試験で取る予定。合格率はどのくらいか」という相談です。

警察庁の運転免許統計では、令和7年の普通仮免許の合格率は78.3%です。ただ、この数字には、技能が免除される教習所の人と試験場で受けた人が混ざっています。

試験場で受けた人だけの合格率は、統計では分けて公表されていません。数字よりも、自分の運転が採点の基準に届いているかを練習で確かめるほうが大事なんです。

落ちた日にやっておきたいこと

試験が終わったら、ひやりとした場面や迷った場面を、その日のうちにメモしておきましょう。「2つ目の交差点の右折」のように場面で書くと、次の練習で直す所を1つに絞りやすくなります。

一発試験で迷っている時は

一発試験で何度もつまずいている時や、仮免までの進め方を見直したい時は、教習所の探し方や合宿免許の仕組みも知っておくと選択肢が広がります。

一発試験を続けるのも、もちろん一つの選び方です。そのうえで、比べる材料として仮免までスムーズに進む教習所の選び方や免許を取る費用の考え方を見ておくと安心ですよ。

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よくある質問

仮免許の一発試験はどこで受けますか?

お住まいの都道府県の運転免許試験場(免許センター)で受けます。例えば警視庁では、府中と鮫洲の運転免許試験場が会場です。

仮免は警察署で受けられますか?

警察が仮免の試験の会場として案内しているのは運転免許試験場です。受ける場所は、お住まいの都道府県の案内で確かめてください。

免許センターで受ける仮免の料金はいくらですか?

東京都(警視庁)・大阪府・埼玉県の例では、受験料2,950円・試験車使用料1,750円・交付料1,100円の合計5,800円です。落ちた時は、受け直すたびに受験料と試験車使用料がかかります(愛知県警察の例)。

仮免許の一発試験は何歳から受けられますか?

普通仮免許は、道路交通法で17歳6か月から受けられます。令和8年4月1日の改正で、18歳から引き下げられました。

仮免だけ一発試験で取って、教習所に入れますか?

制度の上では、仮免を持って指定教習所に入ると第一段階の教習を行わないことができます。受け入れや料金は教習所によって違うので、入りたい教習所に確かめてください。

まとめ

この記事の要点
  • 仮免許の一発試験は、教習所以外で、運転免許試験場で直接受ける方法
  • 流れは予約、受付、適性、学科、技能、交付の順
  • 手数料は東京都・大阪府・埼玉県の例で合計5,800円
  • 技能試験は100点からの減点で、AT限定は70点以上が合格
  • 仮免の後に本免を一発で受けるには、3か月以内に5日以上の路上練習が必要
仮免ドットコム

仮免ドットコム 編集部

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