仮免までに何時間乗る?第一段階の教習時限数とAT・MTの違い

仮免までの教習時限数とAT・MTの違いを紹介する記事のアイキャッチ。教習所のコースを運転席から見た景色

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教習所に入ったばかりの頃は、『仮免まであと何時間乗ればいいの?』と気になりますよね。学校やバイトと両立できるか、ざっくりの見通しを知りたい方も多いはずです。

結論から言うと、仮免までの技能教習はAT・MTどちらも12時限が規定の時限数です。1時限は50分なので、技能だけで600分(10時間)になります。

この記事では、第一段階の技能と学科の時限数と、予定より延びる時の考え方をお伝えしますね。

目次

仮免までに何時間乗る?第一段階の時限数

先に結論

道路交通法施行規則では、仮免までにあたる「基本操作及び基本走行」の技能教習は、AT・MTとも12時限です。学科は「学科(一)」の10時限です。1時限は50分と決められています。

教習所の時間割は「時間」ではなく「時限」で数えます。施行規則の別表では、1教習時限を50分としています。

仮免までに受ける教習の時限数を、表にまとめました。現に免許を持っていない人が普通免許を取る場合の数字です。

教習AT限定MT時間に直すと
技能(基本操作及び基本走行)12時限12時限50分×12時限=600分
学科(一)10時限10時限時限数はAT・MT共通

『仮免まで何時間?』と聞かれたら、技能は12時限、学科は10時限と答えるのが一番正確です。技能の12時限を時間に直すと、ちょうど10時間なんです。

12時限で、修了検定の課題を一通り練習する

第一段階の12時限は、仮免の検定で走る課題を身につけるための時間です。施行規則にある普通仮免許の技能試験の項目は、次の4つです。

  • 幹線コースと周回コースの走行
  • 交差点の通行
  • 横断歩道と踏切の通過
  • 曲線(S字)・屈折(クランク)・坂道のコースの走行

12時限の中で、これらを順番に練習していきます。どの時限で何を習うかは教習所の教習の進め方によるので、教習原簿や時間割で確かめてみてください。

教習車以外の教習が入ることも

施行規則では、普通免許の第一段階で、無線を使った教習は3時限まで、運転シミュレーター以外の模擬運転装置を使う教習は1時限までと決められています。12時限のすべてが、教官と並んで乗る教習とは限らないんです。

「第一段階」は法令上の呼び方ではない

教習所でよく聞く「第一段階」は、施行規則では「基本操作及び基本走行」と呼ばれています。仮免の後の路上の教習は「応用走行」で、こちらが第二段階にあたります。

学科も、第一段階の学科は「学科(一)」、第二段階の学科は「学科(二)」です。第一段階で習う中身は教習所の第一段階とは?で紹介しています。

AT・MTで時限数はどう違う?

ここでの結論

今の施行規則では、仮免までの技能の時限数はAT・MTとも12時限で同じです。違いが出るのは仮免の後の第二段階で、ATは19時限、MTは23時限です。

『MTは仮免までに時間がかかるんでしょ?』と思っている方も多いですよね。実は、今の決まりでは仮免までの時限数は同じなんです。

教習AT限定MT
第一段階(基本操作及び基本走行)12時限12時限
第二段階(応用走行)19時限23時限
技能の合計31時限35時限
学科(一)+学科(二)26時限26時限

MTの教習は令和7年4月から変わった

普通免許のMTの技能試験や教習は、令和7年4月1日から新しい方式に変わりました。警察庁によると「原則としてAT車で行い、クラッチやギアの操作の部分だけMT車で行う」やり方です。

インターネットには、改正前の時限数が書かれた記事も残っています。今の施行規則の時限数は上の表のとおりです。

ただ、経過措置として、従来のやり方で教習を続けている教習所もあります。MTで通う方は、自分の教習所の時間割で確かめてみてください。

AT限定とMTの技能教習の時限数を、第一段階と第二段階に分けて比べた図解
AT限定
  • 第一段階は12時限
  • 第二段階は19時限
  • 技能は合計31時限
MT
  • 第一段階は12時限
  • 第二段階は23時限
  • 技能は合計35時限

MTの検定で気をつけることはMT(マニュアル)の仮免検定で紹介しています。

予定どおり進む場合と延びる場合

ここでの結論

12時限は「規定の時限数」で、最短の目安です。施行規則には「技能の修得状況に応じ延長する」とあり、みきわめで良好が出なかった時や検定に落ちた時は時限が増えます。

ここが大事なところです。12時限は、全員がぴったり12時限で仮免に進めるという意味ではありません。

施行規則では、時限数は「技能の修得状況に応じ延長するものとする」とされています。つまり、まだ練習が必要な時は、時限を足して練習するということです。

仮免までの技能教習が予定どおり進む場合と、みきわめや検定で延びる場合を並べた図解
場面予定どおり進む場合延びる場合
第一段階の技能12時限で終わる苦手な課題があり、時限を追加する
みきわめ最後の時限で良好をもらう良好が出ず、追加の教習を受ける
修了検定1回で合格する落ちて、1時限以上の補習を受ける
仮免の学科試験1回で合格する落ちて、受け直す

修了検定に落ちた時は、施行規則で「更に一時限以上の技能教習」を受けてから次の検定と決められています。1回落ちると、少なくとも1時限は増えるということですね。

『時限が増えたら恥ずかしい…』と思う方もいるかもしれません。ただ、追加の時限は運転を身につけるための時間です。焦らずに使いましょう。

時限が足されると言われたら、何を練習するのかを聞いておくと次につながります。

「追加の時限では、どこを中心に練習すればいいですか?」「クランクの出口でハンドルを戻すのが遅いから、そこを中心にやろう」

こんなふうに課題がはっきりすると、1時限の中身がぐっと濃くなりますよ。

よくある失敗

「12時限で終わるはず」と予定をぎりぎりに組んでしまうケースです。追加の時限が入ると、検定の日や学校の予定とぶつかってしまいます。予定には少し余裕を持たせておくと安心です。

追加の時限の料金は教習所によって違います。料金の仕組みは仮免の料金と追加料金の仕組みで見ておくと安心です。

仮免までの時限を日数に直すと

ここでの結論

第一段階の技能は1日2時限までと決められています。12時限を乗るには、計算上は少なくとも6日に分かれます。実際の日数は、予約の取りやすさや学科の進み方で変わります。

時限数が分かったら、次は『何日くらいかかるの?』が気になりますよね。施行規則では、1日の技能教習は第一段階では2時限まで、第二段階では3時限までとされています。

決まり中身仮免までへの影響
1日の上限第一段階の技能は1日2時限まで12時限なら計算上6日以上
みきわめの後第二段階の技能は、みきわめをした日の翌日以後仮免の後の路上は翌日以後から
教習の期限普通免許の教習は9か月以内に修了する仮免までに時間をかけすぎない

学科(一)の10時限も、技能と並行して受けていきます。学科(一)が終わっていないと修了検定は受けられないので、技能だけ先に進めすぎないようにしましょう。

通うペースで見ると、こう変わる

例えば、技能の12時限を「1回に2時限」で通う場合を、通うペース別に計算してみました。予約がいつも取れたとしての計算です。

通うペース1週間に乗れる時限12時限に届くまで
週1回・1回2時限2時限6週ほど
週2回・1回2時限4時限3週ほど
週3回・1回2時限6時限2週ほど

『思ったより短いかも』と感じた方もいるかもしれません。ただ、これは追加の時限や予約の待ちを入れない計算です。実際には、もう少し長くかかると考えておくと安心ですよ。

仮免までの日数をざっくり見積もる手順
  1. 技能の残り時限を数える
  2. 1日2時限までとして、最低限の日数を出す
  3. 通える曜日と、予約の取りやすさを確かめる
  4. 学科(一)の残りと時間割を重ねる
  5. 検定と学科試験の日を足して、余裕を持たせる

入校から仮免までの日数の目安は、仮免までの期間はどのくらい?で詳しく紹介しています。

「仮免は何時間?」よくある相談

ここでの結論

知恵袋では「仮免の試験は何時間かかる?」「仮免の後はあと何時間?」といった相談が多く読まれています。時限数と試験の時間を分けて考えると、答えが見えてきます。

知恵袋で多く読まれている相談を、要約して答えてみますね。

相談1:仮免の試験は何時間くらいかかる?

「仮免の試験は大体何時間ぐらいかかるの?集合は朝の9時半」という相談です。

仮免の学科試験そのものは、警察庁の基準で30分です。ただ、受付や説明、適性試験、結果発表の待ち時間などがあり、当日の所要時間は教習所によって違います。

当日の流れと時間の目安は仮免試験の時間で紹介しています。

相談2:仮免まで、学科10時間・実技12時間で合っている?

「教習所のルールでは学科10、実技最低12と書いてある。実際は仮免まで何時間かかった?」という相談です。

数字はそのとおりで、施行規則の学科(一)10時限・技能12時限のことです。ただ、単位は「時間」ではなく「時限」で、1時限は50分です。

「最低」と書かれているのがポイントです。苦手な課題があれば時限が足されるので、12時限より多くなる人もいます。

相談3:仮免の前と後、どちらが通う時間が長い?

「仮免を取る前と取った後、どちらが教習所に通う時間が長い?」という相談です。

技能の時限数でいうと、仮免の後のほうが長くなります。第一段階は12時限ですが、第二段階はATで19時限、MTで23時限あります。学科も、第一段階の10時限に対して第二段階は16時限です。

仮免の後は1日3時限まで乗れる

第二段階の技能は、1日3時限まで受けられます(3時限を受ける日は、原則として3時限続けては受けない決まりです)。時限数は多くなりますが、1日に進められる量も増えるんです。

相談4:仮免の直前は、どのくらい乗っておけばいい?

「仮免の直前には、どのくらい運転の練習が入っていたほうがいい?担当の方に直前で詰められそう」という相談です。

第一段階の最後の時限はみきわめなので、そこまでの時限の入れ方がポイントです。時限と時限の間が空きすぎると、せっかくの感覚が薄れてしまいますよね。

みきわめから検定までも、なるべく間を空けずに予約を入れるのがおすすめです。直前の時限では「S字をもう一度見てほしいです」のように、練習したい課題を先に伝えておきましょう。

通い方を見直したい時は

『この先、予約が取れるか心配』という方もいますよね。仮免までの進み方を見直したい時や、まとめて取りたい時は、教習所の選び方や合宿免許のしくみも知っておくと選択肢が広がります。

もちろん、今の教習所に通い続けるのも正当な選択です。比べる材料として知っておくだけでも安心ですよ。

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よくある質問

仮免までに何時間乗りますか?

施行規則の規定では、仮免までの技能教習はAT・MTとも12時限です。1時限は50分なので、時間に直すと600分(10時間)です。上達のぐあいによって時限が増えることもあります。

仮免までの学科は何時限ですか?

第一段階の学科にあたる「学科(一)」は10時限です。学科(一)を修了していないと修了検定は受けられません。

MTはATより仮免までの時限が多いですか?

今の施行規則では、仮免までの技能はAT・MTとも12時限で同じです。違いが出るのは第二段階で、ATは19時限、MTは23時限です。

1日に何時限まで乗れますか?

施行規則では、第一段階の技能教習は1日2時限まで、第二段階は1日3時限までです。12時限を乗るには、計算上は少なくとも6日に分かれます。

仮免に合格した後は、あと何時限ですか?

第二段階の技能はATで19時限、MTで23時限です。学科は学科(二)の16時限で、応急救護処置の教習も含まれます。

まとめ

この記事の要点
  • 仮免までの技能は、AT・MTとも12時限(1時限50分)
  • 第一段階の学科は「学科(一)」の10時限
  • 12時限は規定の時限数で、上達のぐあいで延びることもある
  • 第一段階の技能は1日2時限まで。12時限なら計算上6日以上
  • 仮免の後の第二段階は、AT19時限・MT23時限
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仮免ドットコム 編集部

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