中型免許・準中型免許の仮免|必要になる場面と普通仮免との違い

中型免許の仮免と準中型仮免許が普通仮免とどう違うかを紹介する記事のアイキャッチ。教習所のコースに止まる中型トラック

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仕事でトラックに乗ることになり、『中型免許にも仮免ってあるの?普通の仮免と何が違うの?』と調べている方も多いはずです。

結論から言うと、中型免許の仮免はあります。道路交通法では、仮免許は大型・中型・準中型・普通の4種類と決められていて、中型や準中型の免許を取る前に練習や試験で運転するには、それぞれの仮免が必要です。

この記事では、普通・準中型・中型の仮免を並べて、年齢や試験、練習の条件の違いをお伝えしますね。

目次

中型免許の仮免はどんな時に必要?

先に結論

中型や準中型の車を、まだその免許を持たずに練習や試験で運転する時に必要なのが、中型仮免許・準中型仮免許です。普通免許を持っていても、中型車の練習には中型の仮免がいります。

道路交通法では、ある車を運転できる免許を受けないで「練習のため」や「試験等」でその車を運転しようとする人は、車種に応じた仮免許を受けなければならない、と定めています。

ここでいう試験等には、試験場の技能試験だけでなく、指定教習所の技能検定も入ります。教習所の修了検定のあと、路上で中型車を運転して教習を受けるのも、中型の仮免があってこそなんです。

仮免の種類ごとに運転できる車

仮免許は、種類ごとに運転できる車が決まっています。上の種類の仮免ほど、運転できる車の幅が広くなります。

仮免許の種類練習・試験で運転できる車
大型仮免許大型・中型・準中型・普通自動車
中型仮免許中型・準中型・普通自動車
準中型仮免許準中型・普通自動車
普通仮免許普通自動車

『普通免許があるから、中型も少しなら練習していい?』と考える方もいますよね。中型車を練習で運転するなら、中型の仮免が必要です。

仮免許の種類の全体像は仮免許の種類で紹介しています。

普通・準中型・中型の仮免を3つの軸で比べる

先に結論

3つの仮免は「必要になる人」「受けられる年齢と視力の基準」「技能の検定のやり方」で違いがあります。特に中型は年齢の条件が高く、準中型と中型は視力の基準も普通より厳しくなります。

ここが、普通仮免との違いがいちばん分かるところです。3つの軸で並べてみますね。

比べる軸普通仮免許準中型仮免許中型仮免許
必要になる人普通免許を取る人準中型免許を取る人中型免許を取る人
受けられる年齢17歳6か月から17歳6か月から20歳から(政令で定める人は19歳)
視力の基準両眼0.7以上・一眼0.3以上両眼0.8以上・一眼0.5以上準中型と同じ区分
深視力の検査なしありあり
技能の検定AT車の項目70点以上(MTはMT車の項目60点以上も)普通仮免と同じ基準合格点は免許の種類ごとに決まる

必要になる人の違い

準中型仮免許は、準中型免許を取る人が受けます。普通仮免と同じく17歳6か月から受けられるので、高校を出てすぐ準中型の車に乗る仕事に就く人も対象になります。

中型仮免許は、中型免許を取る人が受けます。すでに普通免許や準中型免許を持っている人が、仕事のために取ることが多いですよね。

受験の条件の違い

中型仮免許は20歳からで、自衛官や、公安委員会が指定した適性の教習を終えた人などは19歳から受けられます。

視力は、道路交通法施行規則で大型・中型・準中型の仮免許が同じ区分になっていて、準中型仮免許では両眼0.8以上・一眼0.5以上です。奥行きを見る深視力の検査もあります。

年齢以外の条件

中型免許は、年齢のほかにも受けるための条件が決まっている場合があります。自分が受けられるかは、試験場や教習所の案内で先に確かめておきましょう。

検定の違い

準中型仮免許と普通仮免許の技能試験は、AT車の項目で70点以上、MT免許ならMT車の項目で60点以上が合格の基準です。

警察庁によると、中型・準中型の技能試験は2026年4月1日から、原則AT車で行い、MT免許のクラッチやギアの操作に関わる項目だけをMT車で行う方式に変わりました。中型仮免の合格点は種類ごとに決まっているので、受ける前に教習所や試験場で確かめてみてください。

普通・準中型・中型の仮免を、必要になる人、受けられる年齢、検定の違いの3つの軸で比べた図解

中型免許の仮免試験はどんな内容?

先に結論

仮免の試験は、適性試験・学科試験・技能試験の3つです。教習所で修了検定に受かった人は、技能試験が免除されて適性試験と学科試験を受けます。

道路交通法では、運転免許試験は「適性」「技能」「知識」について行うと決まっています。適性試験と学科試験を先に行い、どちらかに落ちると残りの試験は行いません。

学科試験

警察庁の通達では、仮免の学科試験は文章問題50問で、イラスト問題は出ません。答え方は正誤式(〇×)、時間は30分です。

合格の基準は9割以上なので、50問なら45問以上の正解が必要です。出題は警察庁の「交通の方法に関する教則」の範囲から出ます。

『普通免許を持っていても、また学科を受けるの?』と思いますよね。普通仮免の直接受験の案内では、警視庁などが、すでに他の免許を持っている人は学科試験が免除されると書いています。中型仮免でどうなるかは、受ける試験場の案内で確かめてみてください。

技能試験・修了検定

技能試験は100点からの減点式で、乗車する時から下車する時までが採点の範囲です。教習所の修了検定も「仮免許に係る技能試験の例に準ずる」とされています。

修了検定に受かるともらえる修了証明書は、検定を受けた日から3か月の間、仮免の技能試験を免除してもらえる書類です。

試験教習所に通う場合試験場で直接受ける場合
適性試験受ける受ける
学科試験受ける受ける(免除される場合あり)
技能試験修了検定に受かれば免除試験場のコースで受ける

試験場で直接受ける流れは仮免の一発試験で紹介しています。

中型の仮免で練習する時の条件

先に結論

中型の仮免で練習する時は、中型車を運転できる免許を通算3年以上持っている人を助手席に乗せ、その指導を受けながら運転します。車の前と後ろには仮免許練習中の標識を付けます。

この条件は、普通仮免と同じ仕組みです。ただ、隣に乗る人の免許が「その車を運転できる免許」なので、中型だとハードルが上がるんです。

中型の仮免で練習する前に確かめること
  • 助手席の人が中型車を運転できる第一種免許を通算3年以上持っているか
  • 第二種免許の人なら、中型車を運転できる二種で、21歳以上か
  • 車の前面と後面に、仮免許練習中の標識を付けたか
  • 運転の目的が練習か試験か
  • 仮免許証を持っているか、有効期間の6か月が過ぎていないか

例えば、家族が普通免許を長く持っていても、中型車を運転できる免許でなければ、中型の練習の同乗者にはなれません。

やってはいけないこと

中型の仮免で一人で運転したり、仕事の配達で運転したりするのは違反です。道路交通法では、仮免で運転できるのは練習のためか試験等の時だけと決まっています。

同乗者の条件は仮免の同乗者の条件、練習のルール全体は仮免許で運転する条件で詳しく紹介しています。

仕事で中型免許を取る人の段取り

先に結論

仕事で中型免許を取るなら、教習所に通うか、試験場で直接受けるかを最初に決めます。迷ったら、練習の車と指導者を自分で用意しなくてよい教習所が進めやすいです。

『会社から早めに取ってと言われた』という方もいますよね。段取りを順番に並べてみます。

中型免許を取るまでの順番
  1. 年齢などの条件を満たしているか試験場や教習所の案内で確かめる
  2. 指定教習所に通うか、試験場で直接受けるかを決める
  3. 適性試験の視力(深視力を含む)に不安があれば先に確かめる
  4. 仮免の学科試験と、修了検定または技能試験を受ける
  5. 仮免を受けたら、6か月の有効期間の中で路上の教習や練習を進める
  6. 卒業検定または本免の試験を受ける
仕事で中型免許を取る人が、条件の確認から本免の試験までに進む順番を示した図解

教習所では、大型・中型・準中型・普通の免許の教習は9か月以内に終えるよう規則で決まっています。仕事の繁忙期と重ならない時期を選ぶと、通いやすくなりますよ。

試験場で仮免を取った人の教習所の使い方

道路交通法施行規則では、仮免許を持っている人には、教習所が第一段階にあたる教習を行わないことができるとされています。いわゆる仮免入所の仕組みです。

試験場で中型の仮免を取ったものの、路上練習の相手が見つからない時の選択肢になります。受け入れているかは教習所ごとに違うので、仮免入所とは?も見ておいてください。

教習所を探す時に見ておきたいこと

国民生活センターは、教習所を選ぶ時に、免許を取るまでにかかる期間、予約の取りやすさ、追加料金の有無、解約の条件をよく確かめるよう呼びかけています。仕事の予定に合わせたい人ほど、この4つは先に聞いておきたいですよね。

『平日の夜しか通えないけど大丈夫?』という方は、空いている時間帯や予約の取り方を入所前に聞いておくと、あとで困りにくくなります。

教習所を選ぶ時は、まず中型の教習を受けられるかを確かめておきましょう。仕事の都合で早く取りたい時は、まとめて通える合宿免許も選択肢の一つです。

通学でも合宿でも、中型の教習があるか、予約が取りやすいか、追加の料金がかかる条件は何かを先に確かめておくと安心ですよ。

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知恵袋でよくある相談:中型の仮免と試験

Yahoo!知恵袋にも、中型免許の仮免についての相談が寄せられています。読まれている質問から3つ選び、要点をまとめて答えますね。

相談1:試験場で中型の仮免を取っても、路上練習の車と指導者が用意できない

中型や大型の仮免を試験場で取れても、路上練習の車と指導者が確保できないなら意味がないのでは、という相談です。

中型の路上練習には、中型車と、中型車を運転できる免許を通算3年以上持つ同乗者、それに標識が必要です。身近にそろわない人が多いのは、その通りなんです。

そんな時は、仮免を持って教習所に入る方法を考えてみてください。教習所なら車と指導員がいるので、練習の相手を探す必要がありません。

相談2:中型を飛び込みで受けている。仮免は受かったけど、次の路上はどうする?

試験場で中型の仮免に合格し、次は路上の試験に進むという相談です。

仮免に受かったあとは、有効期間の6か月の中で本免の試験に向けて準備します。路上で練習する時は、同乗者と標識の条件をそろえてから運転しましょう。

本免の試験の受け方や必要な練習は、都道府県で案内が違うことがあります。受ける試験場の案内をよく読んでおいてください。

相談3:普通免許はあるので、中型は試験場で一発合格を目指したい

普通免許を持っていて、中型免許を試験場で直接取りたいという相談です。

普通免許の運転に慣れていても、中型車は車の大きさが違います。普通仮免の技能試験では、コースの曲線・屈折・坂道などの走行が試験の項目に入っています。大きな車ほど車幅の感覚が大事になるので、そこを意識して準備しておきましょう。

一発試験は手数料や受ける回数のことも考えておきたいので、仮免の一発試験と免許を取る費用の考え方で比べてみてください。

よくある質問

中型免許に仮免はありますか?

あります。道路交通法では、仮免許は大型・中型・準中型・普通の4種類と決められています。中型車を練習や試験で運転するには中型仮免許が必要です。

中型仮免許は何歳から受けられますか?

20歳からです。自衛官や、公安委員会が指定した適性の教習を終えた人などは19歳から受けられます。

準中型仮免許と普通仮免許は何が違いますか?

どちらも17歳6か月から受けられますが、準中型は視力の基準が両眼0.8以上・一眼0.5以上で、深視力の検査もあります。運転できる車も、準中型仮免許は準中型と普通自動車です。

中型免許の仮免試験に学科試験はありますか?

仮免の試験は適性・学科・技能で行います。他の免許を持っている人の学科試験の扱いは試験場によって案内が違うので、受ける試験場で確かめてください。

まとめ

この記事の要点
  • 仮免許は大型・中型・準中型・普通の4種類で、中型車の練習には中型仮免許が必要
  • 中型仮免許は20歳から、準中型仮免許は17歳6か月から
  • 準中型・中型は視力の基準が普通より厳しく、深視力の検査がある
  • 練習の同乗者は、中型車を運転できる免許を通算3年以上持つ人
  • 路上練習の相手がいない時は、仮免入所という方法もある
仮免ドットコム

仮免ドットコム 編集部

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