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仮免の学科試験が近づいて、問題を解いてみたら思ったより間違えた。『どんな問題が出るの?どう読めば間違えないの?』と焦っている方も多いはずです。
結論から言うと、仮免の学科試験問題は出る範囲が教則の一部に決まっていて、半分以上が「運転の方法」から出ます。そして間違いの多くは、知識不足より問題文の読み違えから起きるんです。
この記事では、仮免の問題を3つの分野に分けて、分野ごとに問題文のどこを見ればいいかを例題つきで紹介します。
仮免の学科試験問題はどこから出る?
仮免の学科試験問題は、警察庁の出題基準で章ごとに問題数が決まっています。第5章「運転の方法」が33問と一番多く、次が第1章の12問です。
道路交通法では、学科試験は国家公安委員会が作る教則の範囲内で行うと決まっています。この教則が「交通の方法に関する教則」で、教習所の教本もこの内容に沿っています。
警察庁の出題基準では、仮免の文章問題50問が次のように割り振られています。
| 教則の章 | 主な内容 | 問題数 |
|---|---|---|
| 第1章 | 信号・標識・標示に従うこと、警察官の指示、道路でしてはいけないことなど | 12問 |
| 第4章 | 運転する前の心得(点検・乗車と積載・安全運転に必要な知識を除く) | 4問 |
| 第5章 | 運転の方法(駐車と停車を除く) | 33問 |
| 第6章 | 危険な場所などでの運転(夜間の灯火・悪天候・緊急時の措置を除く) | 1問 |
『じゃあ、教本のどこを重点的に見ればいいの?』と思いますよね。表のとおり、第5章と第1章で45問になります。
まずはこの2つの章を優先して読み直すのが効率的です。
仮免の学科試験そのものの問題数・時間・合格点は、仮免の学科試験とは?にまとめています。
仮免では出ない範囲を知っておく
出題基準には、仮免許の出題区分から除く範囲も書かれています。自動車の点検、乗車と積載、安全運転に必要な知識など、駐車と停車、夜間の灯火、悪天候、緊急時の措置です。
高速道路と二輪車の章も、仮免の欄には問題数がありません。これらは本免に向けて覚えればよい範囲なんです。
市販の問題集やアプリには、本免向けの問題がまざっていることがあります。駐車禁止の距離や積載の制限など、仮免の出題区分から外れる問題は、仮免の前は後回しにしても大丈夫です。
仮免の問題の形式
仮免の学科試験問題は、すべて文章問題です。〇か×で答える正誤式で、イラスト問題は出ません。
1問1点の50点満点で、9割以上の正解が合格です。つまり、45問以上の正解が必要になります。
自動車学校の仮免試験問題は、教習所ごとに違う?
『車校の仮免問題って、教習所ごとに違うの?』と気になる方もいますよね。学科試験は教則の範囲内で行うことが法律で決まっているので、教習所や自動車学校の仮免試験問題も、出題の範囲と基準は同じなんです。
教習所に通う人の仮免学科試験は、教習所の中で受ける運用がある一方、運転免許センターで受ける県もあります。宮城県警の資料には、教習所での試験問題や正解表の保管管理を指導監督の項目にしていることが書かれています。
- 慣れた場所で受けられる
- 試験の日程を教習の予定と合わせやすい
- 会場までの移動と集合時間の確認が要る
- 当日の流れを事前に調べておく必要がある
どちらの場合も、出る問題の範囲は変わりません。受ける場所と日程は、通っている教習所の案内で確かめておきましょう。
教習の仮免問題に出てくる内容は、学科教習の学科(一)と重なります。施行規則では、普通免許の学科(一)は10時限です。
学科教習で習ったことを思い出しながら解くと、問題の意味がつかみやすくなります。
出題を3つの分野に分けて考える
仮免の問題は「標識・標示」「交通ルール」「運転の操作と心構え」の3分野に分けると、どこで間違えやすいかが見えてきます。分野ごとに、問題文で見るポイントが違います。
教則の章立てのままだと、勉強の手がかりがつかみにくいですよね。そこでこの記事では、出題を読者が覚えやすい3つの分野に分けてみました。
| 分野 | 主に教則のどこ | よく問われること | 問題文で見るところ |
|---|---|---|---|
| 標識・標示 | 第1章 | 標識の種類と意味、標示の種類 | どの種類の標識・標示の説明か |
| 交通ルール | 第1章・第5章 | 合図、速度、交差点、歩行者の保護 | 場面と数字、文末の言い方 |
| 運転の操作と心構え | 第4章・第5章・第6章 | 乗り降り、運転姿勢、発進、仮免許の決まり | 手順の順番、誰が何をするのか |

この分け方は、教則の章ではなく「問題文の読み方」で分けたものです。同じ第5章の問題でも、合図の時期を問う問題と、発進の手順を問う問題では、気をつけるところが違うからです。
標識・標示の問題の解き方
標識・標示の問題は、「どの種類の説明か」を見るのがコツです。種類の名前と説明が入れ替わっていないかを確かめましょう。
教則では、標識は本標識と補助標識に分かれ、本標識には規制標識・指示標識・警戒標識・案内標識の4種類があると説明されています。標示(路面に書かれた線や文字)は、規制標示と指示標示の2種類です。
| 種類 | 教則の説明(要約) | 例 |
|---|---|---|
| 規制標識 | 特定の交通方法を禁止したり、指定したりする | 通行止め、最高速度 |
| 指示標識 | 特定の交通方法ができることや、決められた場所を示す | 駐車可、横断歩道 |
| 警戒標識 | 道路上の危険や注意すべき状況を前もって知らせる | 踏切あり、道路工事中 |
| 案内標識 | 地点の名前や方面、距離を示す | 方面と距離 |
| 補助標識 | 本標識の意味を補う。普通は本標識の下に付く | 時間や曜日、車の種類 |
例題で見てみよう
「特定の交通方法ができることを示す標識を、規制標識という」
答えは×です。教則では、特定の交通方法ができることを示すのは指示標識です。
規制標識は、禁止したり指定したりする標識なんです。
「補助標識は、普通、本標識の上に取り付けられている」
これも×です。教則には、補助標識は普通、本標識の下に取り付けられていると書かれています。
「道路にペイントで書かれた線や文字は、標識の一つである」
答えは×です。教則では、ペイントや道路びょうなどで路面に示された線・記号・文字は「標示」と呼び、標示板である「標識」とは分けて説明しています。
『標識も標示も、同じようなものでは?』と思いますよね。立っている板が標識、路面に書かれているのが標示、と場所で分けて覚えると混ざりにくくなります。
補助標識には、規制の理由や、規制が適用される時間・曜日・車の種類が書かれていることがあります。問題文に時間や車の種類が出てきたら、補助標識の話かもしれない、と考えてみてください。
- 種類の名前(規制・指示・警戒・案内・補助)と説明が合っているか
- 標識の話か、路面の標示の話か
- 「本標識」と「補助標識」が入れ替わっていないか
- 取り付け位置や、規制が適用される時間の説明が正しいか
標識の形や色での覚え方は、仮免学科の標識・標示の覚え方で詳しく紹介しています。
交通ルールの問題の解き方
交通ルールの問題は、「場面」と「数字」と「文末」の3か所を見ます。特に合図の時期のように、場面によって数字が変わるものは取り違えやすいところです。
交通ルールの問題は、仮免の問題の中でも量が多い分野です。ここでは、教則と法令に書かれている内容から例題を作ってみました。
合図の時期の問題
道路交通法施行令では、合図を出す時期が場面ごとに決まっています。
| 場面 | 合図を出す時期 |
|---|---|
| 左折・右折・転回 | その地点(交差点では交差点の手前の側端)から30メートル手前に来た時 |
| 進路変更 | 進路を変えようとする時の約3秒前 |
| 徐行・停止・後退 | その行為をしようとする時 |
「同じ方向に進みながら進路を左に変える時は、進路を変えようとする地点の30メートル手前で合図を出す」
答えは×です。進路変更の合図は約3秒前で、30メートル手前は右左折や転回の時の決まりです。
『30メートルって覚えたのに、なんで×なの?』となりやすい問題ですよね。数字そのものではなく、「どの場面の数字か」までセットで覚えておくと防げます。
また、合図はその行為が終わるまで続け、終わったらやめることになっています。行為をしないのに合図を出すことも禁止されています。
徐行の問題
道路交通法では、徐行を「車両等が直ちに停止することができるような速度で進行すること」と定義しています。教則でも「車がすぐ停止できるような速度で進むこと」と書かれています。
「徐行とは、時速10キロメートル以下の速度で進むことをいう」
この問題文には気をつけたいところがあります。法令と教則の定義には、具体的な速度の数字は入っていないんです。
10キロメートルという数字は目安として言われることがありますが、公的な定義ではありません。定義を問う問題では、法令の言葉に沿って考えるのが安全です。
停止距離の問題
教則では、停止距離は空走距離と制動距離を合わせたものと説明されています。また、路面が雨にぬれ、タイヤがすり減っている時は、乾いた路面でタイヤの状態がよい時に比べて「2倍程度に延びることがあります」と書かれています。
「雨にぬれた路面では、停止距離はどんな時も乾いた路面の2倍になる」
答えは×と考えられます。教則は「延びることがあります」と書いていて、いつでも2倍になるとは言っていません。
数字が合っていても、場面が違えば×になります。また「〜することがある」と「どんな時も〜」のように、文末の言い方が変わると答えも変わります。問題文の最後の一言まで読んでから答えましょう。
数字をまとめて覚えたい方は、仮免学科の数字の覚え方も参考にしてみてください。
運転の操作と心構えの問題の解き方
運転の操作の問題は、教則に書かれた手順の順番と、誰が何をするのかを見ます。教習所のコースで実際にやっていることと結び付けると覚えやすい分野です。
この分野は、教習所の技能教習で体を動かして覚えたことが、そのまま問題になっている部分です。実は、技能の練習を思い出しながら解くと、迷いにくくなります。
乗車と発進の手順
教則では、車に乗る前に、車の前後に人がいないか、車の下に子どもがいないかを確かめるとされています。発進する時は、合図をし、もう一度バックミラーなどで前後左右の安全を確かめてから発進します。
| 場面 | 教則に書かれていること |
|---|---|
| 乗る前 | 車の前後に人がいないか、車の下に子どもがいないかを確かめる |
| ドアを閉める | 少し手前で一度止め、力を入れて閉める |
| 降りる | まず少し開けて一度止め、安全を確かめてから降りる |
| シートの位置 | クラッチを踏み込んだ時、ひざがわずかに曲がる位置 |
| 背もたれ | ハンドルに両手をかけた時、ひじがわずかに曲がる位置 |
| 発進 | 合図をし、もう一度バックミラーなどで安全を確かめてから発進する |
「発進する時は、合図を出せば、改めて後方を確かめなくてもよい」
答えは×です。教則では、合図をしたあと、もう一度バックミラーなどで前後左右の安全を確かめてから発進するとされています。
仮免許と初心者マークの問題
仮免の問題には、仮免許で練習する時の決まりも出てきます。教則では、第一種免許を3年以上受けている人や第二種免許を受けている人などを横に乗せ、車の前と後ろに仮免許練習標識を付けると書かれています。
「仮免許で練習する時は、免許を受けて1年以上たった人を横に乗せればよい」
答えは×です。第一種免許の場合、免許を受けていた期間が通算して3年以上の人であることが条件です。
初心者マークも出やすい話題です。準中型免許か普通免許を受けて1年を過ぎていない人は、普通自動車の前と後ろに初心者マークを付けます。
「初心者マークを付けた車の運転者は、ほかの車に幅寄せや割り込みをしてはいけない」
この問題文は、主語に注意が必要です。教則が禁止しているのは、初心者マークを付けた車に対して、ほかの車が幅寄せや無理な割り込みをすることなんです。
- 手順の順番が教則と同じか(合図と確認の順など)
- 「誰が」守る決まりなのか(主語が入れ替わっていないか)
- 仮免許の同乗者の条件(年数・免許の種類)が正しいか
- 「前と後ろ」のように、付ける場所が正しく書かれているか

仮免の問題で間違えた時の見直し方
間違えた問題は、正しい答えを覚えるだけでなく「どこを読み違えたか」を分類しておくと、同じ間違いが減ります。分野と読み違えの種類で印を付けておきましょう。
問題を解いて間違えた時、答えだけ赤で書いて終わりにしていませんか。それだと、少し言い回しが変わった問題でまた間違えることがあります。
| 読み違えの種類 | 例 | 次に気をつけること |
|---|---|---|
| 場面の取り違え | 右左折と進路変更の合図の時期 | 数字は場面とセットで覚える |
| 文末の読み落とし | 「延びることがある」と「どんな時も」 | 最後の一言まで読む |
| 主語の入れ替わり | 初心者マークの車と周りの車 | 誰が守る決まりかを確かめる |
| 種類の入れ替わり | 規制標識と指示標識 | 名前と説明の組み合わせを確かめる |
| 条件の書き換え | 同乗者の年数 | 条件の数字と例外を確かめる |

ひっかけに見える問題も、この表のどれかに当てはまることがほとんどです。ひっかけの型をもっと詳しく知りたい方は、仮免のひっかけ問題で4つの型に分けて紹介しています。
- 間違えた問題に、上の表のどの読み違えかを書き込む
- 教本の該当ページを開き、根拠になる一文を探す
- その一文を、自分の言葉で言い直してみる
- 数日あけて、同じ問題をもう一度解く
練習問題の復習の仕方は、仮免の練習問題の使い方でさらに詳しく紹介しています。
仮免の問題について、よくある相談
よくある相談は「模擬テストは満点なのに本番で落ちた」「〇だと思った合図の問題が×だった」「練習で45問に届かない」の3つです。どれも、読み方を変えることで改善が期待できます。
知恵袋などでよく見かける相談を要約して、答えていきますね。
模擬テストは満点だったのに、本番で落ちてしまった
教習所の学習システムでは満点を取れていたのに、仮免の学科で落ちてしまった、という相談です。閲覧数が多く、同じ悩みの方が多いことが分かります。
同じ問題を何度も解いていると、問題文を最後まで読まずに答えを思い出すクセがつくことがあります。本番では言い回しが違う問題も出るので、問題文の場面・数字・主語を毎回確かめる練習をしておくと安心です。
〇だと思った合図の問題が×だった
練習問題で、合図の問題を〇と思ったら×だった、なぜかが分からない、という相談もあります。
合図の問題は、右左折・進路変更・徐行や停止で、出す時期が違います。どの場面の合図を聞いているのかを先に確かめてから、数字や順番を見るようにしてみてください。
練習問題で50問中37問、あと数日で45問に届く?
練習問題の点数が合格の基準に届かず、残りの日数で間に合うか不安、という相談です。
伸びしろは、間違えた問題の中にあります。まず第5章と第1章の範囲に絞り、間違えた問題を読み違えの種類ごとに見直すと、短い期間でも点数が変わりやすくなります。
『あと数日しかないのに…』と焦る気持ちは自然です。ただ、新しい問題集に手を広げるより、手元の間違えた問題を確実に解けるようにする方が近道です。
教習の予定が詰まっていて、勉強の時間が取れないという方もいると思います。これから通い方を考える方は、合宿免許や教習所の探し方も知っておくと、自分に合う進め方を選びやすくなります。
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仮免からの進め方を見直すなら、教習所・合宿免許の探し方も
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よくある質問
仮免の学科試験問題は何問出ますか?
文章問題が50問出ます。〇か×で答える正誤式で、イラスト問題は出ません。
仮免の問題で一番多く出るのはどこですか?
警察庁の出題基準では、教則の第5章「運転の方法」から33問と一番多く出ます。次が第1章の12問です。
駐車禁止の場所の問題は仮免で出ますか?
警察庁の出題基準では、駐車と停車の節は仮免許の出題区分から除かれています。本免に向けて覚えれば大丈夫です。
仮免の試験問題は教習所によって違いますか?
学科試験は教則の範囲内で行うと法律で決まっているので、出題の範囲は同じです。受ける場所や方式は、教習所や都道府県によって違います。
問題文が長くて読み違えます。どうすればいいですか?
場面・数字・主語・文末の4か所に印を付けながら読む練習をしてみてください。特に文末の一言で〇×が変わる問題が多いので、最後まで読んでから答えるのがコツです。
まとめ
- 仮免の学科試験問題は、教則の第1章・第4章・第5章・第6章から50問出る
- 第5章「運転の方法」が33問、第1章が12問で、この2つで45問になる
- 駐車と停車、乗車と積載、夜間の灯火、高速道路などは仮免の出題区分に入らない
- 問題は「標識・標示」「交通ルール」「運転の操作と心構え」の3分野で見ると読み方が分かる
- 間違えた問題は、読み違えの種類で分けて見直す





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