仮免許練習中の標識(プレート)とは?付ける位置と大きさ

仮免許練習中の標識(プレート)の付ける位置と大きさを紹介する記事のアイキャッチ。後ろに白い標識を付けた練習用の車

当サイトの記事は編集部が法令・警察庁や都道府県警察などの公的機関の情報、業界団体の公開情報を調べて独自に執筆しています。記事内に合宿免許・教習所探しのサービスへの案内(広告)を含みます。

仮免許を取って、家の車で練習しようと思った時に『あの白いプレート、どこにどう付ければいいの?』と迷う方は多いですよね。

結論から言うと、仮免許練習中のプレートは車の前と後ろの両方に、地上0.4メートル以上1.2メートル以下の見やすい位置に付けます。大きさや色も警察が案内しているので、そこに合わせれば大丈夫です。

この記事を読むと、付ける場所・大きさと見た目・付け忘れた時の扱いが分かり、出発前に自分で確かめられるようになります。

目次

仮免許練習中のプレートとは?何のために付けるもの?

先に結論

道路交通法では、仮免許で練習のために運転する時、車の前面と後面に決まった様式の標識を付けることになっています。これが「仮免許練習中」のプレートです。

よく「仮免プレート」「仮免マーク」と呼ばれていますが、法律の上では練習運転のための「標識」です。周りの車や歩行者に「この車は練習中です」と知らせる役割があるんです。

教習所の路上教習で乗る教習車にも、前と後ろに同じ「仮免許練習中」の表示が付いていますよね。教習所の外で練習する時は、これを自分で用意して付けることになります。

項目中身決めている決まり
付ける時仮免許で練習のために運転する時道路交通法第87条第3項
付ける場所車の前面と後面の両方道路交通法第87条第3項
高さ地上0.4メートル以上1.2メートル以下道路交通法施行規則第15条の3
様式決められた様式(別記様式第十一)道路交通法施行規則第16条

仮免の表示はプレート1枚の話に見えますが、実は仮免許で練習する条件の一つです。隣に乗る人や練習という目的と並ぶ大事な条件なので、仮免許で運転する条件もあわせて見ておくと安心です。

仮免マークと初心者マークはどう違う?

『仮免マークと初心者マークって、同じようなもの?』と思う方もいるはずです。実はこの2つは、付ける人も期間もまったく別物なんです。

比べる所仮免許練習中の標識初心者マーク
付ける人仮免許で練習する人準中型免許か普通免許を受けて1年に達しない人
付ける場面練習のために運転する時普通自動車を運転する時
付ける場所車の前面と後面車の前と後ろの決められた位置
決めている決まり道路交通法第87条第3項道路交通法第71条の5第2項

本免許を受けた後は、仮免許練習中の標識ではなく初心者マークの出番です。仮免許は、同じ車種の本免許を受けると効力を失うことも覚えておきましょう。

教習所の教習車と自分の練習車の違い

教習所の中では、標識の用意も付け外しも教習所がしてくれます。ところが教習所の外の練習では、プレートを用意するのも付けるのも自分たちです。

例えばこんな会話になりがちです。

「プレートって、教習車みたいに最初から付いてるんじゃないの?」
「家の車には付いてないから、自分たちで用意して付けるんだよ」

家の車での練習の全体の流れは仮免で路上練習するにはで紹介しています。

付ける場所:前と後ろの「地上0.4〜1.2メートル」

先に結論

仮免許練習中のプレートは、車の前と後ろの両方に付けます。高さは地上0.4メートル以上1.2メートル以下で、前や後ろから見やすい所です。

付ける場所は、施行規則で「地上0.4メートル以上1.2メートル以下の位置に前方又は後方から見やすいように表示する」と決められています。警視庁の案内では「前面と後面に40~120cmの高さ」という書き方です。

さらに広島県警察は、前面ガラスに付けてはいけないと案内しています。前の標識は、ガラスの内側に置くのではなく、車の外側に付けるものと考えておきましょう。

付ける所決まり・案内確かめ方の例
前前面に付ける。前面ガラスは不可(広島県警察)車の正面に立って、標識が見えるか見る
後ろ後面に付ける車の真後ろに立って、標識が見えるか見る
高さ地上0.4メートル以上1.2メートル以下メジャーで地面から標識までを測る
見やすさ前方・後方から見やすいように少し離れた所から見て、隠れていないか見る

『だいたいバンパーの上あたりなら平気だよね?』と目分量で決めがちですよね。ただ、車の形によって高さは変わるので、一度メジャーで測っておくと迷いません。

前に付ける時に迷いやすいこと

前の標識で一番迷うのが、付ける場所が見つからないことです。前はボンネットやバンパーの形が丸く、平らな所が少ない車もあります。

その時も、前面ガラスに置くのは広島県警察の案内でできないとされています。地上0.4メートル以上1.2メートル以下の範囲で、前から見える外側の場所を探してみてください。

  • バンパーやボンネットの前側など、前から正面に見える所を探す
  • 高さを地面から測って、範囲に入っているか確かめる
  • ライトやナンバープレートを隠さない位置にする
  • 運転席から前が見えにくくならないかを座って確かめる

後ろに付ける時に気をつけたいこと

後ろは、トランクやバックドアなど平らな面が多く、前より付けやすいことが多いです。ただ、ドアを開け閉めする所に付けると、ずれたり外れたりすることもあります。

後ろも、後ろの車から見やすいことが大切です。後ろの窓ガラスの内側に置くのではなく、車の外側の見やすい所に付けておくと安心です。

仮免許練習中の標識を付ける場所を、車の前と後ろ、地上0.4〜1.2メートルの高さで示した図解

車の形ごとの付け方の目安

車の形で付けやすい所は違います。あくまで目安なので、最後は高さを測って決めてみてください。

車の形前で探しやすい所後ろで探しやすい所気をつけたいこと
ボンネットが低い車バンパーの前側トランクやバンパーの上前は高さが0.4メートルに届くかを測る
背の高い車ボンネットの前側バックドアの下の方1.2メートルを超えていないかを測る
前が丸い形の車平らに近い部分バックドアやバンパー走って外れないかを手で揺らして見る

大きさと見た目:縦17センチ以上・横30センチ以上、白地に黒文字

先に結論

警察の案内では、標識は縦17センチ以上・横30センチ以上で、白地に黒文字です。熊本県警察は文字の大きさや線の太さまで示しています。

標識の様式は、施行規則の「別記様式第十一」で決められています。この記事では、その中身を県警察が案内している数字で紹介します。

確かめる所案内の中身出典
大きさ縦17センチ以上・横30センチ以上広島県警察・熊本県警察
地の色と文字の色白地に黒文字熊本県警察・広島県警察・警視庁
「仮免許」の文字縦・横4センチ、線の太さ0.5センチ熊本県警察
「練習中」の文字縦8センチ・横7センチ、線の太さ0.8センチ熊本県警察
材質金属製または木製など熊本県警察

小さめのプレートでも文字が読めればいい、と思う方もいますよね。ただ、大きさは「以上」で案内されているので、小さい物は案内に合いません。

様式の正本について

この記事の数字は県警察の案内にある数字です。様式の正本は施行規則の別記様式第十一なので、細かい所で迷う時はお住まいの都道府県警察の案内も見てみてください。

「仮免許」と「練習中」の2段の文字

仮免許練習中の標識は、「仮免許」と「練習中」の2つの文字でできています。熊本県警察の案内では、「練習中」の方が大きく、線も太く示されています。

遠くから見た時に「練習中」が目に入りやすい作りなんです。自分で用意する時は、2つの文字の大きさの違いも意識してみてください。

材質と付け方の考え方

熊本県警察は、標識を「金属製又は木製等」と案内しています。走っている間に風を受けても、曲がったり飛んだりしにくい物が向いていると言えます。

磁石で付けるタイプや、ひもで結ぶタイプなど、付け方はいろいろ考えられます。大事なのは、走っている間に外れないことと、決められた大きさ・色・位置に合っていることです。

よくある失敗

付け方が弱くて、走り出してすぐに標識がずれたり外れたりすることです。出発前に手で軽く揺らして、しっかり付いているか確かめておきましょう。

用意したプレートを測ってみる手順

プレートを買ったり、もらったりした時も、一度は自分で測っておくと安心です。案内に合っているかが、その場で分かります。

プレートを確かめる手順
  1. メジャーで縦と横の長さを測り、縦17センチ以上・横30センチ以上かを見る
  2. 地が白で、文字が黒かを見る
  3. 「仮免許」と「練習中」の2段の文字が、離れた所から読めるかを見る
  4. 車に付けた後、地面から標識までの高さを測る

『買った物だから、測らなくても合っているはず』と思いがちですよね。ただ、売られている物でも大きさはいろいろなので、自分の目で確かめるのが一番です。

周りの車からはどう見えている?

仮免許練習中の標識は、周りのドライバーに「この車はまだ練習中です」と伝えるための物です。前と後ろの両方に付けるのは、前から来る車にも後ろを走る車にも見えるようにするためなんです。

『後ろの車に迷惑をかけていないかな』と気になって、焦ってしまう方もいますよね。標識が見えていれば、練習中だと伝わっています。焦ってスピードを上げるより、自分のペースで安全に走ることを優先しましょう。

標識を印刷したり自作したりする時の考え方は、仮免許練習中の標識を印刷・自作するにはで詳しく紹介しています。

付け忘れた・外れた時はどうなる?

先に結論

標識を付けずに練習すると「仮免許練習標識表示義務違反」になります。道路交通法の罰金の対象で、基礎点数は1点、反則金も決まっています。

『前だけ付け忘れたくらいなら、大したことないよね?』と思ってしまうかもしれません。ただ、前面と後面の両方が条件なので、片方だけでは条件を満たしていないことになります。

ケース道路交通法などでの扱い
標識を付けずに練習した仮免許練習標識表示義務違反。基礎点数1点、罰金の対象、反則金あり
うっかり付け忘れた過失の場合も罰金の対象とされている
同乗者の条件も欠けていた別に仮免許運転違反。基礎点数12点、仮免許の取消しの基準

熊本県警察の案内では、交通違反があった時は、仮免許証の取消しや、本免許の拒否・保留の処分を受けることがあるとされています。プレート1枚の話でも、軽く見ない方が安心です。

走っている途中で外れたら

走っている途中で標識が外れたと気づいたら、まずは安全な場所に車を止めましょう。急ブレーキや、道の真ん中で止まるのは避けてください。

止まったら、隣の人と一緒に標識を付け直します。付け直せない時は、その日の練習はそこまでにして、隣の人と相談して帰り方を決めましょう。

外れた時の動き方
  1. 合図を出して、安全な場所に止まる
  2. 周りを確かめてから車を降りる
  3. 標識を付け直し、しっかり付いているか揺らして確かめる
  4. 付け直せない時は、その日の練習を終える

標識以外の条件もそろっている?

標識を付けていても、それだけで練習してよいわけではありません。隣に条件を満たす人が乗っていて、練習のための運転であることもそろえる必要があります。

一人で運転した時の扱いは仮免で一人で運転したらどうなる?、運転してよい場面は仮免許で運転できる?で紹介しています。

付ける前のチェックリスト:場所・大きさ・付け忘れ

先に結論

仮免許練習中のプレートの決まりは「付ける場所」「大きさと見た目」「付け忘れ」の3つに分けると覚えやすいです。出発前に、3つを順番に見ていきましょう。

ここまでの話を、出発前に確かめるチェックリストにしました。スマホに保存しておいて、練習のたびに見るのがおすすめです。

付ける場所のチェック
  • 前と後ろの両方に付けた
  • 地上0.4メートル以上1.2メートル以下の高さにある
  • 前面ガラスに置いていない
  • 前や後ろから見やすく、何かに隠れていない
大きさと見た目のチェック
  • 縦17センチ以上・横30センチ以上ある
  • 白地に黒文字になっている
  • 「仮免許」「練習中」の文字が読める
  • 汚れや破れで見えにくくなっていない
付け忘れ・外れのチェック
  • 出発前に車の周りを一周して見た
  • 手で揺らしても外れない
  • 休憩した後にも付いているか見た
  • 練習が終わったら外して、決まった場所にしまった

『毎回チェックするのは面倒かも』と思いますよね。最初の数回だけでも隣の人と声に出して確かめると、すぐに習慣になります。

仮免許練習中のプレートを付ける前に確かめる、場所・大きさと見た目・付け忘れの3つのチェックリストの図解

隣に乗る人と一緒に確かめるコツ

チェックを一人でやると、見落としが出がちです。隣に乗る人と役割を分けると、短い時間で確かめられます。

「前のプレートは私が見るから、後ろをお願い」
「後ろは付いてるよ。高さも大丈夫そう」

隣に乗る人の条件は仮免の同乗者の条件でまとめています。

練習のたびに付けて、終わったら外す

仮免許練習中の標識は、練習で運転する時に付ける物です。練習しない時まで付けっぱなしにする必要はありません。

家族が普段使いする車で練習するなら、練習が終わったら外しておくと周りにも分かりやすいです。外した標識は、曲がったり汚れたりしない所にしまっておきましょう。

タイミングすること
練習の前前と後ろに付けて、高さと見え方を確かめる
休憩の後外れていないかをもう一度見る
練習の後外して、汚れや破れがないか見てからしまう
本免許を受けた後仮免許練習中の標識は使わず、初心者マークを付ける

よくある相談:仮免練習中のプレートで迷うこと

知恵袋などでよく見かける、仮免練習中のプレートについての相談を3つ選んで答えてみます。

先に結論

どの相談も「前と後ろ・高さ・大きさと色・外れないか」で考えると答えが見えてきます。決まりに書かれていない細かい所は、自分で決めずに警察の案内で確かめましょう。

相談1:紙のプレートをもらったけど、そのまま車に貼っていい?

仮免許練習中のプレートを紙でもらって、テープで車に貼ろうとしているという相談です。熊本県警察は、標識を金属製や木製などと案内しています。

紙のままだと、風や雨で破れたり飛んだりしやすいですよね。板に貼って補強するなど、走っている間に外れない工夫をしてから付けると安心です。

紙の標識で大丈夫かどうか細かく迷う時は、お住まいの都道府県警察の案内を見てみてください。

相談2:後ろはマグネットで付くのに、前に付ける場所がない

後ろはマグネットのプレートを付ける場所があるのに、前は付く場所が見つからないという相談です。広島県警察は、前面ガラスに付けてはいけないと案内しています。

前は、地上0.4メートル以上1.2メートル以下の範囲で、前から見える外側の場所を探します。磁石が付かない場所なら、ひもで固定するなど、外れない付け方を考えてみてください。

相談3:同乗者とプレートはそろったのに、仮免許証を忘れた

隣に乗る人とプレートは用意できていたのに、仮免許証を持っていなかったという相談です。道路交通法では、運転する時は免許証を携帯することになっていて、仮免許証も同じです。

広島県警察も、運転中は仮免許証を携帯するよう案内しています。プレートを付ける時に、一緒に仮免許証も持ったか確かめる習慣にしておきましょう。

仮免許の制度の全体は仮免とは?で紹介しています。

確かめる先の目安

標識の様式や付け方の細かい所は都道府県警察、教習の進み方は通っている教習所に聞くと話が早いです。

プレートの用意や練習の段取りを考えるうちに、教習所での進み方を見直したくなる方もいるはずです。仮免から先をまとめて進めたい時は、合宿免許や通いやすい教習所の探し方も知っておくと選択肢が広がります。

教習所・合宿免許さがし(PR)

仮免からの進め方を見直すなら、教習所・合宿免許の探し方も

通いやすさや予約の取りやすさ、まとまった休みで集中して取る合宿免許など、教習所の選び方はいくつかあります。地域や日程から教習所を探して、自分に合う通い方を比べてみてください。

無料教習所・合宿免許を探す

教習の内容・料金・日程は各教習所の案内でご確認ください。

よくある質問

仮免許練習中のプレートは前と後ろの両方に必要ですか?

はい、道路交通法では車の前面と後面の両方に付けることになっています。片方だけでは条件を満たしません。

仮免許のプレートはどの高さに付ければいいですか?

施行規則では、地上0.4メートル以上1.2メートル以下の、前や後ろから見やすい位置と決められています。メジャーで地面から測っておくと迷いません。

仮免プレートを前の窓ガラスの内側に置いてもいいですか?

広島県警察は、前面ガラスに付けてはいけないと案内しています。前は車の外側の見やすい所に付けましょう。

仮免練習中プレートの大きさはどのくらいですか?

県警察の案内では、縦17センチ以上・横30センチ以上で、白地に黒文字です。熊本県警察は文字の大きさや線の太さも示しています。

仮免マークを付け忘れて練習するとどうなりますか?

仮免許練習標識表示義務違反になり、基礎点数は1点で、罰金の対象です。反則金も決まっています。

まとめ

この記事の要点
  • 仮免許練習中のプレートは、道路交通法で練習の時に付ける標識
  • 車の前と後ろの両方に、地上0.4メートル以上1.2メートル以下で付ける
  • 前面ガラスには付けない(広島県警察の案内)
  • 大きさは縦17センチ以上・横30センチ以上、白地に黒文字が目安
  • 付け忘れると仮免許練習標識表示義務違反で、基礎点数は1点
  • 出発前に「場所・大きさと見た目・付け忘れ」の3つを確かめる
仮免ドットコム

仮免ドットコム 編集部

仮免許(仮運転免許)の学科試験・修了検定・効果測定の対策から、仮免での路上練習の条件、有効期限や手続き、合宿免許・教習所の選び方までを、教習中の人と家族が落ち着いて準備できるように整理している情報サイトです。 公式サイト

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次