当サイトの記事は編集部が法令・警察庁や都道府県警察などの公的機関の情報、業界団体の公開情報を調べて独自に執筆しています。記事内に合宿免許・教習所探しのサービスへの案内(広告)を含みます。
仮免許を取ると、『高速道路も走ってみたい』と考えることもありますよね。
結論から言うと、家族を隣に乗せた仮免許の練習で、高速道路を走ることはできません。熊本県警察などは、仮免許での高速道路の運転を禁止と案内しています。一方で、教習所の第二段階では、教習として高速道路の走り方を学ぶ機会があります。
ここでは、仮免許と高速道路の関係を3つの段階に分けて、順番にお伝えしますね。
仮免許で高速道路は走れる?3つの段階で見る
仮免許の高速道路は「家族との練習では走らない」「教習所の教習では指導員と学ぶことがある」「本免許を取った後は初心者マークを付けて走れる」の3段階で考えると分かりやすいです。
仮免で高速に乗れるかは、誰と、何のために走るかで答えが変わります。この記事では、次の3つの段階に分けて見ていきます。

| 段階 | 高速道路は? | 根拠や確かめ先 |
|---|---|---|
| 1. 仮免許で家族と練習する時 | 走らない | 熊本県警察「高速道路の運転は禁止です」。警視庁・広島県警察も練習場所から除いている |
| 2. 教習所の第二段階 | 教習として走ることがある | 時期や走り方は通っている教習所の案内で確かめる |
| 3. 本免許を取った後 | 走れる | 免許を受けて1年は初心者マークを付ける(道路交通法) |
『結局、仮免で高速乗れるの?乗れないの?』とモヤモヤしますよね。家族との練習なら乗れない、教習なら乗ることがある、が答えです。
『仮免許なのに、教習では高速に乗るの?』と不思議に思いますよね。教習所の教習は、教習指導員が隣で教える特別な場です。家族との練習とは別の話として考えてください。
家族との練習で高速道路に乗れない理由
道路交通法施行規則では、本免許を受けるための路上練習を、高速自動車国道と自動車専用道路以外の道で行う練習と決めています。警察も、仮免許での高速道路の練習はしないよう案内しています。
家族と路上練習をする時、走ってよい道には決まりがあります。道路交通法施行規則第21条の17では、受験に必要な仮免許での運転練習を、高速自動車国道と自動車専用道路以外の道で行うものとしています。
さらに、交通がとても混雑しているなど、練習に向かない道も除かれています。各地の警察の案内も、同じ考え方です。
| 警察の案内 | 書かれていること |
|---|---|
| 熊本県警察 | 「高速道路の運転は禁止です。」 |
| 警視庁 | 練習場所は「高速自動車国道及び自動車専用道路以外の道路」 |
| 広島県警察 | 高速自動車国道・自動車専用道路・混雑などで練習に向かない道路以外で行う |
練習で走れる道・走らない道
『じゃあ、どこなら走っていいの?』と迷いますよね。家族との練習で考えると、こんな分け方になります。

- 自宅の周りの住宅街など、走り慣れた一般道
- 交通量が落ち着いた時間帯の幹線道路
- 信号や交差点のある普通の市街地の道
- 高速自動車国道
- 自動車専用道路
- ひどく混雑していて練習に向かない道
仮免許で公道を走る時は、高速以外の道でも、条件を満たす同乗者・前後の標識・練習の目的がそろっていることが前提です。公道で運転できる場面は仮免で運転できる?公道を走ってよい場面とルールで紹介しています。
速度の取り消しの基準にも高速の数字がある
道路交通法施行令の仮免許の取り消しの基準には、最高速度を時速30km(高速自動車国道などでは時速40km)以上超えて運転することが入っています。
ここに高速の数字があるからといって、仮免許の練習で高速を走ってよい、という意味ではありません。家族との練習では、一般道だけで経験を積んでいきましょう。
家族の遠出で運転を替わるのも同じ
家族で遠出をする時、「少しだけ替わってみる?」と声をかけられることもあるかもしれません。でも、仮免許で運転できるのは練習のためと、試験・検定の時だけです。
熊本県警察は「練習以外の目的で自動車を運転すると違反になります」と案内しています。移動のために高速道路で運転を替わるのは、練習の場所としても目的としても外れてしまうんです。
「隣に親が乗っていれば高速もいい」と考えてしまうことです。同乗者の条件を満たしていても、高速道路と自動車専用道路は練習の場所から外れています。
教習所の高速教習はいつ走る?
仮免許を取った後の第二段階は、道路で行う教習が中心になります。高速道路の走り方を学ぶ教習(いわゆる高速教習)もこの段階で受けるという声が多いので、時期や内容は教習所の案内で確かめておきましょう。
道路交通法施行規則では、普通免許の第二段階(応用走行)は、シミュレーターで行う教習などを除いて「道路において行うこと」とされています。時限数はATで19時限、MTで23時限です。
知恵袋でも、高速教習が不安という声や、高速から卒検までの日数を気にする相談がよく見られます。高速教習を実車で走るのか、どの時期に入るのかは、教習所ごとに組み方が違うところです。
| 確かめたいこと | 確かめ先 |
|---|---|
| 高速教習があるか・いつ受けるか | 教習所の教習の流れの案内、受付 |
| 実車か、シミュレーターか | 教習所の説明、担当の指導員 |
| 高速教習の前に準備すること | 学科の教本の高速道路の章、指導員 |
高速教習の前に読み返しておきたいこと
高速教習の前は、高速道路での決まりを教本で読み返しておくと安心です。例えば、普通自動車の最高速度は高速自動車国道の本線車道などで時速100km、最低速度は時速50kmと道路交通法施行令で決められています。
教則では、路面が乾いていてタイヤが新しい時、時速100kmなら約100mの車間距離が要ると説明しています。雨でぬれた路面でタイヤが減っている時は、約2倍程度が必要になることもあります。
高速教習が不安な時にできること
スピードが出るのが怖い、という方も多いはずです。不安な時は、教習の前に指導員へ「合流で何を見ればいいか」を聞いておくと、当日の頭の中が整理されます。
一般道の教習で、ミラーと目視で後ろを確かめる動作を固めておくのも効果的です。高速道路の合流や車線変更も、この確認の積み重ねでできているからです。
仮免許の期限と高速教習
仮免許の有効期間は、適性試験を受けた日から6か月です。道路での教習は仮免許が有効な間に受けるので、高速教習の予約が取りにくい時期は、期限から逆算して予定を立てておきましょう。
『期限までに卒業できるかな』と心配な時は、早めに教習所の受付に相談するのが一番です。予約の取りやすさや、まとめて通える進め方を知っておくと、期限への不安も減らせますよ。
教習所・合宿免許さがし(PR)
仮免からの進め方を見直すなら、教習所・合宿免許の探し方も
通いやすさや予約の取りやすさ、まとまった休みで集中して取る合宿免許など、教習所の選び方はいくつかあります。地域や日程から教習所を探して、自分に合う通い方を比べてみてください。
無料教習所・合宿免許を探す教習の内容・料金・日程は各教習所の案内でご確認ください。
仮免の学科試験に高速の問題は出る?
警察庁の学科試験の出題基準では、教則の第7章「高速道路での走行」は仮免許の出題区分に入っていません。高速道路の問題は、本免許の学科に向けて覚えていく内容です。
教習所の問題集に高速の問題が載っていて、『仮免の試験にも出るの?』と焦る方もいますよね。警察庁の通達の出題基準を見ると、仮免許の学科試験は教則の第1章・第4章・第5章・第6章から出ることになっています。
| 教則の章 | 仮免許の学科試験 |
|---|---|
| 第1章 歩行者と運転者に共通の心得 | 出題あり |
| 第5章 自動車や一般原動機付自転車の運転の方法 | 出題あり(駐車と停車の節を除く) |
| 第7章 高速道路での走行 | 仮免許の欄に出題なし |
教習所の学習システムや問題集には、本免許向けの問題が混ざっていることがあります。仮免の学科試験の範囲は仮免の学科試験とは?で紹介しています。
本免許を取った後、初めての高速道路の準備
本免許を取った後は、高速道路を走れるようになります。ただ、免許を受けて1年に達するまでは初心者マークを付けることが道路交通法で決められています。最初は短い区間から慣れていきましょう。
本免許を取ると、いよいよ自分で高速道路に乗れるようになります。うれしい反面、合流や車線変更が不安という方も多いはずです。
- 初心者マークを車の前と後ろに付けた
- 乗る区間と降りる出口を、地図で先に確かめた
- 最高速度と最低速度を教本で読み返した
- 車間距離を広めにとるつもりでいる
- 家族など、運転に慣れた人に一緒に乗ってもらう
初めての高速は、いきなり長い距離を走るより、段階を踏むと気持ちが楽になります。例えばこんな順番です。
| 回数の目安 | 走り方 |
|---|---|
| 1回目 | 家族に運転してもらい、助手席で合流や出口の流れを見る |
| 2回目 | 交通量の少ない時間に、自分で1区間だけ走る |
| 3回目以降 | 慣れてきたら、少しずつ走る区間を延ばす |
教則では、初心者マークを付けた車に幅寄せしたり、前に無理に割り込んだりしてはいけないとされています。周りの車もそれを知っているので、落ち着いて自分のペースで走れば大丈夫です。
知恵袋でよくある相談:仮免許と高速道路
Yahoo!知恵袋にも、仮免許と高速道路についての相談がよく寄せられています。閲覧の多いものから3つ選び、要点をまとめて答えますね。
以前の免許を失効して教習所に通い直している人からの、仮免許で高速道路を走れるか、という相談です。
家族などとの練習としては、高速道路は走りません。道路交通法施行規則で練習の道から外されていて、熊本県警察も禁止と案内しています。
以前に運転の経験がある場合でも、仮免許の決まりは同じです。高速道路は、教習所の教習か、本免許を取った後に走りましょう。
仮免許練習中の表示を付け、親を隣に乗せれば、高速道路以外の公道を走ってもいいのか、という相談です。
親が条件を満たしていれば、練習のために一般道を走ることはできます。条件は、その車を運転できる第一種免許を通算3年以上受けていることなどです。
詳しい条件は仮免の同乗者の条件で確かめてみてください。練習の目的を外れた用事の運転はしないことも、あわせて覚えておきましょう。
仮免許の期限があと1か月ほどで、今ちょうど高速教習のところ。期限までに卒業できるか、という相談です。
残りの教習と卒業検定の予定を、教習所の受付で一度並べてもらうのが近道です。予約の空きは教習所の時期によって変わるので、早めに相談するほど組みやすくなります。
第二段階の進み方は仮免後の路上教習(第二段階)で習うことで紹介しています。
よくある質問
仮免許で高速道路を走ると違反になりますか?
熊本県警察は、仮免許での高速道路の運転を禁止と案内しています。道路交通法施行規則でも、受験に必要な路上練習は高速道路と自動車専用道路以外の道で行うものとされています。
仮免で高速に乗れるのはどんな時ですか?
教習所の第二段階で、教習として高速道路の走り方を学ぶ機会があります。家族との練習では高速道路は走りません。
自動車専用道路なら仮免許で練習できますか?
できません。道路交通法施行規則の決まりで、自動車専用道路も高速自動車国道と同じく練習の道から外されています。
仮免の学科試験に高速道路の問題は出ますか?
警察庁の出題基準では、教則の第7章「高速道路での走行」は仮免許の出題区分に入っていません。本免許の学科に向けて覚える内容です。
本免許を取ったらすぐ高速道路を走れますか?
走れます。ただ、免許を受けて1年に達するまでは初心者マークを付けて運転します。最初は短い区間で慣れていきましょう。
まとめ
- 家族を隣に乗せた仮免許の練習では、高速道路と自動車専用道路は走らない
- 道路交通法施行規則で、受験に必要な路上練習は高速道路以外の道で行うとされている
- 教習所の第二段階では、教習として高速道路の走り方を学ぶ機会がある
- 仮免の学科試験には、教則の高速道路の章は出題区分に入っていない
- 本免許の後は、初心者マークを付けて短い区間から慣れていく





コメント