仮免の練習問題の使い方|間違えた問題を本番で落とさない復習法

仮免の練習問題の使い方と復習法を紹介する記事のアイキャッチ。学科教室の机と解答用紙

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仮免の練習問題を何回も解いているのに、点数がなかなか上がらない。『同じところでまた間違えた…』と、スマホの画面を見てため息をついていませんか。

結論から言うと、練習問題は「解いた数」より「間違いの直し方」で差がつきます。間違えた理由を3種類に分けて直すと、同じミスが本番で出にくくなりますよ。

この記事では、仮免の学科試験に向けた練習問題の使い方と、自分専用の間違いノートの作り方をお伝えします。

目次

仮免の練習問題は、本番の形を知ってから解こう

先に結論

仮免の学科試験は、〇×で答える文章問題が50問です。時間は30分で、9割以上、つまり45問以上の正解で合格です。練習問題もこの形に合わせて解くと、本番で慌てずにすみます。

『とりあえず問題をたくさん解けばいいでしょ?』と思いますよね。もちろん解く量は大事です。

ただ、本番の形を知らないまま解くと、時間の感覚や間違えていい数がつかめないんです。まずはゴールを確かめておきましょう。

仮免の学科試験はこんな形

警察庁の通達では、仮免の学科試験は「文章問題50問とし、イラスト問題は出題しない」とされています。答え方は正誤式、つまり〇か×かを選ぶ形です。

項目仮免の学科試験出典
問題の種類文章問題だけ(イラスト問題はなし)警察庁の通達
問題数50問警察庁の通達
答え方〇×の正誤式警察庁の通達
配点1問1点の50点満点警察庁の通達
時間30分警察庁の通達
合格の目安9割以上(45問以上の正解)道路交通法施行規則 第25条

間違えていいのは5問までということになります。〇×なので「なんとなく」でも半分は当たりますが、それでは45問には届きません。

仮免の学科試験そのものの流れは仮免の学科試験とは?で詳しく紹介しています。

どこから何問出る?出題の範囲

学科試験は、国家公安委員会が作る「交通の方法に関する教則」の範囲から出ます。仮免の50問は、教則の章ごとに数が決まっているんです。

教則の章主な中身仮免の出題数
第1章歩行者と運転者に共通の心得(信号・標識・標示に従うことなど)12問
第4章運転する前の心得4問
第5章自動車の運転の方法33問
第6章危険な場所などでの運転1問

警察庁の通達をもとにまとめました。第5章の運転の方法だけで33問あるので、ここが得点の中心です。

逆に、仮免の範囲から外れている所もあります。例えば、駐車と停車、自動車の点検、乗車と積載、夜間の灯火、悪天候、緊急時の措置です。

練習問題に範囲外の問題が混ざっていたら

手元の問題集やアプリには、本免の範囲の問題が混ざっていることがあります。範囲外の問題で間違えても、仮免の前は落ち込まなくて大丈夫です。本免の前に改めて覚えましょう。

間違いを3種類に分ける「間違いノート」の作り方

ここが一番大事

間違えた問題は、理由で「知らなかった」「読み違えた」「迷った」の3種類に分けます。種類ごとに直し方が違うので、分けるだけで復習の無駄がぐっと減ります。

練習問題で間違えた時、答えと解説を読んで「そうなんだ」で終わっていませんか。実はそれが、同じ問題を何度も落とす一番の原因なんです。

間違えた理由が違えば、直し方も違います。知識が足りないのか、読み方が雑だったのか、二択で揺れたのか。ここを分けるのが、この記事でおすすめしたい方法です。

3種類の見分け方

種類間違えた時の心の声原因直し方の中心
知らなかった『そんなルール、初めて見た』知識がない教本で該当の所を読む
読み違えた『あ、問題文をちゃんと読んでなかった』読み飛ばし・思い込み問題文のどこで間違えたかに線を引く
迷った『〇か×か最後まで決められなかった』知識があいまい似たルールと並べて違いを書く

自分で分けるのが難しい時は、答えを見る前に「自信あり」「半分くらい」「勘」の3つを問題番号の横にメモしてみてください。勘で当たった問題も、実は「迷った」の仲間です。

練習問題の間違いを、知らなかった・読み違えた・迷ったの3種類に分けて直し方を示した図解

ノートに書く項目

ノートは紙でもスマホのメモでも構いません。続けやすい方で大丈夫です。

間違いノートの書き方
  1. 問題文を短く書き写す(全部でなくてよい)
  2. 自分の答えと正しい答えを書く
  3. 3種類のどれかに丸をつける
  4. 正しい理由を一言で書く(教本のページも書く)
  5. 次に解いた日と、その時の結果を書く欄を空けておく

例えば、こんなふうに書きます。

  • 問題: 停止距離はブレーキが効き始めてから止まるまでの距離
  • 自分: 〇 正解: ×
  • 種類: 知らなかった
  • 理由: それは制動距離。停止距離は空走距離と制動距離を足したもの
  • 次に解いた日: (空欄)

「理由」を自分の言葉で一言にするのがコツです。解説を丸写しすると、読んだだけで分かった気になってしまいますよね。

種類別に見る、間違えた問題の直し方

ここでの結論

「知らなかった」は教本に戻る、「読み違えた」は問題文に線を引く、「迷った」は似たルールと並べる。この3つを使い分けるだけで、練習問題の点数は安定しやすくなります。

ここからは、3種類それぞれの直し方を具体的に見ていきますね。

「知らなかった」問題は教本に戻る

知らなかった問題は、答えだけ覚えても、少し言い方を変えられると解けません。教本や学科教習のテキストで、そのルールが書かれた所を読み直しましょう。

前後の数行もあわせて読むのがおすすめです。同じ項目に、別の問題のもとになるルールが並んでいることが多いからです。

例えば、合図の時期を間違えたなら、右左折と進路変更の両方を一緒に確かめておくと安心です。

合図の種類合図を出す時期出典
右折・左折・転回その地点(交差点では交差点の手前の側端)から30メートル手前に達した時道路交通法施行令 第21条
進路変更進路を変えようとする時の3秒前道路交通法施行令 第21条
徐行・停止・後退その行為をしようとする時道路交通法施行令 第21条

教則でも同じ内容が表になっていて、進路変更は「約3秒前」と書かれています。

「読み違えた」問題は線を引いて読み直す

読み違えは、知識があるのに点を落とすもったいないミスです。『分かってたのに…』と一番悔しいのがこのタイプですよね。

直し方はシンプルで、問題文のどの言葉を見落としたかに線を引きます。そして、その言葉が入ると答えがどう変わるかを一言で書いておきます。

読み違えやすい言葉
  • 「すべて」「どんな場合も」のような言い切り
  • 「〜しなければならない」と「〜してもよい」の違い
  • 「前か後ろのどちらか」と「前と後ろ」の違い
  • 「直前」「手前」「以内」のような位置や距離の言葉
  • 「〜のときは」のような条件の書き方

ひっかけに見える問題の多くは、実はこの細かい言葉で答えが決まっています。出やすい言い回しは仮免のひっかけ問題でまとめていますので、あわせて読んでみてください。

「迷った」問題は似たルールと並べる

迷った問題は、2つのルールが頭の中で混ざっていることが多いです。片方だけ覚え直しても、また迷います。

そこで、似たルールを2つ並べて、違いを一行で書いてみましょう。

混ざりやすい2つ違いを一言で
停止距離と制動距離停止距離は、空走距離と制動距離を足したもの
右左折の合図と進路変更の合図右左折は30メートル手前、進路変更は3秒前
仮免許練習標識の「前と後ろ」と「前か後ろ」法律では前面と後面の両方に付ける

『1個ずつ覚えた方が早くない?』と思うかもしれません。ただ、並べて書くと違いが目に入るので、本番で迷った時に思い出しやすくなるんです。

1週間たったらノートを数えてみよう

間違いノートが少したまったら、3種類それぞれの数を数えてみてください。どの種類が多いかで、次にやることが変わります。

多かった種類考えられること次の1週間でやること
知らなかった教本を読む量が足りていない学科教習の範囲ごとに教本を読み、その後で問題を解く
読み違えた急いで読んでいる時間を計らずに、問題文に線を引きながら解く回を作る
迷った似たルールが頭の中で混ざっている混ざりやすい2つを表にして、毎日1回見直す

数を数えるだけで、自分の弱いところがはっきりします。『なんとなく苦手』が『読み違えが多い』に変わると、やることが決まって気持ちも楽になりますよ。

練習問題で見落としやすい例題を解いてみよう

先に結論

ここでは、教則や法令の内容をもとに作った〇×問題を7問用意しました。答えを見る前に、自分で〇か×かを決めてから読み進めてみてください。

例題は、この記事の編集部が教則と道路交通法の内容から作ったものです。本番と同じ問題が出るわけではありませんが、考え方の練習になりますよ。

例題(まず自分で答えてみよう)

  1. 仮免許で練習する時は、仮免許練習標識を車の前か後ろのどちらかに付ければよい。
  2. 停止距離とは、ブレーキが効き始めてから車が止まるまでの距離のことである。
  3. 進路を変える時の合図は、進路を変えようとする約3秒前に出す。
  4. 右折の合図は、交差点の手前の側端から30メートル手前の地点に達した時に出す。
  5. 合図は、右左折などが終わったら、やめなければならない。
  6. 徐行とは、車がすぐに停止できるような速度で進むことである。
  7. 一時停止の標識がある所では、停止線があっても標識の真下で止まればよい。

答えと根拠

番号答え根拠
1×道路交通法では、自動車の前面と後面に標識を付けると決められている
2×教則では、停止距離は空走距離と制動距離を合わせたもの。問題文は制動距離の説明
3〇道路交通法施行令では、進路変更の合図はその3秒前
4〇道路交通法施行令では、右左折の合図は30メートル手前の地点に達した時
5〇道路交通法では、合図は行為が終わるまで続け、終わったらやめる
6〇道路交通法と教則の徐行の説明どおり
7×停止線がある時は停止線の直前で止まる(技能試験の採点基準でも、停止線の直前で止まらないと一時不停止になる)

何問正解できましたか。1と7は「読み違えた」、2は「知らなかった」、3と4は「迷った」になりやすい問題です。

よくある失敗

答えの〇×だけを覚えてしまうことです。例題1を「×」と覚えても、「前と後ろの両方に付ける」という中身を覚えていなければ、言い方を変えた問題で迷ってしまいます。

徐行については、「時速10キロ以下」と書かれた解説を見ることがあります。ただ、道路交通法や教則には、そうした数字は書かれていません。法律の定義どおり「すぐ止まれる速度」で覚えておきましょう。

仮免のテスト問題・筆記問題を解く時の時間と回数

先に結論

練習の時から30分で50問を解く練習を入れておくと、本番の時間配分に慣れられます。間違えた問題は、翌日と数日後にもう一度解いて、正解できたら卒業です。

仮免のテスト問題や筆記問題は、解き方で効き目が変わります。ここでは時間と回数の目安をお伝えしますね。

時間の目安

50問を30分なので、1問にかけられる時間は平均すると36秒ほどです。〇×の問題なので、読んで考えるには十分な時間です。

ただ、迷った問題で手が止まると、後半が駆け足になります。迷ったら印をつけて次に進み、最後に戻るのがおすすめです。

本番を想定した解き方
  • タイマーを30分にセットして50問を解く
  • 迷った問題には印をつけ、いったん飛ばす
  • 全部解いたら、印をつけた問題に戻る
  • 残り時間で問題文の言い切りの言葉を見直す

間違えた問題を解き直すタイミング

間違えた直後は、答えが頭に残っているので正解できて当たり前です。少し時間をあけて解き直してこそ、本当に覚えたかどうかが分かります。

いつやること
間違えた当日3種類に分けてノートに書く。理由を一言で書く
翌日ノートの問題だけを解き直す。正解でも理由を言えるか確かめる
数日後もう一度解き直す。正解で理由も言えたらノートから外す
試験の前日外せなかった問題と「迷った」の欄だけを見直す

これは一般的な復習の工夫です。教習所の学科の予定や効果測定の日に合わせて、無理のないペースで回してみてください。

教習所の模擬テストについては仮免前の効果測定とは?で、仕組みと落ちた時の進め方を紹介しています。

問題集とアプリをどう組み合わせる?

仮免の練習問題は、教習所でもらう問題集や、教習所の学習システム、学科の問題アプリなど、いろいろな形で解けます。どれを使う場合でも、間違いノートとセットにするのが大事です。

道具向いている使い方
紙の問題集書き込みながらじっくり解く。間違いに線を引きやすい
教習所の学習システム教習所の進み方に合わせて解く。範囲がずれにくい
学科の問題アプリすき間時間に数を解く。間違えた問題だけを解き直す

問題集の答えを丸暗記する使い方の注意は仮免の問題集はそのまま出る?で、アプリの使い分けは仮免の勉強アプリの使い方で紹介しています。

仮免の練習問題についてよくある相談

先に結論

よくある相談は「本番まで日がないのに点数が足りない」「答えに納得できない」「どこから覚えればいいか分からない」の3つです。どれも、間違いを分けて直すことで前に進めます。

Yahoo!知恵袋などに寄せられている仮免の練習問題の相談から、多かったものを3つ選んで要約しました。

相談1:本番まで数日なのに、練習問題で37点しか取れない

練習問題で50問中37問だった人が、残り数日で45問まで伸ばせるかを心配している相談です。焦りますよね。

足りないのは8問です。まず、間違えた13問を3種類に分けてみてください。「読み違えた」が多いなら、問題文の読み方を変えるだけで点が上がる見込みがあります。

「知らなかった」が多い場合は、出題数の多い第5章の運転の方法から教本を読み直すのが近道です。この記事でお伝えしたように、第5章だけで33問あります。

残り日数が少ない時の優先順位
  • 間違えた問題を3種類に分ける
  • 「読み違えた」の問題文に線を引いて読み直す
  • 「知らなかった」は第5章の所から教本を読む
  • 毎日1回は30分で50問を通しで解く

相談2:停止距離の問題で〇にしたら×だった

「ブレーキが効き始めてから止まるまでに走る距離を停止距離という」という問題で、答えが×だったという相談です。

これは典型的な「知らなかった」か「迷った」の問題です。教則では、停止距離は空走距離と制動距離を足したものと説明されています。問題文の説明は制動距離の方なんです。

こうした用語の問題は、似た言葉と並べてノートに書いておくと迷いにくくなります。

相談3:〇だと思ったのに×で、理由が分からない

合図や一時停止の問題で、答えに納得できないという相談も多く見られます。

答えに納得できない時は、まず問題文を一語ずつ読み直してみてください。「どちらか」「すべて」「直前」のような言葉で答えが決まっていることが多いです。

それでも分からなければ、教習所の指導員に聞くのが確実です。『こんなこと聞いていいのかな』と思うかもしれませんが、学科の質問は遠慮しなくて大丈夫ですよ。

勉強の進め方そのものに迷っている人は、仮免学科の勉強法も参考にしてみてください。

学科のあとの進み方も考えておこう

練習問題で点が安定してきたら、次は仮免の学科試験、そして路上の教習です。仮免までの進み方は、通う教習所の予約の取りやすさや日程でも変わります。

『予約が取れなくて、学科の勉強ばかり先に進んでいる』という方もいるかもしれません。これから教習所を選ぶ人や、まとめて取りたい人は、合宿免許や教習所の探し方も知っておくと選択肢が広がります。

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学科教室の机の上に、練習問題の用紙と間違いノート、ペンが置かれている写真

よくある質問

仮免の練習問題は何回くらい解けばいいですか?

回数の決まりはありません。目安は、30分で50問を解いて45問以上を安定して取れることです。間違えた問題を3種類に分けて直し、翌日と数日後に解き直して正解できれば十分です。

仮免許の練習問題と本番の問題は同じですか?

同じ問題が出るとは限りません。本番は教則の範囲から出題されるので、答えを丸暗記するより、ルールの中身を自分の言葉で言えるようにしておきましょう。

仮免の対策問題で範囲外の問題が出てきました。覚えなくていいですか?

駐車と停車、点検、積載、夜間の灯火などは仮免の出題区分から外れています。仮免の前は後回しにして大丈夫ですが、本免の範囲なので、仮免に受かったら改めて覚えましょう。

仮免の学科試験の練習問題は、いつから解き始めればいいですか?

学科教習で習った所から順に解き始めるのがおすすめです。仮免までの学科教習(学科(一))は道路交通法施行規則で10時限と決められているので、習った範囲の問題を解き、習っていない所は教本を読んでから解くと無駄がありません。

練習問題で毎回同じ問題を間違えます。どうしたらいいですか?

答えだけを覚えている可能性があります。正しい理由を一言で書き、似たルールと並べてみてください。理由を言えるようになると、言い方を変えた問題にも対応しやすくなります。

まとめ

この記事の要点
  • 仮免の学科試験は〇×の文章問題50問、30分、45問以上の正解で合格
  • 出題の中心は教則第5章の運転の方法(33問)
  • 間違いは「知らなかった」「読み違えた」「迷った」の3種類に分けて直す
  • 間違えた問題は翌日と数日後に解き直し、理由まで言えたら卒業
  • 本番前は時間を計って50問を通しで解く練習を入れる

仮免とは何か、取るまでの全体の流れは仮免とは?でまとめています。学科の問題の傾向は仮免の学科試験問題もあわせて読んでみてください。

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仮免ドットコム 編集部

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