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仮免の検定が終わって、『あれだけミスしたのに受かった。採点が甘かったのかな』『最後まで走れたのに落ちた』とモヤモヤしていませんか。結果に納得できないと、次に何をすればいいかも見えにくいですよね。
結論から言うと、仮免の技能検定は警察庁の基準に沿った100点からの減点方式です。教習所が気分で甘くしたり厳しくしたりするものではありません。甘い、厳しいと感じるのは、採点のしくみが外からは見えにくいからなんです。
この記事では、採点のしくみと検定員が見ている所、結果の受け止め方をお伝えします。
仮免の採点は甘い?先に結論
仮免の修了検定は、試験場の技能試験と同じ合格基準で行うと決められています。採点が甘い教習所や、何度も落ちたら甘くなるといった決まりはありません。
教習所の修了検定は、道路交通法施行規則で「仮免許に係る技能試験の例に準ずる」とされています。つまり、試験場で受ける仮免許の技能試験と同じやり方、同じ合格基準で行うということです。
検定を担当するのは、教習所の技能検定員です。普段の教習をする教官とは役割が分かれていて、決まった基準で採点をします。
| よく聞く話 | 実際のしくみ |
|---|---|
| 合宿は早く卒業させたいから採点が甘い | 合宿でも通学でも同じ基準で行う |
| 何度も落ちると採点が甘くなる | 回数で基準が変わる決まりはない |
| 教習所によって採点がばらばら | 警察庁の採点基準に沿って行う |
| 検定員の気分で点が変わる | 減点の項目と点数が決まっている |
『じゃあ、なんで甘いとか厳しいとか言われるの?』と思いますよね。その理由を次でお伝えします。
採点が甘い・厳しいと感じるのはなぜ?
甘い、厳しいと感じる理由は、減点の大きさが項目ごとに違うことと、自分では気づかないミスがあることの2つです。
自分が気にしたミスと、点数の大きいミスが違う
検定中に『しまった』と思ったミスが、実は小さな減点だったということがよくあります。逆に、自分では気づかなかった確認の抜けが、大きな減点になっていることもあるんです。
例えば、警察庁の基準では、場内の検定でエンストは5点、合図が遅れた時も5点です。一方で、目視の確認をしなかった時は10点、徐行しなかった時は20点になります。
| 自分の感じ方 | 実際の減点(場内) | 起こりがちなこと |
|---|---|---|
| エンストして焦った | 5点 | 大きく引かれたと思いこむ |
| ウィンカーが少し遅れた | 5点 | 本人はあまり気にしていない |
| 発進前の目視を忘れた | 10点 | 本人が気づいていないことが多い |
| 曲がる前に十分に減速しなかった | 徐行違反20点 | 速度の感覚がずれていて気づかない |
この差があるので、『あれだけミスしたのに』と思っても受かることがありますし、『大きなミスはなかったのに』と思っても落ちることがあるんです。
2回目でまとめて引かれる減点がある
採点基準には「特別減点細目」という決まりがあります。1回目は減点を保留し、2回以上あてはまった時にさかのぼって1回目からすべて減点するしくみです。
1回だけなら点数が動かないので、『チェックされたのに減点されなかった』と感じることがあります。これも、甘いと感じる理由の一つなんです。

MTは2つの項目でそれぞれ採点される
MTの方は、採点のしくみがもう一つ増えます。令和7年4月1日施行の見直しで、MTの技能試験はAT車を使う項目と、MT車を使う項目に分かれました。
合格点はAT車の項目が70点以上、MT車の項目が60点以上です。片方がよくても、もう片方が届かなければ合格になりません。MTの話はMTの仮免検定でくわしく紹介しています。
検定員はどこを見ている?仮免許の採点基準
検定員は、運転の操作、交通ルールを守っているか、安全に運転する姿勢の3つを見ています。採点は乗る時から降りる時まで続きます。
施行規則では、技能試験の採点は「減点式採点法」で、次の3つの能力について行うと決められています。
- 運転装置を操作する能力(ハンドル・ブレーキ・アクセルなど)
- 交通法規に従って運転する能力(一時停止・信号・合図など)
- 運転姿勢その他自動車を安全に運転する能力(確認・姿勢など)

採点は乗る時から降りる時まで
採点の範囲は「乗車する時から下車する時まで」です。乗る時は、ドアの閉め方やシートベルトなど、乗車の行為にかかわる項目だけが採点されます。
試験の起点までのならし走行は採点されません。ただ、走り終わってからも、降りる前に後ろを目視しないでドアを開けると、安全不確認で10点の減点になります。
採点は「回数」で数える
採点基準では、採点は回数減点を原則としています。同じミスを2回すれば、2回分引かれるということです。
合図の出し忘れが2回あれば10点、確認の抜けが3回あれば30点です。一つ一つは小さく見えても、重なると合格点に届かなくなります。
試験が途中で中止になる時
警察庁の基準では、次の4つにあてはまると試験を中止するとされています。中止になると、その時点で不合格です。
| 中止の理由 | どんな時か |
|---|---|
| 危険行為等 | 一時停止の場所で止まらない、信号無視、脱輪して大きく走る など |
| 試験官補助 | 危ない場面で検定員がブレーキやハンドルを操作した |
| 減点超過 | 減点の合計で合格点に届かないことがはっきりした |
| 指示違反 | 試験のための指示に従わない |
『途中で終わったのは、危ないことをしたから?』と落ちこむ方もいます。でも、減点が積み重なって中止になることもあるので、理由は教官に確かめてみてください。
減点の項目は仮免の減点項目一覧でくわしく紹介しています。
最後まで走れたのに落ちる?なぜか受かった?
最後まで走れても、減点の合計が30点をこえれば落ちます。逆に、ミスをしても合計が30点以内なら受かります。AT限定の合格点は70点以上です。
最後まで走れたのに落ちた時
『途中で止められなかったから受かったと思ったのに』という声は多いです。でも、最後まで走れたことと、合格したことは別なんです。
試験が途中で中止になるのは、危ない行為をした時や、減点の合計で合格点に届かないことがはっきりした時です。その手前の減点が積み重なっていれば、最後まで走っても点数が足りないことがあります。
- 走り終わって止まる時に、止まる位置がずれる
- 降りる前に、後ろを目視しないでドアを開ける
- 最後の右左折で、合図や確認が抜ける
終わりが見えてきた所で気がゆるみやすいんです。降りるまでが検定だと思っておきましょう。
なぜか受かった時
『ミスばかりだったのに、なぜか受かった』という方もいますよね。それは、引かれた点数の合計が30点以内だったということです。
受かったのは、甘く見てもらったからではありません。決まった基準の中で、合格点に届いていたんです。
ただ、気になったミスはそのままにしないでください。第二段階では路上に出るので、場内で出ていたミスは早めに直しておくと安心です。
修了検定に合格すると、教習所から修了証明書が出ます。道路交通法では、検定を受けた日から3か月以内なら仮免許の技能試験が免除されます。次は仮免の学科試験と適性試験に気持ちを切り替えていきましょう。
仮免の結果の見方と、点数を知りたい時
点数をそのまま教えてもらえるかは教習所によって違います。点数より、どこで減点されたかを聞いておくと、次に生かしやすくなります。
『仮免の点数を知りたいのに、点数教えてくれないの?』という声もよく見かけます。点数を伝えるかどうかは、教習所の運用によって違うんです。
点数が分からなくても、検定のあとに教官に言われることには、大事なヒントがつまっています。
- 検定のあと、教官に言われたことをその日のうちにメモする
- 「どの場面で」「何をしなかったか」に分けて書き直す
- 次の教習の始めに、その場面を意識して走る
- 分からない所は、教習の時に教官に聞いてみる
聞く時は、こんなふうに場面をしぼるのがおすすめです。
「点数は聞けなくても大丈夫です。どこで減点されたか教えてもらえますか?」
「クランクを出たあと、左に寄るのが少し足りなかったですね」
落ちた時の結果の受け止め方
修了検定に落ちた時は、施行規則で、さらに1時限以上の技能教習を受けてから次の検定に進むと決められています。補習は、検定で出たミスを直すための時間です。
『また同じ所で落ちたらどうしよう』と思うのは自然なことです。ただ、どこで減点されたかが分かっていれば、補習でその場面を集中して練習できますよ。
合格点の考え方は仮免は何点で合格?で、修了検定の内容は仮免の修了検定とは?でまとめています。
「採点が甘い?」でよくある相談
よく見かける相談は「合宿は採点が甘いのか」「ミスしたのに受かって不安」「ウィンカーとふらつきで減点が違うのはなぜか」の3つです。
「合宿免許は早く卒業させたいから、採点が甘い?」
合宿は宿の都合で早く卒業させたいので、採点が甘くなるという話は本当か、という相談です。
修了検定の合格基準は、合宿でも通学でも同じです。指定教習所の検定は、仮免許の技能試験の例に準ずると決められているので、合宿だけ甘くする決まりはありません。
「一時停止のあたりでミスしたのに合格した。甘く採点された?」
一発で合格したのに、自分のミスが気になって腑に落ちない、という相談もあります。真面目な方ほど、こう感じやすいんですよね。
減点はあったとしても、合計が合格点の内に収まっていたということです。ただ、一時停止の場所で停止線の直前に止まらないと、点数に関係なく試験中止になります。合格したなら、止まる所ではきちんと止まれていたと考えてよいでしょう。
「ウィンカーは5点なのに、ふらつきは10点なのはなぜ?」
減点の大きさが項目ごとに違う理由が気になる、という相談も多く見られます。
採点基準では、ふらつきは車の幅の半分ほどまでが10点、それ以上は20点です。合図の出し忘れは5点です。
| 項目 | 減点(場内) | 理由の考え方 |
|---|---|---|
| 合図不履行等 | 5点 | 周りに意思を伝える手順の抜け |
| ふらつき(小) | 10点 | 車の位置が安定しない |
| ふらつき(大) | 20点 | まわりの車や人に近づくおそれ |
減点が大きい項目ほど、まわりの安全にかかわると考えると覚えやすいですよ。
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よくある質問
仮免の採点は甘いですか?
教習所の修了検定は、試験場の仮免許の技能試験と同じ基準で行うと決められています。採点が甘くなる決まりはありません。
何度も落ちると採点が甘くなりますか?
落ちた回数で合格基準が変わる決まりはありません。落ちた時は1時限以上の補習を受けてから次の検定に進みます。
最後まで走れたのに落ちることはありますか?
あります。途中で中止にならなくても、減点の合計が30点をこえれば不合格です。AT限定の合格点は70点以上です。
検定中に検定員が何か書いていると、大きく減点されたのでしょうか?
書く動きだけでは、何点の減点かは分かりません。気にしすぎると次の課題で確認が抜けやすくなるので、目の前の運転に集中してみてください。
検定中に脱輪したら、もう不合格ですか?
脱輪の大きさで減点が変わります。警察庁の基準では、脱輪したら直ちに止まり、乗り上げる前の地点まで戻って走り直すことになっています。慌てずに止まることが大切です。
仮免の点数を教えてもらえないのはなぜですか?
点数を伝えるかどうかは教習所の運用によって違います。どこで減点されたかを聞いておくと、次の教習に生かせます。
まとめ
- 仮免の修了検定は、仮免許の技能試験の例に準じて行う
- 採点は100点からの減点方式で、合宿でも通学でも基準は同じ
- 甘い、厳しいと感じるのは、減点の大きさが項目ごとに違うから
- 最後まで走れても、AT限定なら減点の合計が30点をこえれば落ちる
- 点数より、どこで減点されたかを聞いて次に生かす





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