当サイトの記事は編集部が法令・警察庁や都道府県警察などの公的機関の情報、業界団体の公開情報を調べて独自に執筆しています。記事内に合宿免許・教習所探しのサービスへの案内(広告)を含みます。
教習で「今のは相手が先だよ」と言われて、『交差点でどっちが先なのか、とっさに分からない』と焦った経験はありませんか。修了検定の前は、交差点がいちばん怖いという方も多いはずです。
結論から言うと、仮免検定の交差点は交差点の種類ごとに「止まる・確かめる・進む」の順番を決めておくと落ち着いて通れます。優先判断を誤って相手の進行を妨げると、減点ではなく検定中止になることがあるので、迷った時は止まって確かめる側を選びましょう。
この記事では、交差点を3種類に分けた動きの順番と、仮免の踏切の通り方をお伝えしますね。
仮免の交差点で見られること
交差点では、確認・合図・徐行・止まる位置・相手の進行を妨げないことが見られます。確認や合図のミスは減点ですが、信号無視や進行妨害、一時停止の場所で止まらないことは検定中止の項目です。
仮免の技能検定(修了検定)では、法令で「交差点の通行」が試験の項目の一つになっています。場内のコースでも、交差点は実際の道路と同じように通る必要があるんです。
警察庁の基準では、検定のコースはすべて車道とみなすとされています。教習所の中だからといって、ゆるく見てもらえるわけではないんですね。
| 交差点でのミス | 採点基準での名前 | 扱い |
|---|---|---|
| 交差点で左右や後方を確かめない | 安全不確認 | 10点 |
| 右左折の合図をしない、遅い、戻さない | 合図不履行等 | 5点 |
| 右左折の時や見通しのきかない交差点で徐行しない | 徐行違反 | 20点 |
| 停止線の約2m以上手前で止まる | 停止位置不適 | 5点 |
| 赤信号で進む、止まれる黄信号で進む | 信号無視 | 検定中止 |
| 一時停止の場所で停止線の直前に止まらない | 指定場所不停止 | 検定中止 |
| ほかの車や人の進行を妨げる | 進行妨害 | 検定中止 |
減点の全体は仮免の減点項目一覧で、グループごとにまとめています。
検定でどのくらい交差点を通る?
警察庁の基準では、MTの仮免の「MT車の項目」で、右折と左折をそれぞれ1回以上、信号のある所の通過を1回以上、踏切の通過を1回以上行うとされています。AT車の項目の回数は、教習所の検定コースで確かめてみてください。
つまり、交差点は検定の中で何度も出てくる場面です。1回ごとの確認のミスが積み重なると、それだけで合格の点数に届かなくなることもあります。
徐行は「すぐ止まれる速さ」
道路交通法では、徐行を「車両等が直ちに停止することができるような速度で進行すること」としています。何km/hという数字ではなく、その場ですぐ止まれるかどうかが基準です。
『徐行って時速何キロ?』と聞かれることも多いのですが、法令にも採点基準にも数字は書かれていません。採点基準でも、その場の状況に合った安全な速度とされています。
交差点を3種類に分けて、優先の考え方と動きの順番を決める
交差点は「信号あり」「信号なし」「見通しの悪い所」で、何を見て判断するかが変わります。種類ごとに動きの順番を決めておくと、本番で迷う時間が減ります。
交差点で迷うのは、毎回その場で考えているからなんです。先に種類ごとの「型」を決めておけば、あとは当てはめるだけになります。
| 交差点の種類 | 何で判断するか | 動きの順番 | 中止につながりやすいミス |
|---|---|---|---|
| 信号あり | 信号の色 | 信号を見る、速度を落とす、確かめる、曲がる | 赤や止まれる黄で進む |
| 信号なし | 標識・標示と、教則の交差点の通り方 | 標識を探す、止まるか徐行、左右を確かめる、進む | 一時停止の場所で止まらない、相手の進行を妨げる |
| 見通しの悪い所 | 見えない所から来る車や人がいるかどうか | 徐行する、少しずつ見える所まで進む、確かめる、進む | 徐行しないまま入る、確かめずに出る |

信号ありの交差点
信号のある交差点では、まず信号の色が判断の軸になります。採点基準では、黄信号で止まれるのに進むことも信号無視です。
信号が見えてきたら、いつ黄色に変わっても止まれる速さに落としておきましょう。止まる場所の考え方は仮免の一時停止と停止線でも紹介しています。
信号なしの交差点
信号がない交差点では、標識や標示が判断の手がかりになります。一時停止の標識がある側を通る時は、停止線の直前で止まります。
どちらが先に進むかは、教則の交差点の通り方の決まりで決まります。学科で習った内容を、コースの交差点ひとつずつに当てはめて、「ここはこちらが止まる場所」と教官と確かめておくと安心です。
見通しの悪い交差点
建物や植え込みで左右が見えにくい交差点では、徐行してから入ります。採点基準では、見通しのきかない交差点で徐行しないと20点の減点です。
左右が見えない時は、すぐ止まれる速さで少しずつ前に出て、見える所で確かめます。急いで入って見えた時には相手がすぐそこ、という形が、いちばん避けたいパターンです。
仮免の優先判断で減点・中止になるのはどんな時?
優先判断を誤ってほかの車や人の進行を妨げると、進行妨害として検定中止になります。危ないと見て検定員がブレーキを踏んだ場合も、検定中止です。
仮免の優先判断の減点は、「確かめたかどうか」と「相手を妨げたかどうか」で重さが変わります。確かめなかっただけなら10点ですが、相手を妨げてしまうと中止なんです。
| 優先判断の場面 | 起きたこと | 扱い |
|---|---|---|
| 交差点で左右を確かめずに進んだ | 相手はいなかった | 安全不確認で10点 |
| 先に進むべき相手がいるのに出た | 相手の進行を妨げた | 進行妨害で検定中止 |
| 出ようとして危なかった | 検定員がブレーキを踏んだ | 試験官の補助で検定中止 |
| 安全なのに出られなかった | 発進すべき時から約5秒以上たった | 発進手間どりで5点 |
『迷ったら待つ』でいいのか、と心配になる方もいますよね。待ちすぎると5点ですが、無理に出て中止になるよりはずっと小さい失点です。
対向車が遠いと思って右折を始めたら、思ったより速く近づいてきた。距離だけでなく、相手の速さも見て判断しましょう。迷う距離なら、待つ側を選ぶのが安全です。
判断を早くするための練習
判断が遅れるのは、交差点に近づいてから考え始めるからです。交差点の手前で「ここは止まる所」「ここは信号を見る所」と、先に決めておきましょう。
教習の時に、交差点ごとに「どう判断したか」を声に出して教官に伝えてみるのもおすすめです。「右から車、こちらが待ちます」のように言うと、教官も考え方を直しやすくなります。
右左折の動きの順番
右左折は、ミラーで確かめる、30m手前で合図、寄せる前に目で確かめる、徐行して曲がる、の順番です。曲がる直前にもう一度確かめると、見落としが減ります。
道路交通法施行令では、右左折の合図は交差点の手前の端から30m手前で出すことになっています。合図が遅い時や早すぎる時は、合図不履行等で5点です。
- ルームミラーと曲がる側のドアミラーで後ろを見る
- 交差点の30m手前で、曲がる方向に合図を出す
- 曲がる側の斜め後ろを目で見てから、左なら左へ、右なら中央へ寄せる
- 速度を落とし、すぐ止まれる速さで交差点に入る
- 曲がる直前に、左折なら左後方、右折なら対向と曲がった先を確かめる
- 曲がり終えたら合図を戻す
左折の時の巻き込み確認など、確認の細かいタイミングは仮免の安全確認と巻き込み確認で場面ごとに紹介しています。
仮免の踏切の通り方
仮免の踏切では、踏切の直前で止まり、窓を開けて左右を目で見てから進みます。止まらないと検定中止、窓を開けて見ないと10点、踏切の中でエンストすると検定中止です。
法令では、仮免の技能試験の項目に「横断歩道及び踏切の通過」が入っています。踏切は、交差点と並んで検定中止につながりやすい場所なんです。
| 踏切でのミス | 採点基準での名前 | 扱い |
|---|---|---|
| 踏切の直前から約2m未満の範囲で止まらない | 踏切不停止等 | 検定中止 |
| 窓を開けて左右を目で見ない | 安全不確認 | 10点 |
| 踏切の中でエンストする | 危険行為 | 検定中止 |
- 踏切が見えたら速度を落とす
- 踏切の直前、約2m未満の範囲で止まる
- 窓を開け、左右を目で見て確かめる
- 安全が分かったら、踏切の中で止まらないように進む

MTで受ける方は、踏切の中でエンストしないよう、ギアの使い方を教習で確かめておきましょう。MTの検定の注意点はMT(マニュアル)の仮免検定で紹介しています。
交差点や踏切の判断は、場内で走る回数を重ねるほど落ち着いてできるようになります。教習の予約が取りにくく間が空いてしまう方は、教習所の選び方や、まとめて通える合宿免許も知っておくと、進め方の選択肢が広がりますよ。
教習所・合宿免許さがし(PR)
仮免からの進め方を見直すなら、教習所・合宿免許の探し方も
通いやすさや予約の取りやすさ、まとまった休みで集中して取る合宿免許など、教習所の選び方はいくつかあります。地域や日程から教習所を探して、自分に合う通い方を比べてみてください。
無料教習所・合宿免許を探す教習の内容・料金・日程は各教習所の案内でご確認ください。
知恵袋でよくある交差点と踏切の相談
Yahoo!知恵袋には、仮免の交差点や踏切についての相談が多く寄せられています。閲覧の多いものから3つ選び、要点をまとめて答えますね。
ATの仮免試験で、ブレーキが弱いことと、優先道路の判断ができていないことを指摘されて落ちてしまった、という相談です。
優先の判断は、交差点の手前で標識や標示を見つけられるかで決まります。どの道が優先かは、コースの標識・標示と教則の決まりで決まるので、交差点ごとに「ここはどちらが先か」を教官と確かめておきましょう。
ブレーキが弱いと言われたのは、止まるべき場所の手前で速度が落ちきっていないという意味かもしれません。交差点が見えたら早めに速度を落とすと、判断する時間もできます。
右折の時、対向車でトラックが来ていて、まだ間隔があると思って曲がったけれど、結果待ちの間に不安になっている、という相談です。
相手の進行を妨げたと見られた場合や、検定員がブレーキを踏んだ場合は、検定中止になります。どう判断されたかは、検定のあとの説明で確かめてみてください。
大きな車は、近づいてくる速さがつかみにくいものです。迷う距離なら待つ、と決めておくと、次の検定で同じ迷いをせずに済みますよ。
踏切で窓を全開にしたあと、右左折の待ち時間に閉めてもいいか、雨の日はいつ閉めればいいか、という相談です。
採点基準にあるのは、踏切の直前で窓を開けて左右を目で見ることです。窓をいつ閉めるかの決まりは、採点基準の代表項目には示されていません。
閉めるタイミングは、教習所で教わった方法に合わせるのが安心です。ただ、踏切を渡っている最中に窓の操作をすると前を見る時間が減るので、渡り終えて落ち着いてからにしましょう。雨の日の注意点は雨の日の仮免検定で紹介しています。
よくある質問
仮免の優先判断を間違えたら何点減点ですか?
確かめなかっただけなら安全不確認で10点です。相手の進行を妨げてしまった場合は進行妨害で、減点ではなく検定中止になります。
交差点で徐行しないと減点されますか?
右左折の時や見通しのきかない交差点、徐行の標識がある所で徐行しないと、徐行違反で20点引かれます。
仮免の踏切は何をすればいいですか?
踏切の直前の約2m未満の範囲で止まり、窓を開けて左右を目で見てから進みます。止まらないと検定中止、窓を開けて見ないと10点です。
交差点で待ちすぎると減点されますか?
発進すべき時から約5秒以内に発進しないと、発進手間どりで5点になることがあります。ただ、無理に出て相手を妨げるよりは小さい失点です。
右左折の合図はいつ出しますか?
交差点の手前の端から30m手前で出します。遅い時や早すぎる時は5点の減点です。
まとめ
- 交差点の確認不足は10点、徐行しないと20点、合図のミスは5点
- 信号無視、一時停止の場所で止まらない、進行妨害は検定中止
- 交差点は信号あり・信号なし・見通しの悪い所の3種類で判断の手がかりが変わる
- 優先判断に迷ったら待つ。待ちすぎの5点より、中止のほうがずっと重い
- 右左折の合図は30m手前、曲がる直前にもう一度確かめる
- 踏切は直前で止まり、窓を開けて左右を目で見てから進む





コメント