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仮免は取れたのに、引っ越しや仕事の都合で通えなくなった。
教習の期限が近いのに、まだ第二段階がほとんど残っている。『このまま通い続けるか、教習所を変えるか』と悩んでいる方も多いはずです。
結論から言うと、仮免許を持っていれば、新しい教習所では第一段階を行わないことができる決まりがあります。仮免から再入校や転校をする時は、仮免許の有効期限と料金の内訳を先に確かめるのが大事です。
この記事を読めば、教習所を変える理由ごとの流れと、申し込む前に確かめることが分かります。
仮免から再入校・転校はできる?先に知っておくこと
道路交通法施行規則の第33条第2項には、仮免許を持つ人の教習では、第一段階にあたる教習を行わないことができると書かれています。仮免から再入校や転校をする時は、この決まりを使って、第二段階から受ける形になります。受け付けるかどうかは教習所ごとに違います。
まず言葉の違いを見ておきますね。教習所を変える話には、大きく2つの形があります。
| 形 | どんな時か | 第一段階 |
|---|---|---|
| 同じ教習所に再入校 | 教習の期限が切れた後に、同じ教習所に入り直す | 仮免許があれば行わないことができる |
| 別の教習所へ転校 | 引っ越しや予定の都合で、ほかの教習所や合宿に移る | 仮免許があれば行わないことができる |
教習所の案内では、仮免許を持ったまま入り直すことを「仮免再入校」「仮免入所」と呼ぶことがあります。どちらも法令の言葉ではありませんが、探す時の目印になります。
仮免許を持って入る仕組みの詳しい話は、仮免入所とは?で紹介しています。
転校の手続きは公的に決まっている?
『教習所を変える時の手続きって、法律で決まっているの?』と気になりますよね。実は、転校の時に受けた時限をどう引き継ぐかを説明した公的な資料は見当たりません。
警察の資料にも転所の話は出てきます。富山県警察の要領の例では、検定に落ちて補習を終えている人が転所した場合、新しい教習所で改めて補習を行うとされています。
つまり、転所そのものは想定されていますが、細かい扱いは教習所の判断に任される部分が大きいということです。受けた時限の扱いや料金は、入る予定の教習所に確かめてみてください。
教習所を変える理由は3つ:引っ越し・予定が合わない・期限が近い
教習所を変えたい理由は、だいたい「引っ越し」「予定が合わない」「期限が近い」の3つに分かれます。理由によって、急ぐべきことと確かめることが変わります。
自分がどの理由に当てはまるかで、動く順番が違ってきます。まずは表で全体を見てみてください。
| 理由 | よくある状況 | 最初にやること | 気をつけたいこと |
|---|---|---|---|
| 引っ越し | 進学や就職、転勤で住む場所が変わる | 新しい住所の近くで、仮免許で入校できる教習所を探す | 本免の試験は新しい住所地で受けることになる |
| 予定が合わない | 予約が取れない、通える時間帯が合わない | 今の教習所に予約の見通しを聞く | 教習所を変えても予約の取りやすさは場所しだい |
| 期限が近い | 教習の期限か仮免の期限が迫っている | 2つの期限の日付を書き出す | 合宿も含めて、期限内に受けきれる方法を探す |

理由1:引っ越しで教習所を変える時
引っ越しの場合は、新しい住所の近くの教習所に移る形が考えられます。仮免許を持っていれば、第二段階から受けられる可能性があります。
住所が変わると、仮免許証の記載も変わります。道路交通法では、免許証の記載事項に変更が生じた時は、住所地を管轄する公安委員会に届け出ることになっています。
- 新しい住所の近くで、仮免許で入校できる教習所を探す
- 今の教習所に、やめる時の手続きと返金の扱いを確かめる
- 住所変更の届け出の方法を、新しい住所地の警察の案内で確かめる
- 新しい教習所に入校し、第二段階を受ける
- 卒業後、新しい住所地の試験場などで本免の学科試験を受ける
住所変更の手続きは仮免許証をなくした時の再発行でも、住所変更とあわせて紹介しています。
『引っ越しまであと少しだけど、今の教習所で卒業まで行けるかも』と迷う人もいますよね。そんな時は、引っ越しの日までに受けられる時限数を数えてみてください。
卒業検定まで届きそうなら、今の教習所で終えてしまう方が手続きは少なくすみます。届かない時に、引っ越し先の教習所へ移る準備を始める、という順番で考えると迷いにくくなります。
理由2:予定が合わなくて教習所を変える時
『平日の夜しか通えないのに、予約がいつも埋まっている』という悩みはよく聞きますよね。この場合は、変える前に今の教習所でできることを確かめてみてください。
例えばこんな聞き方なら、今後の見通しがつかみやすくなります。
「第二段階の予約が取りにくくて困っています。空きが出やすい時間帯や、キャンセル待ちの方法はありますか」
国民生活センターには、予約が取れずに仮免まで進めないという相談も寄せられています。センターは、予約の取りやすさや所要期間を契約前に確かめるよう呼びかけています。
それでも難しい時は、予約の取り方が違う教習所や、日程がまとめて組まれる合宿も選択肢になります。合宿については仮免から合宿免許に行ける?で紹介しています。
理由3:期限が近くて再入校を考える時
期限が近い時は、とにかく日付を書き出すのが先です。教習の期限と仮免許の有効期限、2つの締め切りがあるからです。
- 教習の期限の日付(教習所の案内に書かれている日)
- 仮免許証に書かれた有効期限の日付
- 残っている第二段階の技能と学科の時限数
- 期限までに通える日の数
規則では、第二段階の技能は1日3時限まで(3時限を続けて受けるのは原則不可)です。残りの時限を通える日の数で割ってみると、間に合いそうかの見通しが立ちます。
間に合わなそうな時は、教習所に正直に相談してみてください。再入校の扱いや、合宿で受ける方法を案内してもらえることもあります。
修了検定には受かったのに、仮免許をまだ受けていない時
期限が近い人の中には、修了検定には合格したけれど、仮免の学科試験をまだ受けていない人もいます。この段階ではまだ仮免許がないので、仮免から再入校という形にはなりません。
道路交通法では、修了証明書を持つ人は、修了検定を受けた日から3か月以内なら仮免許の技能試験が免除されます。富山県警察の要領の例では、修了検定に合格した後に退所した人にも、合格日から3か月以内なら修了証明書を発行するとされています。
まずは修了証明書の期限を確かめて、その間に仮免の学科試験と適性試験を受けられないか、教習所に相談してみてください。
仮免の有効期限と教習の期限、2つの締め切りを知っておこう
仮免から再入校をする時に知っておきたい締め切りは、教習の期限と仮免許の有効期限の2つです。仮免許の有効期限は延びないので、こちらを最後の締め切りと考えて予定を立てると安心です。
2つの締め切りを、決まりごとに並べてみました。
| 締め切り | 決まり | 出どころ |
|---|---|---|
| 教習の期限 | 普通免許の教習は9か月以内に修了する | 施行規則 第33条第5項 |
| 仮免許の有効期限 | 適性試験を受けた日から6か月 | 道路交通法 第87条第6項 |
| 修了証明書の期限 | 修了検定の日から3か月以内なら仮免の技能試験が免除 | 道路交通法 第97条の2 |
| 卒業検定を受けられる期間 | 教習を修了した日から3か月以内 | 施行規則 第34条 |
| 卒業証明書の期限 | 卒業検定の日から1年以内なら本免の技能試験が免除 | 道路交通法 第97条の2 |
教習の期限の9か月をいつから数えるかは、規則の該当の箇所には書かれていません。教習所の案内で確かめてみてください。
仮免許の有効期限は、法令に延長や更新の決まりが見当たりません。第二段階の路上の教習は、仮免許が有効な間に受ける必要があります。
『再入校すれば、期限がまた最初からになる?』と期待したくなりますよね。教習の期限の数え直しについて公的な説明は見当たりませんが、少なくとも仮免許の有効期限は再入校しても延びません。
期限の詳しい数え方は仮免の有効期限は何か月?、切れてしまった時は仮免が期限切れになったらで紹介しています。
教習の期限だけを見て、仮免許の有効期限を見落とすことがあります。再入校を申し込む前に、仮免許証の有効期限の日付を確かめておきましょう。
仮免から再入校の料金はどう考える?
仮免から再入校の料金は、教習所や残りの教習の量で変わります。この記事では金額は書きませんが、総額よりも「何が含まれていて、何が追加か」の内訳を見ることが大事です。
『再入校って、またたくさんお金がかかるの?』というのが一番の心配ですよね。料金を聞く時は、次の項目に分けて確かめてみてください。
| 確かめる項目 | 聞き方の例 |
|---|---|
| 入り直す時の費用 | 再入校の時に最初にかかるお金は何ですか |
| 第二段階の教習 | 技能と学科は何時限分が含まれていますか |
| 卒業検定 | 検定料は含まれていますか |
| 補習・再検定 | 時限が延びた時や検定に落ちた時はどうなりますか |
| 前の契約の扱い | 前に払ったお金で、受けていない分はどうなりますか |
東京指定自動車教習所協会は、指定自動車教習所は卒業までに必要な料金を明確に表示することが義務付けられていると説明しています。再入校の場合の料金も、表示や見積もりで確かめられるはずです。
前の教習所に払ったお金はどうなる?
教習所を変える時は、前の教習所の契約のことも忘れないようにしましょう。
東京都消費生活総合センターは、教習所は一度契約すると解約は規約に従うことになり、返金が難しい場合が多いと注意しています。前の教習所の規約を読み返して、受けていない分の扱いを確かめておくと安心です。
仮免から再入校の料金を比べる時のコツ
いくつかの教習所で見積もりを取ったら、総額だけで並べないのがコツです。含まれている時限数や、補習が出た時の扱いがそろっていないと、正しく比べられないからです。
- 上の表の項目ごとに、各教習所の答えを書き出す
- 含まれていない項目には印を付ける
- 補習や再検定が出た時に増える分を確かめる
- 前の教習所から戻るお金があるかを足し引きする
- 期限内に受けきれる予約の見通しも並べて決める
最後の項目が大事です。
料金が抑えられても、期限内に予約が取れなければ意味がありませんよね。東京都消費生活総合センターも、料金だけで判断しないよう注意しています。
料金の仕組み全体は仮免の料金はいくら?で紹介しています。
仮免の再入校でよくある相談
相談で多いのは「第二段階を受けずに再入校すると費用はどうなるか」「再入校で期限はまた延びるか」「期限までに毎日通えば間に合うか」の3つです。どれも、期限と料金を分けて考えると答えが見えてきます。
知恵袋に寄せられた相談の中から、閲覧の多いものを要約して答えてみますね。
相談1:第二段階を全く受けないまま再入校すると、費用はどのくらい?
「仮免許を取った後、第二段階の教習を全く受けないまま再入校すると、費用はいくらくらいかかるのか」という相談です。
金額は教習所によって違うので、ここでは書けません。ただ、第二段階を受けていない人は、第二段階の技能と学科、卒業検定の分を受けることになります。
前の教習所で受けていない分のお金が戻るかどうかで、実際の負担は大きく変わります。前の教習所の規約と、新しい教習所の見積もりの両方を並べてみてください。
相談2:再入校したら、教習の期限はまた9か月延びる?
「仮免で再入校すると、教習の期限はまた9か月になるのか。仮免の期限があるから実質6か月なのか」という相談です。
教習の期限を再入校の時にどう数えるかを説明した公的な資料は見当たりません。教習所の案内で確かめるところです。
一方で、仮免許の有効期限は、適性試験を受けた日から6か月と道路交通法で決まっています。再入校しても延びないので、仮免許の期限を最後の締め切りとして予定を立てておくと安心です。
相談3:仮免の期限まで毎日通えば間に合う?
「仮免の期限が近い。再入校してからもなかなか行けなかったが、これから期限まで毎日入れば間に合うか」という相談です。
焦る気持ち、よく分かります。
規則では第二段階の技能は1日3時限まで受けられます。残りの時限数と通える日の数を書き出せば、計算の上で間に合うかが見えてきます。
ただ、予約が毎日取れるかは教習所しだいです。卒業検定に落ちると1時限以上の補習が必要になるので、余裕を持った予定を教習所の担当の人と組んでみてください。
再入校した後、第二段階を無理なく進めるコツ
再入校した後は、残りの日数が限られています。入ってすぐの動き方で、その後の進みやすさが変わります。
- 入校した日に、取れるだけ先の予約を入れておく
- 学科(二)は技能の空き時間にこまめに受ける
- しばらく運転していない時は、最初の教習でそのことを伝える
- 卒業検定の日の見通しを、早めに教習所と話しておく
『久しぶりに乗るのが怖い』という方もいますよね。路上教習で習うことは仮免後の路上教習で習うことで見ておくと、気持ちの準備ができます。

新しい教習所の探し方と、契約前のチェック
新しい教習所は、指定教習所であること、仮免許で入校できること、期限内に受けきれる予約の見通しがあることの3つで絞ります。神奈川など住んでいる都道府県で探すなら、県ごとの指定自動車教習所の協会のサイトも手がかりになります。
全日本指定自動車教習所協会連合会のポータルサイトでは、普通免許が取れる教習所などを検索できます。47都道府県の協会の一覧も公開されていて、神奈川県をはじめ各県の協会のサイトにたどれます。
警視庁は、指定を受けていない教習所では試験場での技能試験が免除されないと説明しています。再入校先を選ぶ時も、「公安委員会指定」の表示を見ておきましょう。

- 公安委員会指定の教習所かどうか
- 仮免許で入校できるか、受けた時限をどう扱うか
- 仮免許の有効期限までに第二段階を受けきれる予約の見通し
- 料金の内訳と、補習・再検定・延長の扱い
- 解約の条件と返金の扱い
国民生活センターは、所要期間や予約の取りやすさ、追加料金の有無、解約の条件をよく確かめ、希望の時期がある時は事情を相談したうえで契約を考えるよう呼びかけています。困った時は、消費者ホットライン188で相談できます。
文部科学省と警察庁の事務連絡では、指定教習所は例年1月から3月が混み合うと書かれています。この時期に再入校を考える人は、早めに問い合わせると選べる幅が広がります。
教習所の比べ方は仮免までスムーズに進む教習所の選び方で詳しく紹介しています。
通学で近くの教習所に入り直すか、合宿で残りをまとめて受けるかは、期限と予定しだいです。一度いくつかの選択肢を並べてみると、自分に合う進め方が見えてきますよ。
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よくある質問
仮免から再入校するとはどういうことですか?
教習の期限が切れた後などに、仮免許を持ったまま教習所に入り直すことです。施行規則には、仮免許を持つ人の第一段階の教習を行わないことができる決まりがあり、第二段階から受ける形になります。
仮免から再入校の料金はいくらですか?
教習所や残りの教習の量で変わるので、この記事では金額は書いていません。第二段階の教習、卒業検定、補習や延長、前の契約の返金の扱いを見積もりで確かめてください。
再入校すると仮免許の有効期限は延びますか?
延びません。仮免許の有効期間は適性試験を受けた日から6か月で、法令には延長や更新の決まりが見当たりません。
修了検定には受かったけれど、仮免許を受ける前に教習の期限が切れそうです。
まだ仮免許を受けていないので、仮免から再入校の形にはなりません。修了証明書があれば修了検定の日から3か月以内は仮免の技能試験が免除されるので、その間に仮免の学科試験を受けられないか教習所に相談してください。
引っ越した後の本免の試験はどこで受けますか?
道路交通法では、免許の試験は住所地を管轄する公安委員会で受けるのが基本です。新しい住所地の警察の案内で、試験場や手続きを確かめてください。
まとめ
- 仮免許を持っていれば、第一段階の教習を行わないことができる決まりがある
- 受け付けるかどうかや受けた時限の扱いは、教習所ごとに違う
- 教習所を変える理由は「引っ越し・予定が合わない・期限が近い」で動き方が変わる
- 教習の期限と仮免許の有効期限の2つを書き出し、延びない仮免の期限から逆算する
- 料金は内訳と、前の教習所の解約・返金の扱いまで確かめる





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