仮免の後の路上教習(第二段階)で習うこと|路上が怖い時の慣れ方

仮免の後の路上教習(第二段階)で習うことを紹介する記事のアイキャッチ。運転席から見た市街地の交差点

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仮免に受かってほっとしたのもつかの間、『次はいよいよ路上か…』と緊張していませんか。教習所のコースとは違って、ほかの車や歩行者がいるので、怖いと感じるのは自然なことです。

結論から言うと、仮免の後の路上教習(第二段階)は、教習指導員が隣に乗って、道路での走り方を一つずつ積み上げていく教習です。いきなり全部できる必要はありません。

ここでは、第二段階で習うことを3つに分けて紹介し、路上が怖い時の慣れ方もお伝えしますね。

目次

仮免の後の路上教習(第二段階)とは?

先に結論

道路交通法施行規則では、仮免許の後に受ける技能教習を「応用走行」といい、いわゆる第二段階にあたります。普通免許の応用走行は、シミュレーターでの教習などを除いて道路で行うと決められています。

第一段階では教習所のコースで、車の動かし方や基本の走り方を練習してきましたよね。第二段階は、その力を実際の道路で使えるようにしていく段階です。

項目第二段階の決まり(道路交通法施行規則)
技能教習の時限数AT普通免許は19時限、MTの普通免許は23時限(現に免許を持っていない場合)
学科教習の時限数学科(二)が16時限。この中に応急救護処置の教習が3時限ある
1時限の長さ50分
1日に受けられる技能教習3時限まで。3時限受ける時は連続にしない(例外あり)
教習を行う場所シミュレーターなどの教習を除き、道路で行う

時限数は、技能の上達に合わせて延びることもあると規則に書かれています。『決まった時限で終わらなかったらどうしよう』と焦らなくても大丈夫です。

路上教習が始まるまでの順番

仮免許を取ったら、すぐ路上に出られるわけではありません。規則では、第一段階の最後の教習効果の確認で良好となった人だけが、確認の翌日以後に応用走行に進めます。

また、応用走行は、学科(一)を修了した人だけが受けられます。仮免の学科試験に合格して仮免許が交付されたら、路上教習の予約ができるようになる、という流れです。

第二段階を3つに分けて見る

先に結論

第二段階は「路上で走ることに慣れる」「応用の課題を身につける」「卒業検定に向けて仕上げる」の3つに分けて考えると、今どこにいるかが分かって怖さが減ります。

19時限や23時限と聞くと、長く感じるかもしれません。この記事では、第二段階を次の3つの区切りで見ていきます。

仮免の後の第二段階を、路上で走る・応用の課題・卒業検定に向けての3つに分けて、怖さを減らす順番を示した図解
区切り中身怖さを減らすコツ
1. 路上で走る発進・停止、交差点、横断歩道、車線や速度の守り方を道路で練習する最初は指導員の指示どおりに走ることだけに集中する
2. 応用の課題方向変換や縦列駐車など、卒業検定にも出る課題を身につける苦手な課題を早めに伝えて、練習の回数を確保する
3. 卒業検定に向けて第二段階の最後の教習効果の確認(みきわめ)を受け、卒業検定に進む検定と同じ流れで走る練習をする

1. 路上で走ることに慣れる

最初の数時限は、道路の流れに合わせて走ることが中心になります。信号や標識を見落とさないこと、歩行者や自転車に気づくことが練習のテーマです。

『周りの車についていけるかな』と不安になりますよね。最初は、指導員の「次の信号を左です」という指示を聞いて、その通りに動ければ十分です。

最初の路上で目を向けたいところを、場面ごとにまとめておきますね。

場面見るところ
発進する時ミラーと目視で右後ろを確かめてから合図を出す
交差点の手前信号の色、横断歩道を渡る人、対向車
左折する時左側の自転車や歩行者の巻き込み
止まっている車の横車のかげから出てくる人がいないか

2. 応用の課題を身につける

道路交通法施行規則では、普通免許の技能試験のAT車の項目として、道路での走行、交差点の通行、横断歩道の通過、方向変換または縦列駐車が挙げられています。卒業検定はこの技能試験の例に準じて行われます。

方向変換や縦列駐車は、教習所のコースで練習することが多い課題です。苦手だと思ったら、遠慮せずに指導員に伝えておきましょう。

『縦列駐車だけはどうしても苦手』という声もよく聞きます。どこで切り返したか、どこを目印にハンドルを回したかをメモしておくと、次の時限で同じところから直せますよ。

3. 卒業検定に向けて仕上げる

規則では、第二段階の最後に、それまでの教習効果の確認を行い、良好な人だけが教習を修了すると決められています。卒業検定は、教習を修了した日から3か月以内に受けることになっています。

卒業検定の合格の基準も、本免許の技能試験の例に準じます。検定の内容は仮免と本免の違いで、仮免の修了検定と比べながら紹介しています。

仮免で路上が怖い時の慣れ方

先に結論

路上が怖い時は、怖い場面を言葉にして、指導員と一緒に一つずつ減らしていくのが近道です。全部を一度にうまくやろうとしないことが、いちばん大事なところです。

仮免で路上が怖いと感じる人は、決して少なくありません。むしろ、周りをよく見ようとしているからこそ怖いんです。

怖い場面を書き出してみる

『何が怖いのか分からないけど、とにかく怖い』という時は、教習が終わった後に怖かった場面をメモしてみてください。場面が分かると、次の教習で何を聞けばいいかが見えてきます。

路上が怖い時に書き出したい場面
  • 交差点で右折するタイミング
  • 車線を変える時の後ろの確認
  • 路地から車や自転車が出てきそうな場所
  • スピードを出す道で流れに乗ること
  • 道を覚えられず次の動きに迷うこと

教習の前後でできること

仮免で路上が怖い時に、教習の前後でできることを順番に並べた図解
路上教習に慣れていく手順
  1. 教習の前に、前回のメモを読み返す
  2. 教習の最初に「今日は右折が不安です」と指導員に伝える
  3. 走っている間は、確認の動作を声に出す
  4. 教習の後に、できたことと怖かったことを1つずつ書く
  5. 次の教習で、怖かった場面をもう一度練習する

指導員に補助ブレーキを踏まれると、落ち込みますよね。でも、補助ブレーキは安全のための仕組みです。踏まれた場面を覚えておいて、次にどこを見ればよかったかを聞いてみましょう。

よくある失敗

怖さから教習の間をあけすぎてしまうことです。間があくと感覚を取り戻すところから始めることになるので、無理のない範囲で続けて予約を入れておくと慣れやすくなります。

路上教習の期間に知っておきたい決まり

先に結論

路上教習は、仮免許の有効期間(適性試験の日から6か月)の中で受けていきます。教習全体にも9か月以内に修了する決まりがあるので、予約は期限から逆算して入れておきましょう。

第二段階に入ると、気にしたい期限が増えます。代表的なものを表にまとめました。

期限決まりの中身出どころ
仮免許の有効期間適性試験を受けた日から6か月道路交通法
教習の期限普通免許の教習は9か月以内に修了する道路交通法施行規則
卒業検定を受ける期限教習を修了した日から3か月以内道路交通法施行規則
卒業証明書の期限卒業検定の日から1年以内なら本免の技能試験が免除道路交通法

卒業検定に合格しなかった時は、1時限以上の技能教習を追加で受けてから次の検定に進みます。仮免から本免までの日数の考え方は仮免から本免までの期間で紹介しています。

教習とは別に家族と練習したい時

教習とは別に、家族と路上練習をしたいという方もいますよね。仮免許では、条件を満たす同乗者を助手席に乗せ、車の前後に標識を付ければ、練習のために道路を走れます。

ただ、高速道路と自動車専用道路は練習の道から外れています。家での練習の流れは仮免で路上練習するには、高速道路の扱いは仮免許で高速道路は走れる?で紹介しています。

知恵袋でよくある相談:仮免の路上

Yahoo!知恵袋にも、仮免の後の路上についての相談がたくさん寄せられています。閲覧の多いものから3つ選び、要点をまとめて答えますね。

相談1:仮免で、教習以外のプライベートで路上を運転できる?

教習ではなく、プライベートで仮免許の路上運転をしてもいいのか、という相談です。

仮免許で運転できるのは、練習のためか、試験・検定の時だけです。条件を満たす同乗者と前後の標識がそろっていれば、練習として路上を走れます。

一方で、買い物や送り迎えのような用事のための運転はできません。熊本県警察も「練習以外の目的で自動車を運転すると違反になります」と案内しています。

相談2:仮免合格後の技能教習は、すぐ路上に出る?

仮免に受かった後の技能教習で、いきなり路上に出るのか知りたい、という相談です。

規則では、第二段階の技能教習は、シミュレーターなどを除いて道路で行うことになっています。どの時限から路上に出るか、最初にどんな説明があるかは、教習所の組み方で違います。

不安なら、予約の時に「最初の路上の時限はどんな流れですか」と受付で聞いてみてください。知っておくだけで、当日の緊張がかなり違いますよ。

相談3:初めての路上教習の前に知っておきたいこと

明日が初めての路上教習で、心構えや知っておいた方がいいことを知りたい、という相談です。

初日は、うまく走るより、指導員の指示をよく聞いて落ち着いて動くことを目標にしてみてください。乗る前の確認や発進の手順は、第一段階で練習したとおりで大丈夫です。

前の日はしっかり寝て、運転しやすい靴で行きましょう。『こんなこと聞いたら恥ずかしいかな』と思うことほど、指導員に聞いてしまうのが近道です。

卒業までの見通しを立てる

第二段階は時限数が多いので、予約の取り方で卒業までの日数が大きく変わります。『仮免の期限に間に合うかな』と心配な方も多いはずです。

先に結論

仮免許の期限や教習の期限に余裕がない時は、早めに教習所の受付で残りの予定を並べてもらいましょう。通い方を見直すのも一つの方法です。

規則では、第二段階の技能教習は1日3時限まで受けられます。続けて通える時期にまとめて予約を入れる、という考え方もあります。

通学で進める場合は、例えばこんな工夫ができます。

  • 空いている時間帯(平日の昼間など)を教習所の受付で聞いておく
  • 次の予約を、教習が終わったその日のうちに入れる
  • キャンセル待ちの仕組みがあれば使い方を聞いておく

まとめて通える進め方として、合宿免許や教習所の探し方を知っておくと、選択肢が広がりますよ。

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よくある質問

仮免の後の路上教習は何時限ありますか?

道路交通法施行規則では、第二段階(応用走行)の技能教習はAT普通免許で19時限、MTの普通免許で23時限です。上達に合わせて延びることもあります。

仮免許の路上教習は1日に何時限受けられますか?

第二段階の技能教習は1日3時限までです。3時限受ける時は連続にしない決まりがあります(例外あり)。

第二段階の最後にもみきわめはありますか?

道路交通法施行規則では、応用走行の最後に教習効果の確認を行い、成績が良好な人だけが教習を修了するとされています。教習所ではこれをみきわめと呼ぶことが多いです。

卒業検定に落ちたらどうなりますか?

道路交通法施行規則では、卒業検定に合格しなかった人は、1時限以上の技能教習を追加で受けた後に次の検定を受けることになっています。

仮免許の期限が切れそうな時はどうすればいいですか?

仮免許の有効期間は適性試験を受けた日から6か月です。残りの教習と検定の予定を、早めに教習所の受付で相談しましょう。

まとめ

この記事の要点
  • 仮免の後の路上教習は、道路交通法施行規則の「応用走行」で、いわゆる第二段階
  • 技能教習はATで19時限、MTで23時限。学科(二)は16時限
  • 第二段階は、路上で走る・応用の課題・卒業検定に向けての3つで見ると進み方が分かる
  • 路上が怖い時は、怖い場面を書き出して指導員と一つずつ練習する
  • 仮免許の有効期間6か月と、教習の期限9か月から逆算して予約を入れる
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仮免ドットコム 編集部

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