仮免のクランク・S字のコツ|脱輪しない通り方

仮免のクランクとS字を脱輪せずに通るコツを紹介する記事のアイキャッチ。教習所のクランクのコース

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クランクの入口が近づくと、ハンドルを握る手に力が入ってしまう。『また脱輪したらどうしよう』と、そこだけ何度も頭の中で練習している方も多いはずです。

結論から言うと、仮免のクランクとS字は入る前に十分に速度を落とし、曲がる途中は目線を先へ送ることが基本です。縁石に軽く触れただけなら5点ですが、乗り上げたまま約1.5m以上走ると検定中止になります。

この記事では、クランクとS字を「入る前」「曲がる途中」「出る時」の3区間に分けて、見る所とハンドルのタイミングをお伝えしますね。

目次

仮免のクランクとS字はどこが見られる?

先に結論

クランクは法令で「屈折コース」、S字は「曲線コース」と呼ばれ、どちらも仮免の技能検定の項目です。脱輪、ポールなどへの接触、切り返し、ふらつき、速度の出しすぎが主な減点になります。

道路交通法施行規則では、仮免許の技能試験の項目に「曲線コース、屈折コース及び坂道コースの走行」が入っています。教習所の修了検定も、この基準に準じて行われます。

警察庁の基準では、MTの仮免の「MT車の項目」で、曲線コースと屈折コースをそれぞれ1回走ることになっています。クランクとS字は、検定で避けて通れない場面なんです。

ミス内容場内の扱い
脱輪(小)縁石に車輪が触れる、コースから接地面の一部がはみ出す5点
脱輪(中)乗り上げ・落輪した所から約1.5m未満で止まる20点
脱輪(大)乗り上げたまま約1.5m以上走る検定中止
接触(小)ポールなどに車体が軽く触れる20点
接触(大)強く触れる、触れたまま走り続ける検定中止
切り返し指示や自分の判断で切り返す5点
通過不能狭いコースの入口から出口までに切り返しが4回になる検定中止
ふらつき車幅の約半分未満なら小、約半分以上なら大小10点・大20点

『縁石に少しこすっただけで落ちるの?』と心配になりますよね。触れただけなら5点で、それだけで不合格になるわけではありません。

減点の全体は仮免の減点項目一覧でまとめています。

入る前・曲がる途中・出る時の3区間で考える

先に結論

クランクとS字は、入る前に速度を落として位置を決める、曲がる途中は目線を先に送る、出る時は次の動作を確かめる、の3区間に分けると落ち着いて通れます。

狭いコースで慌てるのは、全部を一度にやろうとするからなんです。区間ごとにやることを決めておくと、頭の中が整理されます。

区間見る所ハンドルと速度起きやすいミス
入る前入口の幅と、最初の角の位置入口の手前で十分に速度を落とす速いまま入って、曲がりきれない
曲がる途中(クランク)次の角と、内側の縁石角を前輪が過ぎたあたりで、教習で習った目印に合わせて回す早く回して内輪が縁石に乗る
曲がる途中(S字)カーブの先の出口の方向ゆっくり一定の速さで、少しずつ回して少しずつ戻す回しすぎて内側、戻しすぎて外側に寄る
出る時出口の先の道と、左右まっすぐに戻してから加速する出た安心感で確認を忘れる
クランクとS字を入る前・曲がる途中・出る時の3区間に分け、見る所とハンドルのタイミングを示した図解

入る前:速度を落としきる

採点基準では、カーブの手前で減速が遅れると「速度速過ぎ」の大で20点になります。クランクやS字の入口は、思っているより一段ゆっくり入るくらいでちょうどいいんです。

『遅すぎると減点?』と気になる方もいますよね。採点基準で遅さが減点になるのは、速度を指定された区間で指示より約5km/h以上遅い場合です。クランクやS字の中でゆっくり走ることを減点する代表項目は見当たりません。

曲がる途中:目線は先へ

近くの縁石ばかり見ていると、ハンドルを回すのが遅れたり早まったりしがちです。クランクでは次の角、S字ではカーブの出口のほうへ目線を送ってみてください。

ハンドルを回す位置は、車の大きさや座る位置で変わります。教習の時に「ここで回す」という目印を教官と一緒に決めておくのがいちばんの近道です。

MTで受ける時はエンストにも注意

MTで受ける方は、狭いコースを低い速さで進むので、エンストもしやすくなります。採点基準では、場内のエンストは1回5点です。

ゆっくり進もうとしてクラッチの操作が雑になると、エンストと脱輪が重なることもあります。MTの検定の注意点はMT(マニュアル)の仮免検定で紹介しています。

出る時:確認を忘れない

コースを出たあとは、左折や右折が続くことが多いですよね。脱輪しなかった安心感で、次の確認や合図が抜けやすい場面です。

確認のタイミングは仮免の安全確認と巻き込み確認で場面ごとに紹介しています。

仮免のクランクで脱輪した時の減点と戻し方

先に結論

脱輪したら、すぐに止まって、乗り上げる前の所まで戻って走り直すのが検定のルールです。乗り上げた所から約1.5m未満で止まれば20点、そのまま約1.5m以上走ると検定中止になります。

警察庁の基準には、脱輪したら「直ちに停止して、乗り上げる(落輪する)以前の地点まで戻って走行し直すこと」と書かれています。慌てて前に進み続けるのが、いちばん避けたい形なんです。

脱輪した時の動き方
  1. 「乗った」と感じたら、すぐにブレーキで止まる
  2. 周りを確かめて、乗り上げる前の所まで下がる
  3. 位置とハンドルを直して、もう一度ゆっくり進む
  4. 走り直したあとも、目線を先に送って落ち着いて通る
クランクやS字で脱輪した時の、止まるまでの距離と減点・検定中止の目安を示した図解

例えば、クランクの最初の角で内側の後輪が縁石に乗った時、気づいてすぐ止まれば20点で済みます。合格の点数に届く余地が残るので、気持ちを切り替えて残りを走りましょう。

脱輪の考え方と落ち着いた戻し方は、仮免の脱輪|何回まで?でさらに詳しく紹介しています。

よくある失敗

乗り上げたことに気づかず、または「このまま抜ければ大丈夫」と進み続けてしまう。違和感があったら、まず止まる。これだけで検定中止を防げることがあります。

S字の脱輪とふらつき

先に結論

S字の脱輪も、クランクと同じ基準で減点されます。S字では、ハンドルを回しすぎたり戻しすぎたりして左右に揺れる「ふらつき」にも気をつけましょう。

S字はカーブが続くので、ハンドルを回す、戻すを細かくくり返します。回す量が大きいと内側の縁石に、戻すのが早いと外側の縁石に寄りやすいんです。

採点基準では、ふらつきは車幅の約半分未満なら10点、約半分以上なら20点です。脱輪しなくても、左右に大きく揺れると点数が減ってしまいます。

S字の練習で意識したいこと
  • 入口の手前で、ゆっくり一定の速さにしておく
  • 目線は、今いる所より先のカーブの出口へ送る
  • ハンドルは一度に大きく回さず、少しずつ回して少しずつ戻す
  • 外側の縁石と車の間が、左右で極端に変わらないかを感じる
  • 出口でハンドルをまっすぐに戻してから加速する

クランクとS字で気をつける所の違い

同じ狭いコースでも、クランクとS字では失敗しやすい形が違います。自分がどちらで崩れやすいかを知っておくと、練習の的が絞れます。

比べる所クランク(直角の曲がり角)S字(続くカーブ)
崩れやすい形ハンドルを早く回して、内側の後輪が縁石に乗る回す・戻すをくり返すうちに、ふらつく
ずれた時角ごとに一度、位置を整える時間がある一度ずれると、次のカーブまで引きずりやすい
立て直し方止まって切り返すことができる速さを一定に保って、少しずつ戻す

コースの順番の中でクランクとS字がどこに出てくるかは、仮免のコースが覚えられない時の覚え方を参考に、道順と一緒に覚えておきましょう。

切り返しと接触の減点

先に結論

狭いコースで切り返すと5点です。入口から出口までに切り返しが4回になると、通過不能で検定中止になります。ポールに軽く触れると20点、強く触れると検定中止です。

採点は回数ごとに引くのが原則とされています。切り返しを2回すれば、その分だけ点数が減ると考えておきましょう。

『切り返しは何回までなら大丈夫?』と気になりますよね。4回で検定中止なので、それより前に通り抜けることが大事です。ただ、無理に進んで脱輪や接触をするよりは、1回切り返して落ち着いて通るほうが失点は小さくなります。

状況選びたい動き理由
このまま進むと縁石に乗りそう止まって切り返す切り返しは5点、脱輪の中は20点
ポールに触れそう止まって切り返す接触の小は20点
切り返しを何度もしている落ち着いて位置を大きく直す4回で検定中止

クランクやS字は、乗る回数を重ねるほど目印が体に入ってきます。教習の予約が取りにくく、間が空いて感覚を忘れてしまう方もいますよね。教習所の選び方や、短い期間に集中して通える合宿免許という進め方も知っておくと選択肢が広がります。

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知恵袋でよくあるクランクとS字の相談

Yahoo!知恵袋には、仮免のクランクやS字についての相談が多く寄せられています。閲覧の多いものから3つ選び、要点をまとめて答えますね。

相談1:クランクやS字で一回でも縁石に乗り上げたらアウト?

クランクやS字で、一回でも縁石に乗り上げたら不合格になるのか、という相談です。

一回乗り上げただけで、すぐ不合格とは限りません。縁石に触れただけなら5点、乗り上げてもすぐ止まって約1.5m未満なら20点です。

アウトになるのは、乗り上げたまま約1.5m以上走った時などです。乗ったと感じたらすぐ止まる、を覚えておきましょう。

相談2:S字とクランクで落ちたら何点引かれる?

S字とクランクで失敗して落ちてしまった場合、何点引かれているのか、という相談です。

何点引かれたかは、何が起きたかで変わります。脱輪の小なら5点、中なら20点、接触の小なら20点、切り返しは1回5点です。

例えば、クランクで脱輪の中(20点)を2回すると40点になり、AT限定の合格基準の70点に届かなくなります。仮免のクランクで落ちた時は、何のミスで何点だったかを教官に聞いて、次の補習で重点的に練習してみてください。

相談3:S字とクランクはどのくらいの速度で通ればいい?

S字とクランクは、どの程度の速度で通らないと減点される、という基準があるのか、という相談です。

S字やクランクで何km/hと決めた数字は、採点基準の代表項目にはありません。見られるのは、カーブの手前で減速が遅れていないか、状況に合った安全な速さかどうかです。

安全な速さより約5km/h未満速いと10点、約5km/h以上速い時やカーブの手前で減速が遅れた時は20点です。入る前にしっかり落とす、を意識しておけば大丈夫ですよ。

よくある質問

仮免のs字で脱輪したら何点減点ですか?

縁石に車輪が触れただけなら5点、乗り上げてから約1.5m未満で止まれば20点です。乗り上げたまま約1.5m以上走ると検定中止になります。

仮免のクランクで脱輪したらどうすればいいですか?

すぐに止まり、乗り上げる前の所まで戻って走り直すのが検定のルールです。そのまま進み続けないようにしましょう。

クランクで1回だけ切り返しても減点されますか?

採点基準では、場内の切り返しは1回5点です。回数ごとに引くのが原則なので、1回でも減点されると考えておきましょう。

仮免許のクランクでポールに触れたらどうなりますか?

軽く触れた場合は接触の小で20点、強く触れたり触れたまま走り続けたりすると検定中止です。

クランクとS字のコツを一つだけ挙げるなら?

入る前に速度を十分に落とすことです。速度が落ちていれば、ハンドルのタイミングを合わせやすく、ミスに気づいた時もすぐ止まれます。

まとめ

この記事の要点
  • クランクは屈折コース、S字は曲線コースで、どちらも仮免の検定の項目
  • 縁石に触れたら5点、乗り上げて約1.5m未満で止まれば20点、それ以上走ると検定中止
  • 脱輪したら、すぐ止まって乗り上げる前の所まで戻って走り直す
  • 入る前に速度を落とし、曲がる途中は目線を先に送る
  • 切り返しは1回5点、4回で通過不能の検定中止
  • ポールに軽く触れたら20点、強く触れたら検定中止
仮免ドットコム

仮免ドットコム 編集部

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