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第一段階の終わりが見えてくると、『修了検定って何をするの?どこを見られるの?』とそわそわしてきますよね。教習とは何が違うのか、はっきり分からないまま当日を迎えるのは不安なものです。
結論から言うと、仮免の修了検定は教習所のコースを走る技能試験です。100点からの減点方式で、AT限定なら70点以上が残れば合格になります。
この記事では、修了検定を「受ける条件」「走る課題」「採点」「合格後」の4つの表で見ていきます。
仮免の修了検定とは?何をする試験なのか
修了検定は、教習所の第一段階の最後に受ける技能の検定です。道路交通法施行規則では、そのやり方と合格の基準は「仮免許に係る技能試験の例に準ずる」と決められています。
仮免許を取るには、運転の技能と、交通ルールの知識の両方を確かめられます。このうち技能のほうを、教習所の中で確かめるのが修了検定なんです。
教習所の検定は「卒業検定」と「修了検定」に分かれていて、どちらも技能検定員が行います。仮免の前に受けるのが修了検定、本免の前に受けるのが卒業検定です。
『仮免の技能試験と修了検定って別物?』と迷う方も多いはずです。実は中身はほぼ同じで、受ける場所が違うだけと考えて大丈夫です。
| 呼び方 | 受ける場所 | 受ける人 | 合格したら |
|---|---|---|---|
| 修了検定 | 通っている指定教習所のコース | 教習所に通っている人 | 修了証明書が出る |
| 仮免許の技能試験 | 運転免許試験場のコース | 教習所に通わず受ける人 | 仮免の学科と合わせて仮免許へ |
修了検定に受かると、教習所から修了証明書が発行されます。これがあると、試験場での仮免の技能試験が免除されるしくみです。
つまり、教習所に通っている人にとっては、修了検定が仮免の実技試験そのものなんです。「仮免の実技」「仮免の技能」と呼ばれているのも、たいていこの検定のことです。
教習所によっては「仮免修了検定」と書かれていることもあります。呼び方が違っても、中身は同じ検定だと思って大丈夫です。
仮免の全体像は仮免とは?仮運転免許でできること・取るまでの流れで、学科と技能を合わせた試験の話は仮免試験とは?学科と技能の内容と合格基準で紹介しています。
修了検定を受けられるのはいつ?受ける条件
修了検定を受けられるのは、第一段階の技能教習と、学科(一)の教習を終えた人だけです。最後の時限で教習の成果を確かめてもらい、良好と判断されてから検定に進む流れが一般的です。
『技能の時間が終われば、すぐ受けられるの?』と思いますよね。実は、技能だけでなく学科のほうも終わっている必要があります。
道路交通法施行規則で決められている条件を、表にまとめました。
| 条件 | 中身 | 出どころ |
|---|---|---|
| 技能教習 | 第一段階(基本操作及び基本走行)を終えている | 施行規則 第34条 |
| 学科教習 | 学科(一)を終えている | 施行規則 第34条 |
| 教習効果の確認 | 第一段階の最後の時限で確認を受ける。いわゆる「みきわめ」 | 施行規則 第33条 |
| 年齢 | 普通仮免許を受けられるのは17歳6か月以上 | 道路交通法 第88条 |
第一段階の技能教習の時限数は、施行規則でATが12時限、MTも12時限と決められています。1時限は50分です。
ただし、時限数は上手になるまで延長するものとされています。規定の時限ちょうどで終わらなくても、珍しいことではないんです。
最後の時限の「みきわめ」
第一段階の最後の時限では、教習の成果を確かめる時間があります。教習所では一般に「みきわめ」と呼ばれています。
ここで良好をもらえない時は、もう少し練習してから確認を受け直す形になります。みきわめの中身や、良好をもらえない時の考え方は仮免前のみきわめとは?で詳しく紹介しています。
- 第一段階の技能教習がすべて終わっているか
- 学科(一)の教習を受け終えているか
- みきわめで良好をもらえているか
- 検定の日にちと集合時間を教習所の案内で確認したか
- 仮免学科試験をいつ・どこで受けるかを把握しているか
検定の予約のしかたや、受けられる曜日は教習所によって違います。分からない時は、受付で「修了検定はいつ受けられますか」と聞いてみてください。
仮免の試験内容は?コースで走る課題
仮免の試験内容は、外周や周回のコースを走ること、交差点を通ること、横断歩道と踏切を通ること、S字やクランク、坂道を走ることの4つです。教習所のコースの中だけで行います。
『どこを走らされるの?』というのが一番気になるところですよね。道路交通法施行規則では、普通仮免許の技能試験の項目を次のように決めています。
| 試験の項目 | 教習でいうと | 見られやすいところ |
|---|---|---|
| 幹線コース・周回コースの走行 | 外周やコースを一周する走行 | 速度の出し方、進路変更、合図 |
| 交差点の通行 | 右折・左折、信号のある交差点 | 安全確認、徐行、止まる位置 |
| 横断歩道・踏切の通過 | 横断歩道の手前、踏切の一時停止 | 歩行者の確認、踏切での停止と確認 |
| 曲線・屈折・坂道コースの走行 | S字、クランク、坂道 | 脱輪しない通り方、坂道での停止と発進 |
走る距離も決まっていて、AT車の項目は2,000メートル以上です。MTで受ける人は、これとは別にMT車の項目を1,200メートル以上走ります。

試験中に守る決まり
警察庁の技能試験の実施基準には、試験中の決まりも書かれています。修了検定もこの考え方に沿って行われます。
- コースはすべて車道とみなして走る
- 速度の指定がある区間は、指示された速度に従う
- 安全確認は、直接目で見ることとミラーの両方で行う
- 脱輪したら、すぐに止まって、乗り上げる前の地点まで戻って走り直す
『コースなのに車道と同じなの?』と思うかもしれません。ここが大事なところで、教習所の中でも本物の道路と同じつもりで走るのが基本なんです。
MT(マニュアル)で受ける人の課題
MTの技能試験は、令和7年4月1日から方式が変わりました。原則としてAT車で試験を行い、クラッチとギアの操作に関わる項目だけをMT車で行う形です。
警察庁の基準では、MT車の項目で次のような課題を走ります。
- 指示された速度での走行、周回のカーブ
- 決められた場所での一時停止
- 右折と左折、信号の通過、横断歩道と踏切の通過
- 曲線コース、屈折コース、坂道コース(坂道での停止と発進を含む)
- 障害物がある場所の通過
MTで気をつけたい点はMTの仮免検定|エンスト・半クラッチで気をつけることでまとめています。
修了検定のコースをいくつ用意しているか、事前に知らされるかは教習所によって違います。コースの覚え方は仮免のコースが覚えられない時の覚え方が参考になります。
採点と合格基準は?100点からの減点方式
採点は100点満点からの減点方式です。AT限定の仮免は70点以上で合格です。MTはAT車の項目で70点以上、MT車の項目で60点以上が必要です。
『何点取れば受かるの?』という疑問、いちばん多いですよね。修了検定は点数を積み上げる試験ではなく、持ち点から引かれていく試験なんです。
合格の基準
| 受ける免許 | 見られる項目 | 合格の基準 |
|---|---|---|
| AT限定の普通仮免許 | AT車の項目 | 70点以上 |
| MTの普通仮免許 | AT車の項目 | 70点以上 |
| MTの普通仮免許 | MT車の項目 | 60点以上 |
施行規則では、AT車の項目をMT車の項目より先に行うことになっています。AT車の項目で基準に届かなかった人は、MT車の項目を行わなくてよいとされています。
採点のしかた
道路交通法施行規則では、採点は減点式で、次の3つの力を見ることになっています。
- 運転装置を操作する力
- 交通ルールに従って運転する力
- 運転の姿勢など、安全に運転する力
採点は回数ごとに引く方式が原則です。同じミスを2回すれば、その分2回引かれます。
採点されるのは「乗車する時から下車する時まで」です。乗る時のドアの閉め方や、降りる前の後方確認も見られています。
一方で、乗った地点から試験の起点までのならし走行は採点されません。乗り込む時は、乗車のしかたに関わる項目だけが見られます。
代表的な減点
警察庁の採点基準から、修了検定で出やすい減点をいくつか拾ってみました。
| ミスの例 | 減点 |
|---|---|
| 発進や右左折の前に目で確認しない(安全不確認) | 10点 |
| 合図を出さない・遅い(合図不履行等) | 5点 |
| シートベルトをしない | 10点 |
| エンジンが止まる(エンスト) | 5点 |
| 停止線の約2m以上手前で止まる(停止位置不適) | 5点 |
| 徐行すべき場所で徐行しない(徐行違反) | 20点 |
減点の一覧と防ぎ方は仮免の減点項目一覧で、グループに分けて紹介しています。
信号無視や一時停止の場所で止まらないこと、大きな脱輪や接触などは、点数を引くのではなくその場で検定中止になります。検定員がブレーキを踏んで助けた場合も中止です。
どんな行為で中止になるかは仮免の一発アウト(検定中止)になる行為と防ぎ方で詳しく見ていきます。
点を引かれにくくするために意識したいこと
『減点の数が多すぎて、覚えきれない…』と感じる方もいますよね。実は、よく引かれる減点はいくつかの場面に集まっています。
たとえば、発進する前と右左折の前の確認です。ミラーを見ただけで終わらせず、顔を向けて目で見るところまでを一つの動作にしておくと安心です。
合図も同じです。「曲がる」と思った時ではなく、交差点の手前で早めに出す癖をつけておきましょう。
| 場面 | 意識したいこと |
|---|---|
| 乗る時 | ドアを最後まで閉める、シートとミラーを合わせる、シートベルトを締める |
| 発進する時 | 合図を出し、ミラーと目で後ろを確かめてから動き出す |
| 曲がる時 | 手前で合図を出し、徐行しながら左右と巻き込みを確かめる |
| 止まる時 | 停止線の手前で、近づきすぎず離れすぎずに止める |
| 降りる時 | ドアを開ける前に、目で後ろを確かめる |
教習の時に、教官から「今の確認、もう少し早く」のように言われた場面はありませんか。そこが、検定でも点を引かれやすいところです。
安全確認のタイミングは仮免の安全確認と巻き込み確認で、場面ごとに紹介しています。
合格したら・落ちたら、その後はどうなる?
修了検定に受かると修了証明書が出ます。検定の日から3か月以内に仮免の学科試験と適性試験に受かれば、仮免許がもらえます。落ちた時は、1時限以上の技能教習を受けてから再検定です。
『受かったらもう仮免なの?』と思いますよね。実は、修了検定に受かっただけでは、まだ仮免許は手元に来ません。
合格後の流れ

| 段階 | すること | 期限・決まり |
|---|---|---|
| 修了検定に合格 | 修了証明書を受け取る | 仮免の技能試験が免除になる |
| 仮免の学科試験 | 文章問題50問を30分で解く | 50問中45問以上の正解で合格 |
| 適性試験 | 視力などを確かめる | 両眼0.7以上、片眼それぞれ0.3以上など |
| 仮免許の交付 | 仮免許証を受け取る | 有効期間は適性試験の日から6か月 |
| 第二段階へ | 路上での教習が始まる | 教習所の案内に沿って予約する |
修了証明書で技能試験が免除されるのは、修了検定を受けた日から3か月以内です。この間に仮免の学科試験に受かる必要があります。
仮免の学科試験を教習所の中で受けるか、運転免許センターなどで受けるかは都道府県や教習所で違います。学科の中身は仮免の学科試験とは?で紹介しています。
落ちた時の流れ
修了検定に落ちても、そこで終わりではありません。施行規則では、1時限以上の技能教習を受けた後なら、次の修了検定を受けられるとしています。
- 検定員に言われた減点や中止の理由をメモする
- 補習の技能教習(1時限以上)を予約する
- 補習でメモした場面を重点的に練習する
- 次の修了検定の日にちを決める
落ちた直後は、頭が真っ白になりますよね。ただ、検定員の説明はその場で聞ける貴重なヒントです。「どこで引かれましたか」と落ち着いて聞いておくと、補習で何を練習すればいいかがはっきりします。
『また落ちたらどうしよう…』と考えすぎなくて大丈夫です。補習では、苦手な場面を教官と一緒にもう一度確かめられます。
補習や再検定にかかる費用は教習所によって違います。料金の考え方は仮免の料金はいくら?にまとめています。
本免の卒業検定とどう違う?
修了検定と並んでよく聞くのが卒業検定です。どちらも教習所の検定ですが、走る場所と見られる項目が違います。
| 比べる点 | 修了検定 | 卒業検定 |
|---|---|---|
| 受ける時期 | 第一段階の最後 | 第二段階の最後 |
| 走る場所 | 教習所のコースの中 | 主に一般の道路 |
| 主な項目 | 周回、交差点、横断歩道と踏切、S字・クランク・坂道 | 道路での走行、交差点、横断歩道、方向変換か縦列駐車 |
| AT車の距離 | 2,000メートル以上 | 4,500メートル以上 |
| 合格の基準 | AT車の項目70点以上(MT車の項目は60点以上) | AT車・MT車の項目それぞれ70点以上 |
| 受かった後 | 修了証明書(3か月以内に仮免学科) | 卒業証明書(1年以内に本免学科) |
卒業検定では、方向変換か縦列駐車が加わります。修了検定の項目には駐車の課題は入っていません。
修了検定で覚えた安全確認や合図のタイミングは、卒業検定でもそのまま使います。ここでの練習はむだになりませんよ。
仮免までの進み方を見直したい方や、仮免の期限が気になる方もいるはずです。まとめて短い期間で取りたい人は、合宿免許や通学の教習所の探し方も知っておくと選択肢が広がります。
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修了検定でよくある相談
修了検定の相談で多いのは「落ちたら終わり?」「どんなミスで落ちる?」「試験場で受けるのと何が違う?」の3つです。どれも、決まりを知っておくと落ち着いて考えられます。
知恵袋でも、修了検定についての相談がたくさん寄せられています。閲覧の多いものを要約して答えてみます。
合宿で仮免に落ちてしまい、焦っている
合宿免許の途中で仮免に落ちてしまい、一緒に来た友達に置いていかれそうで焦っている、という相談です。
『自分だけ予定がずれる…』と落ち込む気持ちは自然です。ただ、修了検定は1時限以上の補習を受ければ受け直せます。
合宿の場合、補習や再検定をどう組み込むかは教習所のプランで違います。まずは担当の人に「次の検定はいつ受けられますか」と聞いて、予定を確かめてみてください。
試験場で仮免の技能試験に何度も落ちている
教習所に通わず、運転免許試験場で仮免の技能試験を受けているけれど、何度受けても通らないという相談です。
試験場の技能試験も、修了検定と同じ採点の基準で見られます。合格の基準に届かないことがはっきりした時点で、全部を走らずに終わることもあります。
一人で練習を重ねても、どこで点を引かれているか分かりにくいのが試験場の難しいところです。教習所に通う方法も比べてみると、別の道が見えてくるかもしれません。
第一段階は終わったのに、まだ一度も試験を受けていない
技能と学科の第一段階が終わったのに、検定をまだ受けていないので不安だ、という相談もありました。
修了検定を受けるには、技能の教習に加えて学科(一)が終わっている必要があります。どちらかが残っていないか、教習の記録で確かめてみてください。
知恵袋の回答は、地域や教習所の違いが混ざっています。最後は通っている教習所の案内で確かめるのが一番確実です。
よくある質問
仮免の修了検定と技能試験は同じものですか?
修了検定は、教習所で受ける仮免の技能試験にあたります。やり方と合格の基準は、試験場の仮免の技能試験に準じて決められています。受かると修了証明書が出て、試験場の技能試験が免除されます。
仮免の修了検定は何点で合格ですか?
100点満点からの減点方式で、AT限定は70点以上が合格です。MTはAT車の項目で70点以上、MT車の項目で60点以上が必要です。
修了検定に駐車の課題はありますか?
普通仮免許の技能試験の項目には、方向変換や縦列駐車は入っていません。これらは本免の卒業検定で行う項目です。走り終えて止まる時は、停止目標に合わせて止めるようにしましょう。
修了検定に落ちたらいつ受け直せますか?
1時限以上の技能教習を受けた後なら受け直せます。次の検定日は教習所の予約状況で決まるので、受付で確かめてみてください。
修了検定に受かった後、仮免学科はいつまでに受ければいいですか?
修了証明書で技能試験が免除されるのは、修了検定を受けた日から3か月以内です。その間に仮免学科試験と適性試験に受かると、仮免許がもらえます。
まとめ
- 修了検定は、教習所のコースで受ける仮免の技能試験
- 受けるには第一段階の技能教習と学科(一)を終えていることが条件
- 走るのは周回、交差点、横断歩道と踏切、S字・クランク・坂道の4項目
- 100点からの減点方式で、AT限定は70点以上、MTはMT車の項目60点以上も必要
- 受かったら3か月以内に仮免学科、落ちたら1時限以上の補習の後に再検定
検定当日の順番は仮免検定の流れで紹介しています。当日の動きをイメージしておくと、緊張も少しやわらぎますよ。





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