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S字やクランクで『ガタッ』と縁石に乗った瞬間、頭が真っ白になりますよね。『もう落ちた…』と思って、そのあとの運転まで崩れてしまう方も多いはずです。
結論から言うと、仮免の脱輪はどの程度はみ出したか、そのあと何m走ったかで扱いが大きく変わります。縁石に軽く触れた程度なら減点で済み、すぐ止まって戻せば検定は続きます。
この記事では、脱輪を3つの段階に分けて、減点の目安と落ち着いた戻し方をお伝えしますね。
仮免で脱輪したら何点引かれる?
警察庁の採点基準では、場内の脱輪は小5点・中20点・大は検定中止です。縁石への接触は小、乗り上げや落輪から約1.5m未満で止まれば中、約1.5m以上走ると大になります。
教習所の修了検定は、仮免許の技能試験と同じやり方・合格基準に準じて行われます。採点の物差しは、警察庁が示している「減点適用基準」です。
その中で、脱輪は大きさで3つに分かれています。修了検定はコースの中で行う場内の試験なので、場内の数字を見ておきましょう。
| 脱輪の大きさ | どんな状態か(基準の要約) | 場内の扱い |
|---|---|---|
| 小 | 縁石に車輪が接触した、コースから接地面の一部がはみ出した | 5点の減点 |
| 中 | 乗り上げた、落輪した地点から約1.5m未満で止まった | 20点の減点 |
| 大 | 約1.5m以上走った、歩道などに乗り上げた | 検定中止 |
つまり「仮免の縁石接触」と「仮免の縁石乗り上げ」は、同じ脱輪でも点数がまったく違うんです。縁石の減点が5点で済むか20点になるかは、タイヤがどこまで行ったかで決まります。
合格の基準から見た脱輪の重さ
検定は100点からミスの分を引いていく方式です。AT限定なら70点以上、MTはAT車の項目で70点以上とMT車の項目で60点以上が合格の基準です。
AT限定なら、引かれてもよいのは合計30点までです。脱輪の中で20点を引かれると、残りは10点分しかありません。
減点の全体像は仮免の減点項目一覧で、ほかの項目と合わせて確かめられます。
脱輪を3つの段階で見ると、やることが分かる
脱輪は「すぐ気づいて止まれた」「気づかずに進んだ」「大きく落ちた」の3段階で考えると、検定中に何をすればいいかが見えてきます。分かれ目は、気づいてから止まるまでの距離です。
点数の表だけだと、検定中にどう動けばいいかまでは分かりにくいですよね。そこで、運転している側から見た3つの段階に並べ直してみました。

| 段階 | 運転席で起きていること | 扱いの目安 | その場でやること |
|---|---|---|---|
| すぐ気づいて止まれた | タイヤが縁石に触れた、乗り上げた直後に止まった | 小5点、または中20点 | 止まって、乗り上げる前まで戻る |
| 気づかずに進んだ | 緊張で揺れに気づかず、そのまま走った | 約1.5m以上なら大で中止 | 検定員の指示に従う |
| 大きく落ちた | 歩道などに乗り上げた、大きく外れた | 大で中止 | 慌てずに止まり、指示を待つ |
「すぐ気づいて止まれた」なら、まだ続く
ここが大事なところです。縁石に乗ったと感じたら、すぐに止まること自体が一番の対処なんです。
約1.5m未満で止まれれば中の20点にとどまり、検定は続きます。触れただけなら小の5点です。
「気づかずに進んだ」が一番もったいない
知恵袋でも『緊張しすぎて乗り上げたことに気づかなかった』という相談がよく見られます。気づかないまま走ると、約1.5mはあっという間です。
小さな揺れや『ゴトッ』という音を感じたら、まず止まる。これを体に覚えさせておくと安心です。
「大きく落ちた」時は、無理に動かさない
歩道などに乗り上げたり、大きくコースを外れたりした時は、脱輪の大として検定は中止になります。ここで焦って動かすと、ほかの所にぶつかることもあります。
まずブレーキを踏んで止まり、検定員の指示を待ちましょう。『もうだめだ』と思っても、そのあとの車の動かし方は検定員と一緒に落ち着いて進めれば大丈夫です。
検定が中止になった時は、どの場面で何があったかを教官に聞いてみてください。どこで気づけなかったのかを一緒に振り返っておくと、補習で何を練習すればいいかがはっきりします。
仮免の脱輪は何回までなら受かる?
脱輪に「何回まで」という決まった上限はありません。採点は回数ごとに引くのが原則なので、脱輪の点数とほかのミスを足した合計で、合格の基準に届くかが決まります。
『脱輪しても受かるの?』『1回でもしたら終わり?』と不安になりますよね。答えは、脱輪の大きさと合計の点数しだいです。
警察庁の実施基準では、採点は回数減点が原則です。同じ脱輪を2回すれば、2回分引かれます。
合計で考えると、こうなる
AT限定の検定を例に、合計の点数を計算してみました。
| ミスの組み合わせ(例) | 減点の合計 | 残り | 70点との関係 |
|---|---|---|---|
| 脱輪の小を1回だけ | 5点 | 95点 | 基準に届いている |
| 脱輪の中を1回+合図の遅れ1回 | 25点 | 75点 | 基準に届いている |
| 脱輪の中を1回+安全不確認1回 | 30点 | 70点 | ちょうど基準 |
| 脱輪の中を2回 | 40点 | 60点 | 基準に届かない |
合図の遅れは合図不履行等で5点、安全不確認は10点です。仮免の脱輪が1回だけなら受かる可能性は十分ありますが、ほかのミスとの足し算で一気に苦しくなります。
脱輪のあとに焦って、合図を忘れたり確認が抜けたりするケースです。脱輪そのものより、そのあとの小さなミスの積み重ねで基準を下回ることもあります。
なお、減点の合計で合格の基準に届かないことがはっきりした時は、その時点で検定は中止になります。一発で中止になる行為は仮免の一発アウト(検定中止)になる行為でまとめています。
脱輪した時の落ち着いた戻し方
脱輪したら、すぐ止まって、乗り上げる前の地点まで戻ってから走り直します。これは警察庁の実施基準に書かれている決まりなので、慌てずこの順番で動けば大丈夫です。
警察庁の技能試験の実施基準には「直ちに停止して、乗り上げる(落輪する)以前の地点まで戻って走行し直すこと」とあります。つまり、戻し方は決まった手順があるんです。

- ブレーキを踏んで、その場ですぐ止まる
- 深呼吸をして、どのタイヤが乗ったかを落ち着いて感じ取る
- ギアをR(後退)に入れ、後ろを目で見て安全を確かめる
- ブレーキを少しずつ緩めて、ゆっくり下がる
- 乗り上げる前の地点まで戻ったら止まり、ギアを入れ直して走り直す
下がる時のハンドルの考え方
下がる時は、前に進んできた道をそのままなぞるイメージで動かすと戻しやすくなります。分からなくなったら、いったん止まって窓の外やミラーを見直してみてください。
焦ってハンドルを逆に切ると、反対側の縁石に寄ってしまうこともあります。止まって考える時間は、ゆっくりで構いません。
「このままだと乗る」と気づいた時
まだ乗り上げていなくても、曲がりきれないと気づいたら、無理に進まず止まるほうが安全です。狭いコースで自分の判断で切り返した時は、切り返しとして5点の減点になります。
また、狭路コースの入口から出口までに切り返しを4回すると、通過不能として検定中止です。切り返しに頼るより、入る前の速度と位置を整えるほうが落ち着いて通れます。
脱輪しにくくする練習のしかた
脱輪の多くは、コースに入る前の速度と車の位置で決まります。教習中に「入る前に十分ゆっくり」「車の位置を目で確かめる」を習慣にしておくと、検定でも同じように動けます。
S字やクランクの脱輪は、ハンドルの切り方より手前の準備が原因になっていることが多いんです。速度が速いまま入ると、ハンドルが間に合わなくなります。
- コースに入る前に、歩くくらいの速さまで落とせているか
- 自分の車のどこが縁石の上を通るか、目印を教官と確かめたか
- 曲がり始めるタイミングを、毎回同じ場所でそろえられているか
- 揺れや音を感じたら、すぐ止まる練習をしたか
教官には、こんなふうに聞いてみると具体的な答えがもらえます。
「S字で左の後ろのタイヤが落ちやすいんですが、どこを見ればいいですか?」
「入る前の速さは、このくらいで合っていますか?」
S字とクランクの通り方そのものは、仮免のクランク・S字のコツで場面ごとにまとめています。
仮免の脱輪で落ちた時は、1時限以上の技能教習を受けてから次の修了検定になります。ここは道路交通法施行規則で決まっていることなので、補習の時間を苦手な場所の練習にあてると前向きに使えますよ。
検定の日程や補習の取り方は、教習所によってずいぶん違います。仮免までの進み方を見直したい方や、まとめて通える環境を探したい方は、合宿免許や教習所の探し方も知っておくと選択肢が広がります。
通学のまま、自分のペースで進めるのももちろん立派な選択です。
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脱輪でよくある相談に答えます
知恵袋には、脱輪に関する相談がたくさん寄せられています。閲覧の多いものから、3つを要約して答えますね。
「教習で脱輪したら試験はもうだめ、と思っていい?」
技能教習でS字やクランクで脱輪したら、試験では即だめになるのか、という相談です。閲覧数がとても多く、同じ不安を持つ方が多いのが分かります。
答えは、脱輪の大きさによります。縁石に触れた程度は5点、すぐ止まれば20点で、そこで終わりではありません。
検定が止まるのは、約1.5m以上走った時や歩道などに乗り上げた時です。
「S字で乗り上げたのに気づかず、即中止になった」
緊張で乗り上げたことに気づかず、そのまま進んで中止になった、という相談もよく見られます。『今までの教習では脱輪したことがなかったのに』という声もありました。
これは先ほどの「気づかずに進んだ」段階です。次の検定に向けては、うまく曲がる練習に加えて、揺れを感じたら止まる練習もしておきましょう。
「バックで戻そうとしたら焦って、試験官に教えてもらった」
脱輪して下がろうとしたら、ハンドル操作を間違えて試験官の言葉を借りてしまった、という相談です。
警察庁の基準では、試験官が口頭の指示などで補助した場合も検定中止の項目に入っています。戻し方の手順を教習のうちに一度練習しておくと、本番で慌てずに済みます。
知恵袋の回答には、教習所や地域ごとの違いが混ざっています。自分の検定の結果がどう採点されたかは、結果の説明の時に教官に聞いてみてください。
よくある質問
仮免で脱輪したら一発アウトですか?
いいえ、すべてが一発アウトではありません。縁石に触れた程度は5点、乗り上げや落輪から約1.5m未満で止まれば20点の減点で、検定は続きます。約1.5m以上走った時や歩道などに乗り上げた時は検定中止です。
仮免の脱輪は何回まで大丈夫ですか?
回数の上限は決まっていません。回数ごとに引かれ、ほかのミスと合わせた合計で合格の基準に届くかが決まります。AT限定なら合計30点を超えると基準を下回ります。
縁石に少し当たっただけでも減点ですか?
はい、縁石に車輪が接触すると脱輪の小として5点の減点です。コースから接地面の一部がはみ出した時も同じ扱いです。
仮免の脱輪で落ちたら、次はいつ受けられますか?
道路交通法施行規則では、修了検定に合格しなかった人は、1時限以上の技能教習を受けてから次の修了検定を受けることになっています。検定日や補習の予約の取り方は教習所ごとに違うので、案内で確かめてください。
脱輪したら自分の判断でバックしていいですか?
警察庁の実施基準では、脱輪したら直ちに止まり、乗り上げる前の地点まで戻って走り直すことになっています。後ろの安全を目で確かめてから、ゆっくり下がりましょう。
まとめ
- 場内の脱輪は小5点、中20点、大は検定中止
- 分かれ目は、乗り上げ・落輪してから約1.5m未満で止まれるかどうか
- 何回までという上限はなく、ほかのミスとの合計で合否が決まる
- 脱輪したら、止まって乗り上げる前まで戻り、走り直す
- 脱輪を減らすには、コースに入る前の速度と位置を整える





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